アイス・ジョーズ VD-187

作品紹介

公開年月  2014/01/01
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  スコット・ホイーラー
脚本  キース・ショウ
製作  ジェイコブ・シルヴァー、デヴィ・シン、ほか
製作国  カナダ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

スプリング・シーズンを迎えたマンモス・マウンテンでスキー客が次々と失踪し、それは山に伝わる伝説の怪物「スカッカム」の仕業だと噂される。
姿を現したモンスターは雪の中を猛スピードで泳ぎ、地上の獲物に食らいつく獰猛な人食いサメ“スノー・シャーク”と判明する。
神出鬼没のスノー・シャークを撃退するべく、保安官のアダムや海兵隊員のウェイドは決死の戦いを挑むのだった。

登場人物&出演者

ウェイド(演:アレクサンダー・メンデラック)
海兵隊員。二年間の遠征派遣を終えて帰ってきて、マンモス・マウンテンで過ごす事に。
アレクサンダー・メンデラックは代表作に『トワイライト/初恋』、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』などがあります。
不出来な弟をいつも心配していて、戻らなかった事を気にするも恋人との熱い時間を過ごす。
デイルが無視し結局自分で裏山まで探しに行き、スカッカムと遭遇してアダムたちと逃げた。
弟を諦めてスキー場に危険を知らせ、アダムと協力して撃退しようとするも通じず。
最後はシャーマンの末裔がトーテムを建て直し、マディソンとディアナとスキー場を出た。

マディソン(演:ケル・キャントウェル)
ウェイドの恋人。二年間もウェイドの帰りを待っていて、ずっと欲求不満だった。
ケル・キャントウェルは代表作に『デッドガール』、『パーフェクト・ガイ』があります。
弟の行方が分からなくて心配するウェイドを余所に彼を誘ってベッドで熱い時間を過ごす。
ずっと弟が気がかりなウェイドに何度も甘い言葉をかけて、楽しい時間を過ごしたい。
結局、裏山でウェイドの弟を探しに行くと、スカッカムを目撃し、アダムたちと逃げた。
最後はシャーマンの末裔がトーテムを建て直し、ウェイドたちとスキー場を後にした。

ディアナ(演:ケイト・ノタ)
海洋生物学者。マンモス・マウンテンに住んでいる。保安官と結婚して子供を望んでいる。
ケイト・ノタは代表作に『トランスポーター2』、『地底の呻き』などがあります。
みんながパーティで遊んでいる間、夫とロブスター料理を作って子供を授けようとする。
過去に両親がスカッカムに食われてしまい、ダフィーが彼女を助けていたという。
スカッカムの脅威を町長に申し立てるも無視され、スキー場も襲われて逃げていた。
最後はャーマンの末裔がトーテムを建て直しおかげで助かり、そのままスキー場を後にした。

アダム(演:リチャード・グリーソン)
マンモス・マウンテンを管轄にしている保安官。海洋生物学者のディアナと一緒に暮らす。
リチャード・グリーソンは代表作に『Los Patriotas』、『The Sandman』などがあります。
いつも平和であるマンモス・マウンテンを巡回し、スキーヤーたちに軽く注意している。
別の女性がやって来ていとこが行方不明だと聞いて、探しに行くとウェイドたちと合流する。
そこでスカッカムを目撃するが、曖昧な状況を説明して町長から解任されてしまう。
最後はディアナたちを助けようとするが、当然のように銃が効かずスカッカムに食われた。

デイル(演:エリック・スコット・ウッズ)
マンモス・マウンテンのスキー監視員。元オリンピック選手でメダルをもらっている。
エリック・スコット・ウッズは代表作に『人間科学兵器ミレニアム・マン』、『ビーチ・シャーク』などがあります。
スカッカムが出現したとパーティを台無しにするダフィーに脅迫のような言葉を浴びせた。
弟が行方不明となって裏山を探したいと申し出たウェイドを迷惑そうにあしらった。
町長とスキー場と結託してアダムを保安官から引きずり下ろし、何もいないと主張していた。
最後はスカッカムを目撃して大ケガを負い、囮となって助かったと思ったら食われてしまう。

ダフィー(演:ジェームズ・ウイメ)
マンモス・マウンテンに住んでいる老人。やって来る若い娘を見てヨダレを垂らしている。
ジェームズ・ウイメは本作は長編映画デビュー作となります。
ちょうど女の子を見ていた時にスカッカムを目撃し、パーティの場所でみんなに言う。
すぐにデイルがやって来て、脅迫のような言葉で二度と言わせないように警告をされた。
保安官を解任されたアダムが釈放し、犬の様子を見るもすべて食われて復讐に駆られる事に。
最後は復讐の為に戻ってくるが、結局食われて反撃するも通じず、ウェイドが安楽死させた。

ラース(演:ベンジャミン・イースターデイ)
マンモス・マウンテンのオーナー。保安官とは親しい。春休みシーズンで金と女を求める。
ベンジャミン・イースターデイは代表作に『ファイヤードラゴン』、『ジュラシック・シティ』などがあります。
いとこが行方不明だと言ってきた女性を軽くあしらい、言葉が分からない女性に言い寄った。
スカッカムが出現したとアダムたちが主張するが、やって来た町長と結託して無視した。
このままではスキー場の経営ができなくなると思い、アダムを解任させてデイルを後任に。
最後は不可解な出来事で町長に文句を言うが、事務所が雪崩に呑み込まれてそのまま死亡。

ヒロ(演:エイミー・ニン)
マンモス・マウンテンにやって来たスキー客。一人で来ていて英語がまったくしゃべれず。
エイミー・ニンは本作が長編映画デビュー作となります。
いとこが行方不明と訴える女性の口説きに失敗したラースに声をかけられていた。
リフトではなぜか口説かれるが、当然のようにカタコトでしか話せずそのまま別れた。
最後はスカッカムのトーテムをマイペースに建て直し、地味にサメたちを撃退した。

感想

個人的な評価

本作はアルバトロスフィルムから配給された作品となります。
サメ映画というのは無限の可能性を追求したジャンルに昇華しています。
特に本作はバカ映画の部類に入る作品であり、砂浜の中を泳いだり、実体がなかったり、核融合をしたりと様々なサメなどが登場してきました。
そんな本作はついにサメの領域を超えたタイトルが示すように雪山の中を泳ぎます。
とは言っても、今回のサメは実体がない幽霊とも言える状態で、雪山に『ゴースト・シャーク』が出たような感じになる。
スキー場でなぜかビキニで滑る女性客がいて、ある意味、サメ映画のサービスシーンを強引に取り込んでいました。
場所が海ではなく雪山なのでオリジナリティがあるように見えるが、実際の構成は王道のサメ映画をやっているだけでした。
登場する女はみんな欲情している感じで、逆に男の方が大人しいような印象を受ける。
本作に登場するサメは昔から伝わる伝説の存在で、幽霊みたいな感じなので当然のように銃はまったく通じません。
そうなってしまうと、王道的な解決方法である爆発四散ができず、幽霊にはそれを鎮めるトーテムの建て直しが必要である。
ただ、そのトーテムは壊れているワケじゃなく、単純に倒れているだけで建て直せば再び封印されるという雑な設定。
ちゃんと建てれば問題なく封印するが、また倒れたら復活する頼りない感じはギャグとしか思えなかったです。
クライマックスでは主人公たちが奮闘している中、山奥に行ったシャーマンの末裔がマイペースにトーテムを建て直すシーンもコントにしか見えず。
そもそも物語とはほとんど関係ないエピソードや登場人物が多く、サメを退治したのは奮闘していないシャーマンの末裔というオチもなかなかヒドイ。