ビデオゲーム:THE MOVIE VD-38

作品紹介

公開年月  2015/05/23
ジャンル  ドキュメンタリー
原作  なし
監督  ジェレミー・スニード
脚本  ジェレミー・スニード
製作  ジェレミー・スニード
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

クラウドファンディングで10万ドル以上を集め、その製作費により実現したビデオゲームの進化について迫るドキュメンタリー映画。
インベーダー、パックマン、スーパーマリオ、ストリートファイターⅡなど、メタルギアソリッドの小島秀夫監督を含めた開発者たちが語る。

出演者

・ノーラン・ブッシュネル
・クリス・ハードウィック
・ウィル・ウィートン
・デヴィッド・クレーン
・アリソン・ヘイスリップ
・小島秀夫

感想

個人的な評価

本作ではゲームの誕生から現在、更に未来はどのように進化していくかを語る。
個人的には昔からゲームをしていたゲーマーの一人なので、実に興味深い内容である。
逆に本作はゲーマーじゃない人、ライトにゲームやる人には「ふーん」という内容だろう。
しかし、本作では最初のゲームから今日のゲームがどれだけ進化したのかが分かる。
まったく知らなかったが、本作では“ビデオゲームの父”がノーラン・ブッシュネルという人だと分かります。
彼は世界で最初に作られたビデオゲーム専門の会社『アタリ』の創業者である。
アタリのゲームは自分と無関係だと思っていたが、過去に『Atari 2600』を従兄弟の家でやっていたのを思い出した。
日本にいたら『Atari 2600』をやる機会がないだろうが、自分は環境が違っていたので、その機会に恵まれていた。
自分にとって最初に触ったゲームは通常のコンロローラーではなく、ジョイスティックのゲームだった事を思い出させたくれた。
とにかく、本作ではゲームの開発者はもちろん、著名な俳優や作家なんかのゲーマーも登場して語ってくれます。
更にゲームというコンテンツは映画や音楽とは似て非なるモノだという説明も面白い。
音楽は遠い昔からあって、映画は100年以上の歴史を持つが、ゲームはまだ半世紀程度のコンテンツである。
だが、その可能性は映画や音楽を超えたモノであり、逆にそれらの要素を取り込むほど大きな可能性を持っている。
現在では3Dがメインとなっているが、そのうちバーチャル世界が展開されるだろう。
未来のゲームは楽しみであり、それは過去の遺産があるからこそ進化ができる。
ゲームは毒だとか、ゲームは暴力を増長させるとか、未だにそんな寝ぼけた事を言っている人たちは現実にいる。
だけど、ゲームというのは立派な文化であり、立派な芸術でもあり、立派な技術の塊でもあるという事を主張しています。
これについては全面的に肯定しますし、頭の固い人たちは単に認めたくないのだろう。
今後のゲーム業界はますます進化していくだろうが、それはどこまで行くのは楽しみである。