トウキョウ・リビング・デッド・アイドル RE-2941

作品紹介

公開年月  2018/06/09
ジャンル  ホラー/アクション
原作  なし
監督  熊谷祐紀
脚本  熊谷祐紀
製作  梅村昭夫、三宅容介、ほか
製作国  日本
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

東京、ゾンビが発生する世界で三人組のアイドルユニット「TOKYO27区」の人気アイドル、神谷ミクはライブ終了後にゾンビに噛まれてしまう。
ゾンビ化までのタイムリミットは72時間で、感染者は強制収容され抹殺する世界で、ミクは生きる道を求めて逃亡するも全国指名手配となる。
町をさまようミクは偶然見つけた探偵事務所の犬田に助けを求め、ゾンビ血清を探す為に歩き出すのだった。

登場人物&出演者

神谷ミク(演:浅川梨奈)
主人公。アイドルユニット「TOKYO27区」のメンバー。プロ意識が高く必死にやっている。
浅川梨奈は「SUPER☆GILRS」に属し、映画の代表作に『鐘が鳴りし、少女たちは銃を撃つ』などがあります。
深夜の番組を得て有名になろうとする矢先、ゾンビに噛まれるが誰も助けてくれず逃げ出す。
両親がすでに他界しており、なんとか有名になろうとして必死に頑張っていたという。
犬田や如月の助けでなんとかアリシアのいる研究施設に来るが、自我ゾンビに襲われる。
最後は犬田の犠牲でアリシアから血清を打って、ゾンビ化を阻止してモエとユリとも再会。

三浦モエ(演:阿部夢梨)
アイドルユニット「TOKYO27区」のメンバー。性格はマイペースで踊りが苦手。
阿部夢梨は「SUPER☆GILRS」に属し、本作が長編映画デビュー作となります。
ミクから注意を受けてもヘラヘラしていたが、彼女がゾンビに噛まれても見ているだけ。
ゾンビ化して逃亡したミクが全国指名手配となり、ユリとともに記者会見で謝罪をしていた。
記者会見でみんなが敵になっても、ずっと味方でいる事をハッキリと宣言していた。
最後はゾンビ克服の出陣をメールで送られ、助ける為に空手着を着てユリと一緒に来た。

福利ユリ(演:尾澤ルナ)
アイドルユニット「TOKYO27区」のメンバー。ユニットのリーダーだが歌は下手である。
尾澤ルナは元「SUPER☆GILRS」のアイドルであり、本作が長編映画デビュー作となります。
リーダーとして反論するも人気のあるミクに負けて、彼女がゾンビに噛まれても何もせず。
逃亡したミクが全国指名手配となり、リーダーとしてユリとともに記者会見で謝罪をする。
記者会見でケンカを最後にしたくないと話し、無事に再会する事を強く望んでいた。
最後はゾンビ克服の出陣をメールで送られ、助ける為にボウガンを持って駆けつけた。

吉岡(演:中山優貴)
アイドルユニット「TOKYO27区」の熱烈なファンにして、神谷ミクを崇拝するオクタ1号。
中山優貴はボーカルグループ「SOLIDEMO」に属し、映画の代表作に『魔術はささやく』などがあります。
ミクがゾンビに噛まれて長岡とともにショックを受けるが、ミクを助けようと探していた。
どこかにいるミクを見つけるべく、「ミクのフォース」を感知すればいいと提案する。
最後はミクが歌っているところに遭遇し、ゾンビに襲われる長岡を助けるも結局は殺された。

長岡(演:山口智也)
アイドルユニット「TOKYO27区」の熱烈なファンにして、神谷ミクを崇拝するオクタ2号。
山口智也はボーカルグループ「SOLIDEMO」に属し、元モデルとしてファッション担当する。
ミクがゾンビに噛まれて吉岡とともにショックを受けるが、ミクを助けようと探していた。
なんとかミクを見つけたい気持ちが先行し、吉岡とともにフォースを感じる踊りを披露。
最後はミクが歌っているところに遭遇すると、ゾンビたちから助けようとして食い殺された。

情報屋K(演:井澤勇貴)
犬田と繋がりのある情報屋。仕入れた情報を犬田に流す。警視庁にハッキングできる。
井澤勇貴は代表作に『メサイア/深紅ノ章』、『岡野教授の千年花草譚』などがあります。
神谷ミクの大ファンであり、サインなどを報酬として受け取って犬田に情報を与えた。
最後はミクの為だとして危険を冒してまでハッキングし、犬田の前から立ち去った。

如月(演:星守紗凪)
日本ゾンビ狩猟教会の会長の娘。幼くしてゾンビハンターの父とにより才能を開花させる。
星村紗凪は声優として活躍し、映画の代表作に『ジャンクション29』があります。
高校の制服を着て常に日本刀を持ち、ゾンビを見かけると真っ先に切りつけて倒している。
会長からの命令でミクを殺すように言われるが、実は根っからのファンで助け出す。
アリシアの居場所を知っていて、ミクと犬田を連れて蜘蛛沢の研究施設へ連れて行く。
最後は自我ゾンビと対決して相打ちになるが、ゾンビ化から治療した能力で回復していた。

犬田(演:尚玄)
ワンダフル探偵社を経営している。他社で断れる案件を引き受けるキャッチコピーを持つ。
尚玄は代表作に『ハブと拳骨』、『新撰組オブ・ザ・デッド』などがあります。
ほとんどの案件は浮気調査で貧乏であり、移動手段は徒歩という地味な調査方法を取る。
駆け込んできたミクの言葉に突き動かされ、ゾンビを治療する薬を求めて一緒に調査する。
如月の案内でアリシアにいる研究施設に張り込み、自我を持ったゾンビたちに遭遇する。
最後はアリシアの元へ向かわせて、日本兵ゾンビに蜂の巣にされるも手榴弾で自爆した。

蜘蛛沢真介(演:福地慎太郎)
医学博士。日本ゾンビ障害の認定医、日本医師ゾンビ会認定産業医、ゾンビ感染難病指定医。
福地慎太郎は代表作に『痴漢男』、『BOYSLOVE』などがあります。
下半身不随で車椅子に座りながら、カメラに向かってゾンビについて語りかけている。
ゾンビを使って様々な人体実験を施しており、臓器栽培や家畜として作るも反対されていた。
そこで日本ゾンビ狩猟協会に雇われ、新種のゾンビを作り出して互いの利益を生み出す。
実際に作り出した新種のゾンビは自ら考える事ができて、アリシアを狙っている言い出す。
最後はカメラの前で高らかに笑っているところにゾンビが侵入し、呆気なく食い殺された。

アリシア・セショーノワ(演:古泉千里)
ミクの熱烈なファンがゾンビの治療薬が可能だと示した謎だらけの美女ゾンビ。
古泉千里は本作が長編映画デビュー作となります。
最後はミクに血を採らせてゾンビ化を食い止め、彼女たちに連れ出されて外へ出た。

感想

個人的な評価

本作はアイドルユニット『SUPER☆GIRLS』の浅川梨奈が主演を務めている作品となります。
監督は『ラーメン食いてぇ!』で知られる熊谷祐紀が務めています。
本作は典型的なアイドル映画であり、同時に低予算映画なので多くを求めちゃいけない。
基本的に主人公のミクを演じている浅川梨奈が好きな人じゃないと鑑賞が厳しい可能性があるかもしれないだろう。
低予算ゾンビ映画の類であるが、意外にも利権や権力について頑張って語っていました。
こういうタイプの映画というのはある程度自由が利くので、ついつい欲張っていらないキャラクターを大量に投入するパターンが多い。
本作でもゾンビハンター四天王がちょろっと出てくるが、日本刀を振り回している時点で如月というキャラクターと被っている。
他に日本なのに銃を持っていたり、噛まれるリスクが高いのに格闘技で挑んだり、見せ場すらないナイフ使いまで出てくる。
ストーリーはかなりツッコミどころ満載だが、唯一、アクションだけは頑張っていました。
相当トレーニングを積んだと思われ、自我ゾンビの一人に亜紗美が出ている点でも評価したいと思います。
アイドル映画なので過剰な期待をしていなかったが、思いの外、アクションや自我ゾンビのキャラクターが良かったです。
日本兵、豚頭、亜紗美ともっと早く登場させるべきで、ゾンビハンター四天王はなんだったのかと思うほど無意味でしたが。
ゾンビはハイブリッド型だけど、主人公たちがいる場所まで走っていくが、近くまで来ると突然思い出したかのようにノロノロと歩き出すギャグを展開してくれる。
結局、主人公たちの見せ場の為だけにいる存在で、あくまで自我ゾンビたちを引き立てるだけでほとんど無害にも見えてきてしまうぐらい扱いが悪い。
最初からアイドル映画を見下していたが、アクション面だけは面白い作品だったと思います。