作品紹介
公開年月 | 2014/02/08 |
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ジャンル | コメディ/アクション |
原作 | なし |
監督 | ロブ・メルツァー |
脚本 | ジェフ・カウフマン |
製作 | ジャスティン・カニュー、ルイージョ・ルイス |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
気の弱い会社員クリスは、いつも同僚からイジメを受けており、ある時、彼は社員全員が大自然の中に送り込まれる。
変わり者の元海軍兵士ストームの指揮下で、体力と精神力のトレーニングを受ける事に。
ところが、教官のストームがトラに襲われて消息不明となり、ボーイスカウト経験者の気弱なフィルがリーダーとなって脱出を図るのだった。
登場人物&出演者
・クリス(演:アダム・ブロディ)
主人公。気弱でいつも職場の同僚ウィルからイジメを受ける。ボーイスカウトの経験者。
アダム・ブロディは代表作に『ザ・リング』、『コンビニ・ウォーズ/バイトJK vs ミニナチ軍団』などがあります。
そのデザインを同僚のフィルに奪われ、クロフォード社長に密告するも信じてもらえず。
無人島でストームがトラに襲われ行方不明になると、サバイバル術でみんなを指導する。
フィルが飲み物に幻覚を起こす薬草を混ぜて社員たちを支配する中、別行動を取る事になる。
最後は暴走するフィルを制裁し、会社に戻ると部長に昇進するも社長に辞めると行って去る。
・リサ(演:メーガン・ブーン)
クリスの同僚で人事部担当。社内においてマドンナ的存在。クリスは片想いを抱く相手。
メーガン・ブーンは代表作に『ブラッディ・バレンタイン』、『ステップ・アップ4:レボリューション』などがあります。
インドア派で今回の研修を不安視していたが、ジャレドやクリスの励ましで期待する。
無人島でストームがトラに襲われて行方不明となり、クリスのサバイバル術に一目を置く。
フィルが暴走するとクリスと行動し、ストームと合流して飛行機の無線機を奪った。
最後はクリスの活躍を認めて恋人となり、彼が会社を辞めると一緒に辞めて笑顔で去った。
・ジャレド(演:エリック・エデルスタイン)
クリスの同僚。社内で唯一クリスが気楽に話せる人物。ブレンドと付き合っていた。
エリック・エデルスタインは代表作に『ヒルズ・ハブ・アイズ2』、『ジュラシック・ワールド』などがあります。
フィルにデザインを奪われた事をクリスから聞き出し、社長に報告するべきだと意見した。
社員全員のメールが読めて、マリファナも吸うなど、かなり自由でクリスとなぜか気が合う。
無人島でストームがいなくなって遭難すると、アマチュア無線をしていた事で救助を求める。
最後は無線機を修理して救難信号を送り、フィルの処刑されるところでクリスが助けた。
・ブレンダ(演:クリステン・シャール)
クリスの同僚。クリスの友人であるジャレドと付き合っていた。8歳からウサギが大好き。
クリステン・シャールは代表作に『ダレン・ジャン』、『ロング・トレイル!』があります。
無人島では誰よりも荷物が多く持ってきていて、なぜかジャレドに文句を言っていた。
フィルが暴走を始めると、確かな知識を持っているクリスに付いてストームと合流した。
死にそうな状態になっていたストームを励ましながらも、またもジャレドに文句を言った。
最後はフィルたちに処刑されるところでクリスの助けもあって、無事に救助隊に助けられた。
・トロイ(演:アーロン・タカハシ)
クリスの同僚。フィルの腰巾着。常にフィルと一緒に行動し、クリスをイジメている。
アーロン・タカハシは代表作に『SAYURI』、『イエスマン“YES”は人生のパスワード』などがあります。
無人島に着いてから、声出しの時に両親への不満をぶちまけ、ストームすら引いてしまう。
フィルが神と称して社員たちを束ねると、そのペットとして常に彼の傍に立っていた。
最後はクリスがフィルを倒すと、もう彼の戯言に付き合って入れないとして救助された。
・フィル(演:ロブ・ヒューベル)
クリスの同僚。ボーイスカウトの経験者。気弱なクリスをターゲットにしてバカにする。
ロブ・ヒューベルは代表作に『ファミリー・ツリー』、『ベイウォッチ』などがあります。
トイレットペーパーのデザインをクリスから盗み、プレゼンで契約を勝ち取るクズなやり手。
気弱なクリスに高圧的な態度を取り、デザインを盗んでも反省するどころか逆に脅迫する。
クリスのサバイバル術に嫉妬し、幻覚を見る飲み物をみんな分けて神と称するようになる。
最後はクリスとの一騎打ちに負け、ストームの蹴りで倒れ、結局無人島に一人取り残された。
・クロフォード社長(演:デニス・ヘイスバート)
クリスが勤める会社の社長。優秀なビジネスマンに送られる賞を受賞するほどの才能を持つ。
デニス・ヘイスバートは代表作に『メジャーリーグ』シリーズ、『テッド2』があります。
フィルに自分のアイデアを盗まれたと報告するクリスだが、すでに聞き耳持たない状態に。
最後は無人島から生還したクリスの功績を称え、部長に取り立てるも仕事を辞められた。
・ストーム・ロスチャイルド(演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム)
元海軍兵士。公認チームワークインストラクター。クロフォード社長の依頼で研修を担う。
ジャン=クロード・ヴァン・ダムは近年の出演作に『リベンジ・ガン』、『ファイナル・ブラッド』などがあります。
サバイバルにおける研修の説明で笑ったクリスに目をつけ、無人島に降りた時も警告する。
トラがいると知って様子を見に行くと、本当にいて襲われてしまい、そのまま海に落ちた。
実は軍人でもなんでもなく、それに憧れている人で今回のサバイバルもやり過ぎていた。
最後はクリスたちと合流すると、暴走していたフィルに蹴りを見舞って無事に救助された。
感想
個人的な評価
本作は大きく主演のような感じでジャン=クロード・ヴァン・ダムが出ています。
しかしながら、実際はヴァン・ダムが脇役であり、彼のアクションは皆無という作品です。
あくまでヴァン・ダムは主人公たちを無人島でサバイバルを叩き込む教官役として登場する。
登場した時から圧倒的な存在感を出していて、元軍人という肩書きに説得力を生んでいる。
たが、いざ無人島にたどり着くと、そこで早速とトラに襲われて行方不明になります。
ここで元気なヴァン・ダムは退場して、しばらく主人公たちがサバイバルをしていきます。
主人公たちが仲間割れして別行動した時、再び大ケガしたヴァン・ダムが登場します。
ですが、もうすでにあの威厳は完全に消え去っていて、元軍人という肩書きはウソだとバレると、一気にコミックリリーフとなります。
シリアスなアクションスターがコメディに徹するのは面白いですが、過去にヴァン・ダムは『その男ヴァン・ダム』でも自虐的なコメディをやっています。
本作でのヴァン・ダムはおいしいところ取りをしていて、その一見の価値があります。
それに対して、主人公はずっと観ていてイライラさせられ、それ以上に無能で主体性のない社員たちの棒立ち要員にイライラしました。
コメディ映画なのにイライラさせられるのは逆に珍しい現象で、主人公は気弱なのに良く発言する矛盾な性格の設定に違和感がずっとありました。
社員たちも暴走する男に黙って付いて行く点でも、主張が激しいアメリカ社会では明らかに違和感しかなかったです。
ハッキリ言って、本作はコメディとして笑えるのはヴァン・ダムだけで、あとはとても観られたようなレベルじゃなかった。
本作はヴァン・ダムがいたからこそ楽しめるモノであり、彼がいなかったらクソにもならないゴミみたいな映画になっていた作品でした。