ターミネーター:新起動/ジェニシス CI-6

作品紹介

公開年月  2015/07/01
ジャンル  SF/アクション
原作  ジェームズ・キャメロン 『ターミネーター』(リブート)
監督  アラン・テイラー
脚本  レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ
製作  デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  映画館

あらすじ

2029年、機械軍との壮絶な戦いを繰り広げた人類は、抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーの活躍で勝利を手にする。
追いつめられた機械軍はジョンを消し去る為、過去に殺人サイボーグのターミネーターを1984年に送り込み、ジョンの母サラ・コナーの殺害を謀る。
これを阻止する為に抵抗軍のカイル・リースが志願し過去へ向かうが、そこにたどり着いた彼は新型のターミネーターT-1000に襲われる。
その窮地を救ったのはタフな戦士サラ・コナーと敵だったT-800で、実はこの世界はカイルの知る過去とは別のタイムラインだと判明するのだった。

登場人物&出演者

カイル・リース(演:ジェイ・コートニー)
主人公。抵抗軍のメンバー。小さい頃にジョン・コナーによって命を救われている。
ジェイ・コートニーは近年の出演作に『ダイバージェントNEO』、『ディバイナー/戦禍の光を求めて』などがあります。
本来なら何も知らないサラをT-800から守り抜くはずが、逆になってしまっている。
それでもサラを守ろうとする信念は曲げず、どんな事があっても命をかけて守り抜く。
2017年へやって来たジョンの姿に戸惑うが、間違っている事を知って銃口を向ける。
ジョンを元通りにしたいと願うも、それが叶わないと知って愕然とするも受け入れる。

サラ・コナー(演:エミリア・クラーク)
ヒロイン。ジョン・コナーの母親。本来はウェイトレスだが、タフな戦士に育っている。
エミリア・クラークは代表作に『タイム・パニック』、『ドム・ヘミングウェイ』がある。
未来からやって来たカイルを助け、T-1000の来襲に対して、おじさんとともに処理する。
審判の日そのものを止めようとして、おじさんととともに計画を練っていた。
しかし、カイルが持っていた別の記憶からスカイネットを止める新たな手がかりを得る。
あくまで人類の滅亡を阻止するのが目的で、息子が邪魔をしてもそれは変わらない。

守護者(おじさん)/T-800(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)
ターミネーター。本来は敵だったはずだが、タイムラインの改変によりサラを守る役目。
アーノルド・シュワルツェネッガーは近年の出演作に『サボタージュ』、『マギー』などがあります。
再プログラムされているが、誰によって送られ、再プログラムされていたのか不明。
学習する事で従来のターミネーターと違ってユーモアを持つが、感情は持ち合わせていない。
サラの事を娘のような存在だと思っていて、決して顔に出さないが大事に思っている。
何があろうとサラを守る存在であり、その行動に嫌悪感を持たれても曲げない。

ジョン・コナー/T-3000(ジェイソン・クラーク)
抵抗軍のリーダー。未来ではスカイネットが率いる機械軍を倒す事に成功する。
ジェイソン・クラークは代表作に『パブリック・エネミーズ』、『猿の惑星:新世紀』などがあります。
未来ではジョン・コナーを過去に送るが、スカイネットのスパイによって捕らわれる。
その結果、新型のターミネーターT-3000に改造され、サラやカイルの過去へやって来る。
機械でもなく人類でもない存在として、新たな進化した生命体として世界の支配を計画する。

T-1000(演:イ・ビョンホン)
1984年に送り込まれたターミネーター。過去へ来たカイル・リースを狙う。
イ・ビョンホンは近年の出演作に『G.I.ジョー』シリーズ、『REDリターンズ』があります。
戦士と化したサラ・コナーとT-800のコンビプレイによって呆気なく倒される。

感想

個人的な評価

『ターミネーター』シリーズの5作目となり、三部作の1作目となっています。
過去に4作ほど製作されているが、今回はリブートとして製作されました。
原作者であるジェームズ・キャメロンは監督として1作目と2作目を務めました。
その後、3作目にジョナサン・モストウ、4作目にマックGがそれぞれ監督を務めました。
だが、ファンの間では3作目は駄作、4作目については論外になってしまっている。
やはり、このシリーズは2作目で完結しているという声が非常に多いです。
それでもシリーズとして続けているのは、ファンの間で多少の期待があるからだろう。
本作はリブートという名目で製作され、新たなシリーズの三部作となります。
今までの作品は一直線の物語であったが、本作はかなりのテコ入れとなっています。
タイムトラベルは未来から過去の一本道だったが、本作はそこをいじっている。
そのおかげで様々な時間軸が生まれ、過去の物語とは別物になっている。
これに関して、許せる人と許せない人に分かれ、賛否両論になる事だろう。
個人的に本作はアリで、新たな『ターミネーター』として受け入れています。
そもそもダメだと言われた3作目も個人的に嫌いじゃないけど、4作目については残念ながら擁護はできません。
本作のキャラクターは以前の作品と同じのようでまったく別人となっています。
カイル・リースは何も知らない状態で、サラは守られるヒロインから戦うヒロイン、敵だったターミネーターが守護者となる。
そして、人類の救世主だったはずのジョン・コナーが悪役になるという予想おしない展開。
本作は既存の路線から大きく外しながらも、ちゃんと過去作へのオマージュもある。
このまま三部作を続けて欲しいが、かなり微妙な感じなのでちょっと心配です。