ダーティー・コップ RE-2390

作品紹介

公開年月  2016/08/20
ジャンル  サスペンス/犯罪
原作  なし
監督  アレックス・ブリュワー、ベンジャミン・ブリュワー
脚本  ベンジャミン・ブリュワー、アダム・ハーシュ
製作  モリー・ハッセル、ブラクストン・ポープ、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ラスベガスでうだつの上がらない日々を送る中年警官のストーンと同僚のウォーターズ。
ある日、盗難車にドラッグを隠し持っていたケチな売人が多額の保釈金で釈放されている事に気づいた。
保釈金の出所をたどり、ホテルでの危ないビジネス、その金の行き着く金庫があると突き止めた二人。
そこで二人は人生を変えるべく、誰も殺さず、誰にも知られず、その金を強奪しようと計画を立てるのだった。

登場人物&出演者

ジム・ストーン(演:ニコラス・ケイジ)
主人公。警部補。上司に意見をしても無視される。思い立ったらすぐに行動するタイプ。
ニコラス・ケイジは近年の出演作に『スノーデン』、『パシフィック・ウォー』があります。
ある調書で人生を変える計画を立て、その為にはどんな事でもするという危ない人物。
一見して物事を軽く考えているが、それは綿密な計画に裏打ちされた自信の現れでもある。

デビッド・ウォーターズ(演:イライジャ・ウッド)
主人公。巡査部長。代わり映えのない退屈な日々を送る。ストーンが持ちかけた計画に乗る。
イライジャ・ウッドは近年の出演作に『ラスト・ウィッチ・ハンター』、『ゾンビスクール!』などがあります。
デビッドに巻き込まれる形になるが、すぐに行動する彼を抑制する重要な役目を果たす。
更に金庫を破る為のドリルを購入する金までも調達するという実は有能な人物である。

アパートの女(演:スカイ・フェレイラ)
ジムとデビッドが狙う金庫があるアパートの上階にいたコカイン中毒の女。
スカイ・フェレイラは代表作に『グリーン・インフェルノ』があります。
三歳の息子がいて、たまたまアパートでコカインをやっていて不運にも捕まってしまう。

感想

個人的な評価

監督と脚本を務めるブリュワー兄弟にとって長編映画デビュー作となる。
ブリュワー兄弟はミュージックビデオで監督として活躍していました。
本作は1960年~90年代にかけてボストン警察で起きた事件をモチーフにしている。
その為、本作は現代というよりは少し古い年代を意識した作品となっています。
ハッキリ言って、劇場版としてインパクトに欠けるし、迫力がほぼない。
本作は映画館よりも家でレンタルしたDVDで鑑賞するレベルである。
しかし、主演にはニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドが務めています。
この二人が出ているだけで価値のある作品だと言えるだろう。
それでも作品自体が地味なので、どうしても見応えがないように感じられる。
本作の魅力はニコラス・ケイジの軽さ、イライジャ・ウッドの真面目さがウリでしょう。
そんな二人が原題にもある「信頼」によって計画を進めていきます。
もちろん、クライマックスには作品のテーマである「信頼」が崩壊する。
その過程をどう描くのかが見物だったが、作品の雰囲気同様に地味な感じでした。
頼みのニコラス・ケイジは発狂するもすぐに退場するから微妙な盛り上がりに。
命の危険を感じて逃げるイライジャ・ウッドも、呆気ない幕切れで物足りない終わり方に。
全体的に本作は地味であり、盛り上がるはずのクライマックスまでも地味だった。
やはり、映画館にワザワザ鑑賞するレベルではなく、レンタルだけで充分の内容でした。