作品紹介
公開年月 | 2009/08/28 |
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ジャンル | ホラー/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | デヴィッド・R・エリス |
脚本 | エリック・ブレス |
製作 | クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
壮絶な遊園地での事故から数年後、大学生のニックは恋人や友人らとマッキンレー・スピードウェイを訪れていた。
サーキット場での白熱したレースを楽しんでいたニックだが、連鎖したクラッシュが観客を巻き込む大事故の予知夢を見てしまう。
すぐにニックは周りの人間を巻き込んでその場から退避するが、死の運命は彼らを見逃してくれるはずもなかった。
登場人物&出演者
・ニック(演:ボビー・カンポ)
主人公。リストの10番目。サーキット場のちょっとした異変から大事故の予知夢を見る。
ボビー・カンポは代表作に『ヴァンパイア・バット/死蝙蝠の町』、『キューティ・ブロンド3』などがあります。
最初は誰にも信じてもらえず、ハントに止められるが、強引に周囲を巻き込んで外へ出た。
その後、次々と現場にいた人間が死んでいき、その法則性から対策を考えようとする。
一度は死を回避したと思われたが、順番が間違っていた事に気づいて他の人を助け出す。
最後は終わったはずの死の予兆を感じた瞬間、突っ込んできたトラックで壁に激突死する。
・ローリ(演:シャンテル・ヴァンサンテン)
リストの九番目。ニックの恋人。ジョナサンが前に来たせいで面白いところが見られず。
シャンテル・ヴァンサンテンは代表作に『あの日あの時愛の記憶』、『YOU and i』がある。
予知夢を見たニックが異変に気づいた事を察知し、騒ぎに乗じて外に出て助かる。
追悼式で今後の心配するニックに現実逃避させ礼を言ったサマンサを軽くあしらうビッチ。
ジャネットと映画館で映画を観ている時に予兆を感じるがニックのおかげで助かる。
最後はすべてが終わったと安心するがトラックが突っ込んで首の骨が折れて死亡。
・ジョージ(演:ミケルティ・ウィリアムソン)
リストの七番目。サーキット場の警備員。人種差別主義者のカーターに注意をしていた。
ミケルティ・ウィリアムソンは代表作に『フォレスト・ガンプ/一期一会』、『コン・エアー』などがあります。
予知夢を見たニックが騒いで、アンディと揉めたところで外へ連れ出して助かった。
過去に飲酒運転をして妻子を亡くし、それをずっと引きずって後悔していた。
すでに諦めていて何度も自殺を試みるが失敗し、連鎖が止まってニックたちと喜ぶ。
順番が違って病院に駆けつけるも間に合わず、帰る時に救急車に撥ねられて死亡。
・ジョナサン(演:ジャクソン・ウォーカー)
リストの六番目。レースが始まってニックたちの前に座ったカウボーイハットの男。
ジャクソン・ウォーカーは代表作に『グレート・ディベター/栄光の教室』、『42/世界を変えた男』などがあります。
予知夢を見たニックが騒ぎ、そのせいで席を移動せず大事故では重傷を負うも助かる。
病院で治療を受けていた時に上の階で風呂から大量の水が天井から漏れだして移動した。
しかし、這いつくばってベッドから出たが、間に合わずに落ちたバスタブに圧死する。
・ジャネット(演:ヘイリー・ウェブ)
リストの五番目。ローリの親友。ジョナサンが快く席を移動した事に感心をしていた。
ヘイリー・ウェブは代表作に『ハンティング・ゲーム』、『Single in South Beach』などああります。
予知夢を見たニックが騒ぐと、アンディと揉めている流れに乗って外へ出た助かる。
大事故によってショックを受け、追悼式には参加せずハントの軽い感じを注意していた。
洗車中に車のサンルーフに首を挟まれ、ブラシが来る寸前にローリたちに助けられる。
最後はニックとローリと楽しくお茶するが、突っ込んできたトラックに轢かれて死亡。
・ハント(演:ニック・ザーノ)
リストの五番目。ニックの親友。双眼鏡にバーボンを仕込んでサーキット場に持ち込む。
ニック・ザーノは代表作に『恋する妄想ガール』、『ミスター・サンタ探し』があります。
ニックが出ようとするが大金を賭けたので拒むが、周りを巻き込んで外へ出て助かる。
ラッキーコインを持っていて事件後に場違いな遊びをして、他の人から注意される。
他人事のように死の連鎖を考えていて、特にニックの対策をバカにするような態度を取る。
プールにコインを落として拾おうとして、排水口に尻を吸い込まれて中身が吸われて死亡。
・アンディ(演:アンドリュー・フィセラ)
リストの四番目。ナディアと一緒にサーキット場へ来ていた。何かと文句を言っている。
アンドリュー・フィセラは代表作に『アルファベット・キラー』、『アーマード/武装地帯』などがあります。
予知夢を見たニックが騒いで、前に倒れた拍子で巻き込まれて一緒に外へ出て助かった。
自動車修理工場で働いている時にニックたちがやって来て、死の警告を受けていた。
落ちたリールに栓を弾かれたガスボンベが胸部を直撃し、背後のフェンスに激突して死亡。
・サマンサ(演:クリスタ・アレン)
リストの三番目。夫と息子二人と来ていた。子供にタンポンを渡して耳栓代わりにする。
クリスタ・アレンは代表作に『ザ・コマンド』、『ペイチェック/消された記憶』がある。
予知夢を見たニックが騒いで、それに乗じて子供たちが逃げ出して追いかけて助かった。
友達に会うべく美容院に行くが、芝刈り機に呑み込まれた石が飛んで右目を貫通して死亡。
・カーター(演:ジャスティン・ウェルボーン)
リストの二番目。妻のシンシアと一緒に来ていた。人種差別主義者で黒人を嫌っている。
ジャスティン・ウェルボーンは代表作に『地球最後の男たち/THE SIGNAL』、『悪魔の毒々パーティ』などがあります。
予知夢を見たニックが騒いで、ビールをかけられた事でサーキット場の外に出て助かる。
追悼式では妻を救おうとしてジョージに止められてしまった事に対して怨みを抱く。
レッカー車のフックが足に引っかかり、引きずられて燃料タンクが倒れて炎上して爆死。
・ナディア(演:ステファニー・オレノ)
リストの一番目。アンディの恋人。何かと短気なアンディに少しばかり迷惑を被る。
ステファニー・オレノは代表作に『グランド・イリュージョン』、『フォーカス』がある。
予知夢を見たニックの騒ぎでサーキット場の外に出るが、飛んできたタイヤで左半身を粉砕。
感想
個人的な評価
本作はシリーズの四作目となりましたが、3D実写映画として過去最高の興行成績を記録して最大のヒットとなりました。
やはり、本作は3Dという事でそれを意識した演出があるけど、DVDで鑑賞しているので残念ながらその恩恵はほぼありません。
しかしながら、前作ではマイルドになってしまった死に方は本作からグロテスク度が再びパワーアップしています。
とにかく、冒頭からのサーキット場で起きる大事故が凄まじく、一度助かったはずの登場人物がいきなり死ぬところも新鮮でした。
ただ、前作からそうだったが、一作目から始まった連鎖との関係性が薄くなっている。
それに加えて、なぜか本作の吹き替えにクソみたいなタレントを主要人物に起用しているせいで最初から最後まで違和感がありました。
吹き替えの経験があるタレントならば、多少は聞けるレベルだが、本作ではお笑い芸人とアイドルが主人公とヒロインをやってしまっている最悪のキャスティングでした。
当然ながら他の登場人物たちとの吹き替えレベルが天と地の差があって、更なる違和感を生み出してしまっている残念さ。
吹き替えは別にして、本作はとにかくグロテスクで驚くような仕掛けとタイミングの死を演出して二作目を思い出させてくれます。
しかも、本作ではニックの予知はかなり万能になっていて、二重になっていた予兆を見抜くまでの発展をみせています。
ただ、一作目にあった死への緊張感、二作目のピタゴラ装置の仕掛けと比べるとどうしても見劣りしてしまう。
それに本作は呆気なく死んでしまうパターンが多く、必要な溜めというのが少なかった。
あくまで3D映像による迫力に力を入れてしまったのが原因だと言えるだろう。
それでも前作で失速したシリーズを復活させた点では本作は及第点だと思います。