アメリカン・ハッスル RE-2170

作品紹介

公開年月  2013/12/20
ジャンル  サスペンス/コメディ/犯罪
原作  『アブスキャム事件』(モチーフ)
監督  デヴィッド・O・ラッセル
脚本  デヴィッド・O・ラッセル、エリック・ウォーレン・シンガー
製作  チャールズ・ローヴェン、ミーガン・エリソン、リチャード・サックル
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

太鼓腹で一九分け頭のアーヴィンは、愛人にして相棒のセクシー美女シドニーと完全犯罪を続けてきた天才詐欺師。
そんな二人はある時ついに捕まってしまうが、イカれたFBI捜査官リッチーは、もっとデカいヤマを狙ってアーヴィンに捜査協力を迫る。
こうして危険な囮捜査をするハメになったアーヴィンは、撒いたエサに期待以上の大物が引っかかりも、彼の妻ロザリンの予測不能の行動が作戦全体を混沌へ陥れるのだった。

登場人物&出演者

アーヴィン(演:クリスチャン・ベール)
リッチー(演:ブラッドレイ・クーパー)
シドニー(演:エイミー・アダムス)
ロザリン(演:ジェニファー・ローレンス)
カーマイン(演:ジェレミー・レナー)
テレジオ(演:ロバート・デ・ニーロ)
ヘルナンデス(演:マイケル・ペーニャ)

感想

個人的な評価

本作において天才詐欺師であるアーヴィンを演じるのはクリスチャン・ベールです。
クリスチャン・ベールは本作の役作りが話題となり、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。
近年の出演作には『マネー・ショート/華麗なる大逆転』、『エクソダス:神と王』、『ファーナス/訣別の朝』があります。
役作りで有名なクリスチャン・ベールだが、本作の大変身はかなり話題となりました。
太鼓腹にハゲ頭は衝撃的な姿であり、その上、天才詐欺師となれば、クリスチャン・ベイルの真骨頂となっています。
アーヴィンの愛人シドニーにはエイミー・アダムス、妻ロザリンにはジェニファー・ローレンスが演じています。
エイミー・アダムスは本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、クリスチャン・ベールに負けず劣らずの存在感がありました。
何より本作でのセクシーな姿はもちろんですが、それ以上にクリスチャン・ベイルを食いそうな存在感でした。
ジェニファー・ローレンスは本作でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、その演技は高く評価されています。
弱冠23歳にしてアカデミー賞を受賞した実力は半端じゃなく、短い出演時間ながら圧倒的な存在感を出していました。
そんなアーヴィンを囮捜査で使うFBI捜査官のリッチーを演じるのはブラッドレイ・クーパーです。
ブラッドレイ・クーパーは本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、似合っていないパーマが印象に残った。
他にジェレミー・レナー、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ペニーニャが出演していて、かなり豪華なキャストとなっている。
本作最大の見せ場は出演者たちによる演技の応酬であり、それ以外はオマケみたいな印象を受けた。
天才詐欺師が題材になっているから緊張感のあるストーリーと思えば、なぜか軽いノリでコメディタッチだった。
だから全体的にハラハラとドキドキがなく、淡々と物語が進んでいくし、セリフが多いから途中から退屈と感じてしまう。
そうなってくると、肝心の内容が頭に入ってこないという弊害が発生してしまう残念な作品だと思った。