作品紹介
公開年月 | 2016/09/03 |
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ジャンル | ホラー/モンスター/コメディ |
原作 | なし |
監督 | マーク・ポロニア |
脚本 | マーク・ポロニア |
製作 | マーク・ポロニア |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
長閑な田舎町では住民たちは何不自由なく快適な生活を送っていた。
だが、そこにはマッドサイエンティストが作り上げた有毒な化学物質が静かに漏れ出す。
化学物質に反応した住民は次々とゾンビ化し、平和な町は瞬く間に地獄絵図となる。
そんな絶体絶命の事態に伝説的なUMA(未確認生物)が町を守ろうと立ち上がるのだった。
登場人物&出演者
・エド(演:デイヴ・ファイフ)
死体運びのアルバイト的な感じの学生。女性には縁がないオタクみたいな容姿。
デイヴ・ファイフは10作に出演し、代表作に『E.V.E. of Destruction』があります。
なぜかレネから話しかけて「モテる私を誘わないあなたが気になる」と言われる。
レネに誘われるままに一番いい思いをして、博士を疑って逃げ回るだけで役立たず。
・レネ(演:ダニエル・ドナヒュー)
施設の研究員。ネットで男の裸を見ているのが仕事。事務作業は適当にやります。
ダニエル・ドナヒューは14作に出演し、代表作に『ビッグクラブパニック』があります。
研究員というよりは事務の受付でだが、唯一の女性だからモテモテです。
ウブなエドを誘う尻軽ビッチで、まさかのビッグフットも彼女にひと目惚れします。
・ビッグフット(演:スティーヴ・ディアスパラ)
本作において伝説のUMAであるビッグフット。完全なる着ぐるみはご愛敬。
スティーヴ・ディアスパラは代表作に『ビッグクラブパニック』がなどあります。
本作において主人公的な感じであるはずだが、思っていた以上に弱かった。
ゾンビの頭を潰すほどのパワーがあるのに、囲まれた時は力なく押すだけである。
レネにひと目惚れしている事を利用される実に悲しい存在でしかなかった。
・スチュー(演:ジェームズ・カロラス)
ピール博士の施設で死体運びをしている。仕事は当然のように適当である。
ジェームズ・カロラスは16作に出演し、代表作に『ジュラシック・ビースト』があります。
どう見ても新車が何度も壊れて、レネが道具を持ってくるまでドラッグで気持ちよくなる。
・警備員(演:トッド・カーペンター)
仕事がヒマで無線を使って仕事をしているフリのレネにちょっかいを出す。
トッド・カーペンターは他に『ジュラシック・ビースト』に出演しています。
適当に仕事をしているワリに運び屋への態度は見下すような感じである。
誰に対しても偉そうな態度であるが、最初の犠牲者となってしまう。
・アンディ(演:ロバート・デニス)
使わなくなった化学物質を不法投棄して死体も運び出しているハゲのオッサン。
ロバート・デニスは本作が映画デビュー作となっています。
なぜかゾンビになって普通にしゃべるというぶっ飛んだ設定になっている。
・ピール博士(演:ジェフ・カーケンドール)
長閑な田舎町を地獄に変えた張本人。顕微鏡だけでゾンビ化する化学物質を作った。
ジェフ・カーケンドールは俳優の他に編集、映画プロデューサー、映画監督、脚本家と多岐に渡る活躍をしています。
病院から回される死体の処理を早くする為に薬を無断で使っていた。
根っからの悪人という設定だが、どう見ても単なるマヌケにしか見えなかった。
最後の方で暴走するけど、あまりにも動きがぎこちなくてもコントにしか見えない。
・デューク・ラーソン(演:ケン・ヴァン・サント)
泣く子も黙る害獣駆除のプロ。迷彩服のタンクトップとハチマキをする痛いオッサン。
ケン・ヴァン・サントは19作に出演し、『ジュラシック・ビースト』に出演しています。
死体を荒らしている熊退治の為に雇われるが、途中から「ヒャッハー」状態になってゾンビたちを殺しまくります。
ただ、調子に乗ってゾンビとなったアンディに腕を噛まれて簡単にゾンビとなる。
みんなを襲いかかろうとするが、ビッグフットにアゴを引きちぎられ退場。
感想
個人的な評価
ゾンビ映画は古今東西、様々なジャンルとともに発展してきました。
特に低予算のゾンビ映画は掃いて捨てるほど製作されています。
そのほとんどはクソみたいな価値のないモノばかりです。
ゾンビさえ出せば、あとはなんとかなるのが肝です。
そこに甘えてしまう製作はその程度の才能だと言えます。
しかし、低予算のゾンビ映画でも工夫して面白くしようとする製作は大成します。
両者の命運を分ける創意工夫でクソ映画になるか、良作になるか、これも一つの一興です。
で、本作は結論から言えば、クソ映画の部類に入るが、ネタにもならないクソ映画だ。
ネタになるクソ映画は逆に面白くなるが、ネタにもならないクソ映画ほど残念なモノはないと思います。
監督は面白いと思って作っているのならば、凄く幸せな人だなと思ってしまいます。
それに付き合わされている製作陣及び出演者たちは何を思っているのだろうか。
記念で出演しているのか、オファーが来たから出演しているのか、当人にしか分からない。
本作は全体的につまらないし、ゾンビメイクはクソだし、キャラクターも今一つです。
特にタイトルでもあるビッグフットの造形がクソすぎて普通なら観るのを辞めるだろう。
でも、もしかすると面白くなるかもしれないという期待を抱くけど、やっぱりダメでした。
本作を鑑賞するにあたって、時間と金をムダにしたい人ならば充分な作品である。