悪魔の毒々プラトーン RE-2238

作品情報

公開年月  1988(ビデオ発売)
ジャンル  ホラー/アクション/コメディ
原作  なし
監督  マイケル・ハーツ、サミュエル・ウェイル
脚本  ロイド・カウフマン、ミッチェル・ターナー、ほか
製作  マイケル・ハーツ、ロイド・カウフマン
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

南海の孤島に旅客機が墜落し、ほとんどの乗員乗客が死亡する。
その中で辛うじて十数名が生き残り、助けを求めようと島の中心へ様子を見に行く。
しかし、そこにはソ連製の武器を持った兵士たちが巡回していた。
乗客たちは隠れて息を潜めるが、兵士たちの数は圧倒的で逃げられるような状況ではない。
この島はアメリカ合衆国の転覆を目論むテロリストが集まる島であった。
そこで乗客たちは「殺される前に殺してしまえ!」と意を決して武器を取り戦うのだった。

登場人物&出演者

リディア(演:キャロリン・ビーチャンプ)
おっぱい要員。一番の美人でトロマ作品定番の気づいたら主人公ポジション。
キャロリン・ビーチャンプは5作ほどに出演し、本作が映画2作目となっています。
途中まで空気だったのに、最後の方でランボー顔負けの大活躍をしてくれます。

テイラー(演:ショーン・ボーエン)
主人公っぽい。プレイボーイみたいな雰囲気だが、眉毛は繋がっている。
ショーン・ボーエンにとって本作が映画デビュー作のようです。
テロリストたちの計画書をひと目通しだけですべてを知るチートな設定。

パーカー(演:リック・ワッシュバーン)
元空軍兵士。現在は中古車のセールスマンをやっているが一人で軍隊並みの万能すぎる設定。
リック・ワッシュバーンは雑用スタッフとして60作にも参加しています。
銃を持てば必ず命中する無限弾の持ち主だが、最期は蜂の巣にされても簡単に死ななかった。

マーシャル(演:スティーヴン・クロスリー)
イギリス紳士。常に冷静沈着で猛毒の吹き矢を携帯していて殺しは一切の躊躇がない。
スティーヴン・クロスリーは22作に出演し、主にテレビドラマやテレビ映画に出演する。
パーカーに次いで万能なチート設定で、ほぼ無傷で生きるというキャラクター。

カークランド(演:パトリック・ウェザース)
ビジネスマン。臆病で口達者なウォール街で働き、体よりも口で立ち回る。
パトリック・ウェザースは18作に出演し、現在でもテレビドラマや映画で活躍する。
テロリストの仲間になって、パーカーにトドメを差すが、マーシャルの毒矢に倒される。

感想

個人的な評価
本作はトロマの悪ノリが非常に分かる作品となっています。
いっぱい人が出てきて、いっぱい死ぬというパターンを忠実に再現します。
冒頭からおっぱいを出すヒロインは、最後にはランボー並みに戦います。
というより、単なる旅客機の乗客だった生き残りがテロリストよりも強くなります。
訓練を受けているはずのテロリストは棒立ちして撃たれるのを待つ謙虚さがある。
特にパーカーがチートすぎて、サブマシンガンはいくら撃っても弾切れをしません。
しかも、何十人もテロリストが発砲しているのに、パーカーにかすり傷すら与えられない。
最期だけは四方八方に囲まれてようやく弾が当たるのに、なかなか死なないという。
もう死んだと思っていたのに、なぜかまだ生きているというチートさで、裏切ったカークランドが至近距離で頭を撃ち抜いてようやく死にます。
いくら元空軍とは言っても、地上での白兵戦をやっているとは思えないけど、これはワザとやっているのだろうと思う。
次に大きな戦力となるマーシャルも万能であり、正体不明のイギリス紳士であるが、どう見ても殺し屋にしか見えなかった。
主人公っぽいテイラーは個性が強すぎる上記のメンバーに隠れてしまうほどインパクが薄い。
他の乗客も覚醒したの如く、テロリストを血祭りに上げていくカオスな展開となります。
こんなテロリストがアメリカ合衆国を転覆させようとしているから、もの凄い挑戦だったと思います。
もう勢いしかない本作だが、悪ノリも逆にギャグとして成立しているので、意外にも終盤は楽しめるかもしれません。