作品紹介
公開年月 | 2016/01/02 |
---|---|
ジャンル | ホラー/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ジョシュ・フォーブズ |
脚本 | クレイグ・ウォレンジャック |
製作 | J・D・リフシッツ、ラファエル・マーグレス |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
絶世の美女サマンサが生ける屍と化して街を混乱に陥れた事件の翌日。
サマンサと性交渉をして病原菌を移したとされる男BJは、警察から性的暴行の容疑で指名手配されていた。
一方、サマンサが辛うじて意識を保っていた時に関係を持ったライリーは、病院で性病の検査を受ける。
その結果は陰性で安堵したライリーだったが、その翌日からサマンサと同様に体が異常な変化が起き始めるのだった。
登場人物&出演者
・ライリー(演:マット・マーサー)
主人公。サマンサに想いを寄せいていた。彼女がゾンビ化する前に関係を持ってしまう。
マット・マーサーは51作に出演し、代表作に『エアポート2014』があります。
前作で暴走したサマンサと関係を持ってしまったせいでゾンビ化していく。
その中で警察が追っているBJが彼に接触するも意識が飛んでいた。
サマンサの症状と同じようにゾンビ化していくが、カギを握るBJを探す事に。
どうやら他の人よりも耐性があって、なかなかしぶとくゾンビ化しなかった。
・ヤング(演:マリアンナ・パルカ)
サマンサと関連するBJという男を追う刑事。少ない手がかりがBJの居場所を探り当てる。
マリアンナ・パルカは26作に出演し、他に映画監督や脚本家としても活躍している。
見事にBJの隠れ家を見つけて彼の実験体を始末して証拠品を持ち出す。
何かとタイミング良く登場するが、最後はライリーが収容された病院に行く。
ここでBJが現れ銃を乱射されて脚を負傷。情けなく泣きわめくという残念な姿に。
・BJ/ブレント・ヤフィー(演:モーガン・ピーター・ブラウン)
サマンサをゾンビ化させた張本人。警察から性的暴行の容疑で指名手配されている。
モーガン・ピーター・ブラウンは38作に出演し、代表作に『人喰いトンネル/MANEATER-TUNNEL』があります。
サマンサの置き土産がライリーに移り、なぜかずっと彼をピッタリと監視する。
何かの実験をしているのは分かるが、詳しい事をすべて省かれているので動機が不明。
最後はライリーのいる病院で自爆テロをしようとするが、ゾンビと化した彼に噛まれる。
・ハーパー(演:アンナ・ロア)
ライリーの祖母を定期的に診察している医大生。ライリーに気があった。
アンナ・ロアは14作に出演し、本作が映画初出演となっています。
ライリーとデーとしてキスした事で感染し、なぜか彼より早く症状が進行した。
・ブレンダ(演:ローレル・ベール)
ライリーの姉。妊娠中で結婚して8ヶ月目の新婚。本の出版を控えていた。
ローレル・ベールは32作に出演し、代表作に『Delivery』があります。
弟のライリーや彼が連れてきたハーパーに対しても嫌味を言う仲の悪い姉弟。
・ゼイン(演:チャーリー・クーンツ)
前作ではサマンサの古い知り合いとして登場。ヤクを売りさばく何でも屋。
チャーリー・クーンツは28作に出演し、代表作に『Community』などがあります。
ライリーに銃を渡すもBJの居場所を教えるように脅されてしまう。
感想
個人的な評価
前作では絶世の美女と言っても過言ではないサマンサが徐々にゾンビと化す。
あれだけ美しい女性が腐敗して、崩れていく様子は空しさがありました。
なんと言っても、ナジャラ・タウンゼントを主人公にしたのが非常に大きい。
そんな本作は前作の終わりから始まるが、主人公はもちろん、サマンサと関係を持ってしまったライリーとなります。
前作では脇役レベルでサマンサから置き土産をされるろという残念な役回りとなった。
本作では堂々と主人公として登場するが、サマンサの置き土産によってゾンビ化していく。
やはり、前作はサマンサを演じたナジャラ・タウンゼントの存在が非常に大きかった。
それを引き継ぐ形となるライリー役のマット・マーサーだが、残念ながら足りない。
マット・マーサーでは魅力がないので、本作は事件の真相を追っていくサスペンスになる。
タイムリミットがある中でカギを握るBJを探すという緊張感を演出している感じです。
ただ、すでに色々と種明かしされているので、ここは監督の演出力がすべてとなる。
残念ながら本作で黒幕だと思われたBJは単なる使いっ走りという結果に。
そもそも本作でゾンビ化の元凶を明かすつもりがなく、観ている側を揺さぶるだけの作品。
どうやら製作側はまだ続編を作りたいようだが、さすがにムリがあると言える。
一作目が良かっただけに本作はそれと比べて劣っているのは言うまでもないだろう。
そもそも、前作はナジャラ・タウンゼントを主人公にしているのが大きいな魅力。
ナジャラ・タウンゼントが出ないなら、もはや、このシリーズは本作で終わらせるべき。
下手にシリーズ化してしまうと、自ら作品の良さを低下させる残念な結果になる予感がする。