作品紹介
公開年月 | 2001/11/16 |
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ジャンル | パニック/アクション/エロス |
原作 | なし |
監督 | スザット・アンタラヌパコン |
脚本 | スザット・アンタラヌパコン |
製作 | ワラット・ラトリアンチャイ |
製作国 | タイ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
タイの村に巨大なワニが出現すると、村人たちは為す術もなく次々と食い殺されてしまう。
村長は盛大なお祭りを開催して、巨大ワニを退治した者には財産の半分と娘の報酬を与えると約束する。
しかし、娘は巨大ワニに掠われてしまい、そこで素潜りの名人であるクライトーンが川底の地底洞窟にたどり着くとワニ人間の存在を知るのだった。
登場人物&出演者
・クライトーン(演:ワイナイ・クライブート)
主人公。素潜りの名人。父親はワニ狩りの名人だったが、病気のせいで負けて殺されている。
ワイナイ・クライブートは代表作に『ナンナーク』、『Bang Rajan』などがあります。
父親の敵を討つ為に村長が出す条件に参加し、村の近隣を襲う巨大ワニの退治に乗り出す。
当初はワニを倒す目的だったが、村長の娘たちを手に入れてからワニ人間の女も気になる。
女を寝取られたチャラワンと対決し、父親の魂の声と主人公補正によって見事に倒した。
最後はウィマラに留まらず、ルワムとも肉体関係を持ち、ワニ人間の息子が生まれる事に。
・タパオトン(演:ワナサ・トンウィセット)
北の村の村長の娘。姉妹の姉。いつも妹のタパオケウと一緒に行動して村で一番の美女。
ワナサ・トンウィセットは代表作に『Suriyothai』、『Lhorn』などがあります。
村の祭りが開催される前夜、準備していたところでクライトーンに声をかけられていた。
儀式をしていたところでチャラワンが襲撃し、そのまま洞窟に連れ去れてレイプされる事に。
それが魔術の類で声を失うが、やって来たクライトーンに助けられて妹と彼の妻となる。
最後はチャラワンをクライトーンが倒した事で声を取り戻し、幸せな日々を過ごしていく。
・タパオケウ(演:プラリファ・シリウィドカ)
北の村の村長の娘。姉妹の姉。いつも妹のタパオケウと一緒に行動して村で二番目の美女。
プラリファ・シリウィドカは本作が長編映画デビュー作となります。
村の祭りが開催されると、姉とともに8人の処女で豊穣を願う為に川で儀式をしていた。
チャラワンが襲撃してくると、姉を残してすぐに川から出てきて誘拐されるのを見ていた。
父親の言いつけで姉とともにクライトーンの妻となり、その前夜に彼と肉体関係になる。
最後はチャラワンと戦うクライトーンを見届け、倒した彼を出迎えて姉とともに妻をする。
・ウィマラ(演:シャンペンX)
ワニ人間の女性。チャラワンの愛人その一。ルワムとは同じ妻としてお互いに支え合う。
シャンペンXは代表作に『Fun Bar Karaoke』、『Until Now』などがあります。
洞窟に人間の女性を連れ込んだチャラワンに不満を漏らすが、彼の言葉に黙って従った。
タパオケウを助けに来たクライトーンに色仕掛けをして、再び洞窟に来た彼と肉体関係に。
再び来ていたクライトーンとチャラワンの戦いをルワムと一緒に黙って見ていた。
最後は主を失って絶望していたが、精力絶倫なクライトーンに身を任せる事となった。
・ルワム(演:キャンディ・エヴェリー)
ワニ人間の女性。チャラワンの愛人その二。同じ妻のウィマラと一緒に行動をしている。
キャンディ・エヴェリーは代表作に『The Implanted/スクール・オブ・ゾンビ』がある。
洞窟に人間の女性を連れて来たチャラワンに文句を言うが、王である彼の言葉にひれ伏す。
クライトーンとの戦いでケガを負ったチャラワンを心配して、勝手に人間を襲うもケガする。
再び洞窟に来たクライトーンに魅了され、肉体関係を持った事でチャラワンが怒っていた。
最後は主を失って絶望していたが、精力絶倫なクライトーンに身を任せる事となった。
・チャラワン(演:ジェット・パドゥンタム)
ワニ人間の男性。川底にある洞窟に住んでいて、川辺にいる人間たちを度々襲っていた。
ジェット・パドゥンタムは本作が長編映画デビュー作となります。
北の村で祭りが開催される事を知って、村長の娘たちを見て下半身が反応して狙っていた。
儀式が始まるとワニに変身して襲撃して、村人たちの前でタパオケウを誘拐していった。
タパオケウをレイプして魔術をかけて声を奪うが、クライトーンに邪魔されてケガを負う。
最後は愛人を寝取ったクライトーンと対決するも負けてしまい、遺体を村人たちが晒された。
感想
個人的な評価
本作はアクション映画で世界的に有名となったタイ製作のワニ映画となります。
ワニ映画という事になっていますが、中身は意外にもエロスの部分もかなりあります。
とは言っても、ポルノ映画バリバリの描写はなくて、あくまでそのような流れが多いです。
冒頭からワニ映画らしく村人たちが巨大なワニに襲われ、なんとか倒そうとする展開の中で颯爽と主人公が登場します。
当初は素潜りの名人という紹介になるが、いつの間にかワニ退治の達人になっていました。
設定が変わるのは別に問題ないが、何より主人公が本領発揮するのは中盤以降にワニ人間の女性に会った時です。
普通にワニ人間を倒す展開になっていきますが、その中で主人公はワニ人間の女性に魅了されて普通に肉体関係を持ちます。
そこはまだいいが、どうやら本作では一夫多妻制がある村が舞台になっていて、早々に主人公は美人姉妹を妻に迎えています。
それに飽きたらずワニ人間の女性と肉体関係を持ち、男の方をぶっ殺した後にもう一人とも肉体関係を持っていきます。
つまり、主人公は美人姉妹を妻にして、更に川の底にある洞窟では美人なワニ人間の女性二人と愛人関係になります。
ワニ人間の男も精力絶倫だったが、それ以上に主人公も精力絶倫で結果的に四人の美人を手にする結末となっていくのです。
なので、本作はワニとの戦いよりも、主人公が美女四人を手に入れる物語にしか感じられなかったのです。
それに加え、本作はアクションの部分では激しいカメラの手ブレを導入した演出で何が起きているのか分かりません。
そもそも見せるつもりはないだろうと思わせる適当なアクションシーンで、あくまで主人公と美女たちを結びつけるのが目的の作品でした。