トレジャーゾンビ/蘇るテンプル騎士団の亡霊 RE-3264

作品紹介

公開年月  2008/05/02
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  アンドレアス・シュナース
脚本  クラウス・ザック、テッド・ゲイガン
製作  アンドレアス・シュナース
製作国  ドイツ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ある城の改装の手伝いに集まった若い女性たちを執事のヤノヴィッツが出迎えていた。
実は66年に一度、人間の血がこの城の土に混じった時、テンプル騎士団が復活するという。
餌食となる人間を求めてゾンビと化したテンプル騎士団だが、長年追っていたヴィンセントは城に潜入して闘いを挑むのだった。

登場人物&出演者

ラナ(演:ソニア・カラーズ)
主人公。城の改装をしていた。友人たちを手伝わせて、ハードロックバンドを呼んでいた。
ソニア・カラーズは代表作に『Amoklauf』、『ディアボリーク/悪魔の刻印』があります。
ヒトラーのヘタクソな肖像画を捨てようとしたが、執事のヤノヴィッツに止められてしまう。
すでに来ていたアイリスと友人たちを待ち、一人で壁の改装作業を適当にやっていた。
シャノンがナチス兵士ゾンビに殺され、助けに来たヴィンセントとイチャイチャをする事に。
最後はヴィンセントがゾンビ化して爆発四散し、すぐにバイクを走らせて一人生還を果たす。

ヴィンセント(演:ラルフ・フラワーズ)
カルトゥジオ修道会の修道士。祖父も復活したテンプル騎士団と戦っっているという。
ラルフ・フラワーズは代表作に『The Hamburg Cell』などがあります。
テンプル騎士団が復活前日に城へ向かう女性たちを見て、止めようとするも無視される。
勝手に敷地内へ入って、自分の血を使ってテンプル騎士団を復活させて倒そうとした。
ベスに誘惑されるも邪魔が入ってしまい、次にラナと二人っきりとなったイチャイチャする。
最後はテンプル騎士の剣に刺されてゾンビ化するが、朝日を浴びたせいで爆発四散した。

キャリー(演:ジュリア・キャスパー)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。ジェシーと一緒に観光を楽しんでいた。
ジュリア・キャスパーは代表作に『Shut』などがあります。
ラナに呼びされて応じたクセに、城へ向かう前から彼女の文句を言っていた。
城にヤノヴィッツから聞かされた墓地が気になり、ベロニカに注意されるもタラと見に行く。
警察を呼ぶ為に衛星電話を外に取りに行くが、ゾンビに襲われてKCを見捨ててしまう。
最後は墓地まで脱出して剣でゾンビに応戦していたが、胴を真っ二つにされて死亡した。

タラ(演:コートニー・ペルツァー)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。唯一の金髪だがブスで特に脱ぐ事はなかった。
コートニー・ペルツァーは本作が長編映画デビュー作となります。
金髪という点だけで目立っていて、挨拶に来たヤノヴィッツに軽い挨拶をしていた。
その後は特に目立った行動をせず、ヴィンセントの話しを聞いても信じられない顔をする。
ゾンビに追い詰められ、ラナといい感じのヴィンセントに見捨てられないように脅迫した。
最後は墓地にたどり着いたが、追いついたテンプル騎士に突き落とされて首が切断された。

ジェシー(演:キャロライン・シュミット)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。特徴がなく、冒頭でキャリーと観光を楽しむ。
キャロライン・シュミットは本作が長編映画デビュー作となります。
他のメンバーがどこに行ったかベスに聞かれ、ヤクを売っているジョークを飛ばしていた。
城に到着して早々にベッドへ転がり込み、みんなが集まる中で疲れたとして寝ていた。
当然のように外での出来事を知らず、アイリスたちの呼びかけでようやく事実を知った。
最後はコケて死んだベスを見て動揺し、一人取り残されてゾンビの仲間入りをしてしまう。

ベス(演:フィアナ・デ・グスマン)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。他のメンバーを引き連れて車の運転をしていた。
フィアナ・デ・グスマンは代表作に『Shut』、『The Ultimate SuperHero Blog』がある。
城に到着して早々にヤノヴィッツから案内を受けるが、地下室で一人ワインを探していた。
テンプル騎士団とナチス兵士のゾンビに城が囲まれるが、当初は知らずにみんなと合流した。
助けにやって来たヴィンセントに色目を使うが、イチャイチャするところで邪魔された。
最後はラナとヴィンセントがイチャイチャした事実にブチ切れ、一人で騒いで転んで死んだ。

ベロニカ(演:アミ・リー)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。年増のチビ巨乳で脱がない。やたらと気が強い。
アミ・リーは本作が長編映画デビュー作となります。
当初はあまり目立たないが、ラフな服装になってからみんなを先導するような姉御になる。
ヴィンセントに対して警戒心を持っていて、彼に色気を使う仲間を厳しく注意していた。
KCの呼びかけでドアを開けてしまい、そのせいで連れ去られるもなんとか逃げ出していた。
最後は城に自力で戻るが、死んだシャノンに襲われ、無事にゾンビの仲間入りをしていた。

アイリス(演:サラ・プロッフル)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。身長が高くて体格がいいけど特に目立たず。
サラ・プロッフルは本作が長編映画デビュー作となります。
先にラナと一緒に城へ来ていて、遅れてきたベスたちを快く出迎える事になった。
ジェシーと同じ部屋になっていたが、歯磨きをしながらなぜかKCの悪口を言っていた。
ヴィンセントの命令でみんなを集める為に声かけして、逃げてきたキャリーを心配していた。
最後はゾンビ化したKCの呼びかけに騙され、連れ去られるとゾンビの仲間入りをした。

シャノン(演:クリスティン・マリア)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。同性愛者でスキンヘッドという印象的な姿。
クリスティン・マリアは本作が長編映画デビュー作となります。
明らかにメンバーの中で浮いている雰囲気であるが、ラナとは仲良くて呼ばれている。
ベロニカをずっと狙っていたが、当の本人はノーマルで厳しいとラナに言われる。
ラナと部屋で飲んでいたが、ナチス兵士ゾンビがやって来て殺されてしまうがゾンビ化する。
最後はゾンビたちが逃げてきたベロニカを殺し、ゾンビ化したバンドのライブで踊っていた。

KC(演:リサマリー・エレン)
城の改装を手伝いに来たラナの友人の一人。目立った特徴がないけどオッパイを出した。
リサマリー・エレンは代表作に『Für Miriam』、『Das ist ja das Leben selbst!』がある。
なぜかキャリーと一緒の部屋になるが、ベッドではしゃぐ彼女を横目に着替えをする。
その時にのぞき穴を見つけると、隣の部屋からアイリスが自分を小バカにする話しを聞く。
バスルームで足を滑らせて浴槽に頭をぶつけて、しばらく気絶して顔が青白くなっていた。
最後は衛星電話を探そうと外に出るもゾンビに襲われ、彼らの仲間になってライブで踊った。

ヤノヴィッツ(演:ヴォルフガング・ウォベト)
城を管理している執事。なぜか顔が白塗りで目の周りを黒いアイラインをしている。
ヴォルフガング・ウォベトは本作が長編映画デビュー作となります。
ラナがヘタクソなヒトラーの肖像画を捨てようとしたが、すぐに反応して止めさせていた。
怪しさ満点の雰囲気を出しながら、ラナの友人たちがやって来ると彼女たちを出迎えた。
ヒトラーの肖像画を見ていた女性たちに城の歴史を話し、ナチスが支配していたと説明する。
最後はヴィンセントに怪しまれて殺されるが、ゾンビの仲間入りしてライブを楽しんだ。

感想

個人的な評価

本作はヨーロッパでも映画が盛んなドイツで作られたゾンビ映画となります。
この作品は配給先がすでになくなってしまったJVDディープレッドから出ていています。
もう始まって一瞬で懐かしい思い出と、明らかなクソ映画な雰囲気を味わう事になりました。
基本的にこういう作品では吹き替えはほぼないですが、さすがはディープレッドだけあってちゃんとありました。
もちろん、吹き替えのレベルは残念な出来だが、そもそも元が残念だから吹き替えがあるだけでもありがたいと思うべきだろう。
さて、本作の邦題にあるトレジャー要素はまったくなく、テンプル騎士団とナチスの兵士に襲われるだけになります。
なぜか大きな城の改装に主人公の友人たちが来るが、その前提となる説明がほぼなく、前置きなど必要ないと分かります。
登場人物は女性だけで7人ぐらいいますが、誰が誰だか分からず、特徴もないから単純にゾンビたちに殺される為だけに用意された感じです。
この中でマトモにキャラクターを持つのは3人ぐらいで、あとは本当に頭数を揃えただけになっています。
それと、復活するテンプル騎士団とナチス兵士を監視していた修道士は欲情しまくりで、追われているはずなのに主人公とイチャイチャするという展開は強引すぎて笑える。
あれだけ数がいた登場人物も気づけば主人公だけが生還し、最後はなぜかゾンビと化したハードロックバンドの演奏をかなり長く聞かされました。
久しぶりのJVDディープレッドの配給作品となったが、吹き替えを楽しくやっている雰囲気を思い出しました。