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スターシップ・トゥルーパーズ3 RE-381

スターシップ・トゥルーパーズ3 RE-381

作品紹介

公開年月  2008/07/19
ジャンル  SF/アクション
原作  ロバート・A・ハインライン 『宇宙の戦士』
監督  エド・ニューマイヤー
脚本  エド・ニューマイヤー
製作  デヴィッド・ランカスター
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

対バグズ戦争は泥沼化し、反戦ムードが広がる中、連邦政府は反戦思想家たちを逮捕や公開処刑によって反動を抑えていた。
そんな中、ジョニー・リコ大佐は指揮を執る植民惑星ロク・サンに連邦総司令官のオマー・アノーキが視察にやって来る。
しかし、バグズの群れが急襲し、ロク・サンは壊滅し、その責任を取るべくリコに死刑判決が下されるのだった。

登場人物&出演者

ジョニー・リコ(演:キャスパー・ヴァン・ディーン)
主人公。農民が暮らしていた植民星ロク・サンでバグを相手に現場の指揮を執っていた。
キャスパー・ヴァン・ディーンは近年の出演作に『乱気流/タービュランス・アタック』、『ゼウス/プードル救出大作戦!』などがあります。
総司令官のアノーキがやって来ると、バグが基地に侵入してハウザー将軍を殴ってしまう。
一度は死刑になるもハウザー将軍に解放され、わずか7人の小隊でローラの救出に向かう。
パワードスーツを着てバグの神を爆破し、残党を小隊によってあっさりと全滅させた。
最後はローラを救出してハウザーと再会させ、地球連邦軍の顔として新たな兵の勧誘をする。

・ローラ・ベック(演:ジョリーン・ブラロック)
ヒロイン。総司令官付きの艦長。過去にジョニーと付き合い、現在はハウザー将軍の恋人。
ジョリーン・ブラロックは代表作に『アルゴノーツ/伝説の冒険者たち』、『ダウト』がある。
ジョニーと久しぶりに再会して気があるような素振りをして、ハウザーに嫉妬されてしまう。
総司令官とアラクニド隔離地帯に墜落し、救助がやって来るまでバグから逃げ回っていた。
バグの神様を信奉している総司令官が危険人物だと知りながらも一緒に行動していた。
最後はホリーとお祈りしながらジョニーたちに助け出され、ハウザーと教会で結婚をした。

ディックス・ハウザー将軍(演:ボリス・コジョー)
ジョニーとは旧友。わずか2年で将軍になっている。現在はローラとは恋人同士となる。
ボリス・コジョーは代表作に『サロゲート』、『バイオハザードⅣ/アフターライフ』がある。
ロク・サンで農民たちの暴動に怒り、ジョニーが止めようとして彼の逮捕を命じた。
ジョニーの死刑を助けるが、すべてフィド提督に筒抜けで裏切り者として逮捕されてしまう。
フィド提督から総司令官がバグのスパイだと知らされ、真実を知って彼女の参謀となる。
最後は総司令官となったフィドの正式な参謀となり、救出されたローラと教会で結婚をした。

ホリー・リトル(演:マーネット・パターソン)
総司令官に食事を運ぶ客室乗務員。神を誰よりも信じる。何かあると神に祈りを込める。
マーネット・パターソンは代表作に『サロゲート・マザー』、『ワイルドシングス4』などがあります。
ロク・サンから脱出していた時に戦艦が墜落すると、不安に駆られてお祈りを始めていた。
何度もローラから注意されるも総司令官と意見が同調して、彼の言葉を素直に受け止める。
実はバグの神様を信奉する総司令官の真実を知り、すぐに殺すべきだとローラに言い放った。
最後はなぜか生還して地球では神について布教する宣教師としてコマーシャルに出ていた。

エノロ・フィド提督(演:アマンダ・ドノホー)
地球連邦軍のナンバー2。実質的に軍のトップに立ち、総司令官のイメージ作りに尽力する。
アマンダ・ドノホーは代表作に『白蛇伝説』、『ライアーライアー』などがあります。
平和のテロリストや広がっていく宗教に嫌悪感を持ち、実力行使で次々と絞首刑を許可する。
総司令官が行方不明になると、救難信号を受けても無視して次の総司令官の座を狙う。
探っていたハウザーを捕らえると、総司令官がバグのスパイだとして真実を語った。
最後は総司令官を英雄として宣伝して、総司令官の座に就いてより厳しい軍律を立てる。

オマー・アノーキ総司令官(演:スティーヴン・ホーガン)
地球連邦軍の象徴的な存在。強力なサイキック能力を持つ。歌も出していて人気を博す。
スティーヴン・ホーガンは代表作に『PATRIOT/パトリオット』などがあります。
急遽、バグの前戦基地であるロク・サンを視察するが、バグによって壊滅させられる。
なんとか戦艦で脱出するも隔離地帯の惑星に不時着して、何かを探すようにみんなを導く。
実はブレイン・バグの尋問で彼らの神を信奉し、彼らと共存を計画してローラたちを裏切る。
最後はバグの神ベヒモコイタルにひれ伏し、持っている情報を提供するべく取り込まれた。

感想

個人的な評価

本作はシリーズの3作目となり、主演に再びキャスパー・ヴァン・ディーンが起用された。
更に1作目で監督を務めたポール・バーホーベンが製作総指揮として参加しています。
ただ、あくまで製作総指揮としてポール・バーホーベンが参加しているので、物語自体には関わっていません。
それでも、ポール・バーホーベンの得意分野であるブラックジョークの利いたコマーシャルは頻繁に流れています。
ただし、それはあくまで似せようとしていて、実際にそこまで皮肉は効いていません。
前作の3倍の製作費を売りにしているが、実際は1作目の5分の1程度となっている。
その為、アクションシーンは非常に少なく、バグのCGもアニメーション程度になっている。
原作に登場するパワードスーツがようやく登場するが、こちらも予算がないのでかなりガッカリな仕上がりとなっています。
それにパワードスーツは数分程度しか出ず、あっという間にベヒモコイタルとバグを全滅させる呆気ないアクションになっていました。
1作目の主人公だったジョニー・リコが戻って来たけど、物語の中心ではなく、最初と最後にちょっと出る程度でした。
とにかく、本作は前作のダメな部分を挽回しようとして作ったが、全体的に予算が足りないせいで残念な出来となりました。
その後は実写映画は作られていないが、その代わりとしてアニメーション映画などでなんとか挽回していると思います。
リメイクするならば、充分な予算がないとダメだと分かる典型的なシリーズでした。