作品紹介
公開年月 | 2011/08/10 |
---|---|
ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ウェイン・ローズ |
脚本 | スティーヴン・セガール、ジョー・ハルピン |
製作 | デボラ・ギャブラー、セルジオ・セッサ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
シアトルのクラブで謎の劇薬を摂取した女性が死亡し、ケイン率いる特別捜査班“SIU”が捜査を開始した。
麻薬捜査班から事件に冠する情報を入手していたSIU捜査官が何者かに襲われた事から、ケインは警察内に裏切り者がいると確信する。
やがて、部下のメイソンが劇薬密売組織に捕まった事を知ったケインは、罠と知りつつもSIUとともに救出へ向かうのだった。
登場人物&出演者
・イライジャ・ケイン(演:スティーヴン・セガール)
主人公。特別捜査班“SIU”のリーダー。ラドナーの穴埋めとしてゲイツをチームに加える。
スティーヴン・セガールは近年の出演作に『沈黙の終焉』、『沈黙の達人』などがあります。
本来なら拒否するところだが、強制的に加入させられるも温かい気持ちで見守っている。
ゲイツが重傷を負って復帰を望むも反省させるべく注意し、彼の情報から色々と引き出す。
クスリによる事件を解決させると、麻薬取締局の友人ジャックから情報を手にしようとする。
最後はジャックこそが黒幕だと判明すると、彼を呼び出して穏便に逮捕して解決させた。
・ジュリエット・ソーンダーズ(演・ミーガン・オリー)
特別捜査班“SIU”のメンバー。チームに加入したゲイツの情報網を素直に感心していた。
ミーガン・オリーは代表作に『スピーシーズX/美しき寄生獣』、『デッドライジング/ウォッチタワー』などがあります。
最初の事件が発生する同じ頃にクスリでハイになった犯罪者をケインとともに追っていた。
あくまでサポートでケインが犯罪者を倒すところをただ棒立ちで眺めているだけの要員。
今回の事件ではほとんど目立たず、メイソンの妻が不満を持っていて宥める役を頼まれた。
最後は麻薬組織からケインを殺す為に来たヨニをチームで捕まえて黒幕の逮捕を実現させた。
・アンドレ・メイソン(演:ウィリアム・“ビッグ・スリープス”・スチュワート)
特別捜査班“SIU”のメンバー。既婚者。実は肺気腫を患っていて妻にはずっと隠していた。
ウィリアム・“ビッグ・スリープス”・スチュワートは代表作に『わすれた恋のはじめかた』、『ディープ・アンダ・カバー』などがあります。
病気の事が妻にバレてしまい、刑事という危険な仕事についても心配されて悩んでしまう。
行動する直前にタイミング良く妻から電話があって、妊娠している事を聞かずに切った。
結果的に事件を解決させるが、安定した環境で子供を育てる妻が実家に帰って一人となる。
最後は麻薬組織からケインを殺す為に来たヨニをチームで捕まえて黒幕の逮捕を実現させた。
・サラ・モンゴメリ(演:サラ・リンド)
特別捜査班“SIU”のメンバー。チームに加入したゲイツの教育係として付き添っている。
サラ・リンドは代表作に『フォレスト・オブ・ザ・デッド』、『ウルフ・コップ』がある。
知り合いの分析官が現場を調べている時、軽口を叩いていたゲイツの態度に謝っていた。
ゲイツと一緒に行動するはずが、いつものように単独行動させて重傷を負わせるも謝らず。
前回は自分が勝手な行動をした事を反省せず、ゲイツをケガさせるも逆に怒っていた。
最後は麻薬組織からケインを殺す為に来たヨニをチームで捕まえて黒幕の逮捕を実現させた。
・ゲイツ(演:カイル・キャシー)
特別捜査班“SIU”の補充メンバー。ラドナーがチームを離れている事で暫定的に加入する。
カイル・キャシーは代表作に『デッドプール』、『Puppet Killer』などがあります。
なんとか認めてもらう為に独自の情報網を駆使してチームに貢献しようと懸命に捜査する。
友人である麻薬取締局から情報を手に入れるが、裏切り者によって襲撃されて重傷を負った。
すぐに復帰しようとするが、全治一ヶ月のケガだとケインが言い聞かせて反省する事に。
最後は入院中に刑務所の面会記録から黒幕が麻薬取締局のジャックだと知って報告をした。
・ブレッド・ラドナー(演:ウォーレン・クリスティー)
特別捜査班“SIU”のメンバー。リーダーのケインに呼び出されて特別な任務を与えられる。
ウォーレン・クリスティーは代表作に『マンハッタン恋愛セラピー』、『アポロ18』がある。
ロス市警である父親の内部告発をする手伝いとして、一時的にチームを離れている状態に。
・ヨニ(演:ダーシー・ローリー)
ロサンゼルスを拠点とする麻薬組織の幹部。なぜか格闘技のスパーリングをしていた。
ダーシー・ローリーは代表作に『インビジブル2』、『沈黙の監獄』などがあります。
シアトルの拠点がケインたちに潰され、任されていたボスの甥が殺され報復の実行を指揮。
ケインの命を狙わせるも何度も失敗して、苛ついたボスに直接始末する命令を受ける。
まずはハーモニーを取材するクルーを警護していたメイソンを捕まえてケインを誘い出した。
最後はケインたちがやって来るが、あっさりと罠を見破られ、捕まって黒幕の事を話した。
・ジャック(演:ピーター・グラハム・ゴードロー)
麻薬取締局の捜査官。ケインとは旧知の仲で現在でも連絡を取って協力する友人。
ピーター・グラハム・ゴードローは代表作に『Love Notes』、『Poinsettias for Christmas』などがあります。
ゲイツと接触した麻薬取締局の捜査官が殺害され、それについてケインから質問される。
真犯人を探すケインから麻薬取締局のアクセス権を求められ、解決の為に渡した。
実際は事件の黒幕で他の部下を使って偽装工作するが、ゲイツに正体がバレてしまう。
最後はケインに直接呼び出されると、正体がバレていると聞かされ、そのまま逮捕された。
感想
個人的な評価
本作はスティーヴン・セガール主演のテレビ映画シリーズ「TRUE JUSTICE」の第3弾。
シアトルを舞台に警察の特別捜査班“SIU”が活躍するドラマのような展開となります。
今回のテーマは“ドラッグ”となっていて、劇物を混入したクスリで若者が突然死して物語が始まっていきます。
さすがにドラマシリーズのような展開なので、当然のように登場人物たちのプライベートまで踏み込んでいる。
SIUの中で唯一の既婚者であるメイソンに焦点を当てられるが、思っていたよりも物語と関係なくて意味はあまりなかった。
結局、メイソンを通じてどんなメッセージを送りたかったのか分からないが、刑事は大変で家庭を持つのは容易じゃないぐらいしか伝わらない。
本来ならもっと深くまでドラッグとの関係性を示すはずが、本当に関係ないエピソードすぎて単なる尺稼ぎにしか見えなかったです。
更に新人が加入していくが、こちらもチームの伝統的な単独行動で早速と重傷を負って病院に入院する洗礼を受けます。
本当にこのSIUというチームは一切反省せず、同じような事を繰り返しても学習しないところはお家芸と化してきている。
もちろん、本作ではポンコツすぎるチームを率いるリーダーを演じるスティーヴン・セガールだけは別格です。
事件の全容を把握しているかのように様々な選択肢がある中で、必ず正解を引いて、敵と対峙すればセガール拳が炸裂してかすり傷すら負いません。
このシリーズの魅力はポンコツなチームがグダグダな捜査をして、最後にはセガールが拳と説教で勝利するパターンでしょう。
ただ、さすがに次も同じような展開になると、シリーズとしての存続が危ういと思うので、何か手を打ってくるだろう。