作品紹介
公開年月 | 2015/08/14 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ドナルド・ファーマー |
脚本 | ドナルド・ファーマー |
製作 | オーロラ・アダムズ、アレックス・ブリス、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
邪教に魅入られた修道女が何人も殺害するが、その目的は復讐する為の儀式に過ぎなかった。
湖に姿を現した修道女は生贄を捧げると、悪魔は凶暴で巨大なホオジロザメに憑依する。
1年後、何も知らず湖に遊びへやって来たエミリーたちは悪魔の憑依されたホオジロザメに襲われるのだった。
登場人物&出演者
・エミリー(演:チャニング・ドットソン)
主人公。仲良し三人組の中でリーダー的な存在。恋人に浮気されているアリを心配する。
チャニング・ドットソンは本作が映画デビュー作となっています。
描写的には主人公っぽい感じだったが、特に何かをしたワケじゃなく、気づいたら悪魔に憑依されていました。
見た目としては安っぽいケイト・ベッキンセイルという感じでした。
・アリ(演:アンジェラ・ケレツ)
仲良し三人組の一人。ボビーという恋人に浮気されているが、それでも別れられない。
アンジェラ・ケレツは45作に出演し、映画監督、脚本家、映画プロデューサーと幅広く活躍しています。
一番ビッチに見えるけど、実は心配性なエミリーを気遣うちゃんとした人でした。
悪魔に憑依されたホオジロザメに噛まれて、人を食らうようになるという設定になる。
・ローレン(演:マディソン・カーニー)
仲良し三人組の一人。湖に行く事に対してずっと文句を言っている性格ブス。
マディソン・カーニーは代表作に『Hindsight 2020』があります。
アリが噛まれてもニヤニヤしていて、男とデートしている様子も演技って感じがした。
とにかく、やる気がないように見えるヘタクソな演技がずっと気になった。
・ナンシー・チェイス(演:ローニ・ジョナ)
ゴースト・ワッカーズという番組のホスト。超常現象調査官として現場で霊と交信する。
ローニ・ジョナは代表作に『The Zombie Movie』、『Selling Stupid』などがあります。
家庭用ビデオカメラを持つ大柄のカメラマンとともに現場へ超常現象を調べてに来る。
悪魔と交信してトランス状態になって、番組を盛り上げようと体を張ります。
白い肌と赤髪が似合う美人だが、スタイルは残念すぎるという天が二物を与えなかった。
・マイケル神父(演:ボビー・ケレツ)
双子の弟が湖で亡くなっている。その原因を探ろうと湖へとやって来る。
ボビー・ケレツは代表作に『猿の惑星:創世記』があります。
実際にホオジロザメと対決すると思えば、憑依されたアリとしゃべるだけでした。
しかも、『エクソシスト』から堂々とゲロをパクっていて、それを浴びる役になりました。
驚く事にアリは彼の妻であり、二人で無意味に湖で戯れるシーンはその証拠となります。
感想
個人的な評価
タイトルにはなっていないが、ある意味、本作は『vs』シリーズと言える。
悪魔の取り憑かれたホオジロザメと、弟を亡くした神父との戦いという感じだろう。
ただ、パッケージにあるような対決ではなく、普通に神父と取り憑かれた女がしゃべるだけ。
そもそも、ホオジロザメに悪魔と憑依させた修道女がリンダ・ブレアという名前。
そう、リンダ・ブレアは『エクソシスト』の主人公を演じた女優の名前です。
まさか堂々と使うなんて逆に潔すぎてツッコミさえも忘れてしまいます。
一応、本作はサメ映画に属しているが、当然のように金がないからサメのCGはヒドイです。
限られたパターンしかないので、何度も使うのは当たり前であり、何より人を直接襲うシーンは一つもありません。
ただ、水に入った演者がサメに食われているような演技をするだけです。
その演技が一回だけならしょうがいないと思うが、何度も同じパターンを見せられたら、そりゃ怒ってもいいと思います。
本作は80分程度であるが、本編は70分ぐらいであり、あとはどうでもいいシーンで尺稼ぎをしています。
物語とは直接関係ないシーンを延々と見せられるのは本当に苦痛で仕方ありません。
そして、肝心のエクソシスト的な神父だが、「お前は何をしに来た」と言いたいほど役に立たなかったのです。
一応、アリに取り憑いた悪魔を自分に憑依させたが、特に対策をしていないから犬死にするだけという意味の分からない犠牲になりました。
本作は正真正銘のクソ映画であり、これを商品化している製作側の強気な態度は褒めるべき。
DVDで買うとしたら3000円になるが、どんな人が買うのか気になりました。