マッドネス/闇に潜む者 VD-345

作品紹介

公開年月  2017/10/17
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  クリス・ブロードハースト、ジェームズ・ブロードハースト
脚本  クリス・ブロードハースト
製作  クリス・ブロードハースト、ジェームズ・ブロードハースト
製作国  オーストラリア
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

オカルトスポットとして有名な廃墟と化した古い発電所にアンドレ、ローワン、マイケルの三人組が訪れる。
建物内の壁一面はスプレーの落書きで埋め尽くされ、地面には注射針が散乱し、誰かがいた痕跡が残されていた。
異様な雰囲気に動揺を隠せないローワンとマイケルとは違い、興味津々なアンドレは地下道へ続く階段を発見するのだった。

登場人物&出演者

アンドレ(演:クリストファー・サンソニ)
三人組の一人。有名ブロガーの記事を見て、廃墟と化した古い発電所に二人を連れて来た。
クリストファー・サンソニは代表作に『The Decadent and Depraved』などがあります。
イキがっているローワンと、足を引っ張るビビりなマイケルが言い争う時に仲裁している。
ガスマスクの男に遭遇してマイケルが逃げ出し、ブチ切れるローワンを抑えて落ち着かせた。
脱出をするべく合流したリアム二手に分かれるが、彼の案内で目的だった工業薬品を発見。
最後はガスマスクの男だったリアムに襲撃され、抵抗もできないまま呆気なく殺された。

ローワン(演:ジェームズ・ブロードハースト)
三人組の一人。常にイキがっている。女々しい性格のマイケルに対して嫌味を言い放つ。
ジェームズ・ブロードハーストは共同監督を務め、本作が長編映画デビュー作となります。
廃墟に来てからもずっとイキがっていて、アンドレに止められた破壊行為をしてしまう。
ガスマスクの男に遭遇して強気に出ようとしたが、マイケルが逃げ出したので仕方なく追う。
懐中電灯をムダに使ったせいで早々に切れてしまい、ガスマスクの男に襲われる逃げ出す。
最後はマイケルを置いて脱出するが、ガスマスクの男に追われ、首を絞められて死んだ。

マイケル(演:トリスタン・バルズ)
三人組の一人。二人の足を引っ張っている。廃墟に向かうまで後部座席でずっと寝ていた。
トリスタン・バルズは代表作に『Black Ghost』、『Ten:The Sacrifice』などがあります。
ローワンから何か言われても気にせず、廃墟に入ってからビビりモードを発動していた。
ガスマスクの男に遭遇すると、すぐに逃げ出してパニック状態でアンドレの言葉で落ち着く。
転んで注射針が腕に刺さったせいで体調が悪化し、ローワンと行動するも置いて行かれる。
最後はガスマスクの男を殺し、一人ぼっちになると、ガスマスクを装着して後を引き継いだ。

リアム/ガスマスクの男(演:ジャスティン・バーフォード)
アンドレたちが迷っていた時に遭遇した男。数日も廃墟で迷っていて脱出できずにいた。
ジャスティン・バーフォードは代表作に『These Final Hours』、『Foreshadow』がある。
アンドレと同じ目的で工業薬品を探し出し、様々なドラッグに使おうと考えていたという。
二手に分かれて脱出経路を探すローワンとマイケルを待たず、アンドレに薬品の場所を案内。
薬品を嗅いでテンションが上がってアンドレを殺し、続けてローワンとマイケルを追撃する。
最後は一人で逃げたローワンを絞殺するが、背後から現れたマイケルにバールで殺された。

ベン(演:クレイグ・ヴァン・ワールデンブルグ)
有名なブロガー。廃墟と化した古い発電所をカメラに記録し、自分のブログに投稿していた。
クレイグ・ヴァン・ワールデンブルグは代表作に『A Few Less Men』、『The Decadent and Depraved』などがあります。
その記事を見たアンドレがやって来るキッカケを作るが、何者かに襲われて行方不明になる。

感想

個人的な評価

本作は共同で監督と製作を務めているブロードハースト兄弟による作品となります。
自主製作の低予算映画となっており、廃墟がそのまま舞台として使っているようです。
基本的にブロードハースト兄弟が頑張って色々とやっていて、片方は出演までしています。
登場人物は廃墟を訪れる三人組と、その後に合流する迷子、あと男女のカップルというコンパクトな感じになっています。
物語のほとんどは三人組の言い争いと迷っている事がメインとなって、時々、ガスマスクの男が襲ってくる構成です。
当初はもっと三人組がガスマスクの男に追い詰められる展開だと期待していたが、当たり前のように裏切ってくれました。
上述のように廃墟を脱出する事がメインとなって、三人組のくだらない言い争いがあって、ガスマスクの男についても説明がほぼない。
結局、合流した如何にも怪しいヤツがガスマスクの男だったが、暴走していたのは工業薬品を吸ってハイになっていたとしか予想するしかない。
ラストについても予想できる展開というよりは、そうじゃないと説明がつかない流れだったので納得はできました。
もちろん、それは作品の面白さを肯定するワケじゃなく、流れとしてだけで本作は決して良作ではありません。
ゴミ映画まではいかないが、クソ映画というほど魅力的な部分はなく、時間と金をムダに浪費したい人でも楽しめないかもしれない作品です。