作品紹介
公開年月 | 2016/09/30 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | トラヴィス・Z |
脚本 | トラヴィス・Z |
製作 | フランキー・リンドクィスト、カシアン・エルウィズ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
アレックスは認知症になってしまった祖母の世話をしながら暮らしていたが、そんな中で彼と友人のマイルズは屋根裏部屋で古い箱を見つける。
箱を開けてみると「ミッドナイト・ゲーム」の道具が一式が入っており、それは「ミッドナイトマン」を呼び出し、制限時間まで逃げるというゲーム。
アレックスたちはふざけ半分で「ミッドナイト・ゲーム」を始めると、どこからともなく「ミッドナイトマン」が姿を現すのだった。
登場人物&出演者
・アレックス(演:ガブリエル・ホーク)
主人公。祖母の世話をする唯一の血縁者。母親が亡くなって大学は休業中で戻ってきた。
ガブリエル・ホークは代表作に『The Institute』、『リターン・オブ・ジーバーズ・クリーパーズ』などがあります。
認知症となっている祖母の世話に一切文句を言わず、なんとか助けようと親身になっている。
祖母に言われて屋根裏に行くと、「ミッドナイト・ゲーム」の箱を見つけて始めてしまう。
マイルズたちとミッドナイトマンから逃げるが、ケリーやハーディング先生が殺される。
最後は時間切れで勝利を喜ぶが、ミッドナイトマンの罠で結局は彼の餌食となってしまった。
・マイルズ(演:グレイソン・ガブリエル)
アレックスの唯一の親友。故郷に戻ってきたアレックスを快く迎えて何かと気にかける。
グレイソン・ガブリエルは代表作に『最’恐’?!絶叫計画』、『Bad City』などがあります。
ヒマにしていたアレックスの家にやって来ると、屋根裏で箱を見つけると率先して開けた。
最初からゲームを信じていなかったが、試しにルールを破るとミッドナイトマンに遭遇。
アレックスとケリーたちと生き残ろうとするが、ミッドナイトマンの狡猾さに振り回される。
最後は勝利したと思い円の外に出るが、ミッドナイトマンの罠で顔面を貫かれて死亡。
・ケリー(演:エミリー・ハイネ)
アレックスとマイルズの幼馴染み。以前からオカルトに興味があって問題を起こしていた。
エミリー・ハイネは代表作に『Happy Face Killer』、『タリーと私の秘密の時間』がある。
過去にペットだったウサギを切り刻んでしまい、アレックスから距離を取られている。
「ミッドナイト・ゲーム」を始まる前にマイルズが呼び、アレックスたちを助けるべく参加。
ミッドナイトマンの狡猾な策略でロウソクの火が消されると、一人取り残されてしまう。
最後はミッドナイトマンにより恐怖を煽られ、ウサギを殺したように自分の首を切って死亡。
・ハーディング先生(演:ロバート・イングランド)
アナの主治医。小さい頃からアナを知っていて、彼女の悲惨な人生について知っていた。
ロバート・イングランドは近年の出演作に『アナコンダ vs 殺人クロコダイル』、『ファンハウス』などがあります。
ミッドナイト・ゲームの箱を開けてしまったアレックスたちを見て倒れたアナの診察をした。
実は「ミッドナイト・ゲーム」について知っていて、過去にその光景を目撃している。
ゲームに参加していなかったが、始めてしまったアレックスたちを助ける為に来ていた。
最後はミッドナイトマンに操られたアナに襲われ、そのまま倒されると撲殺されてしまう。
・アナ(演:リン・シェイ)
アレックスの祖母。過去に「ミッドナイト・ゲーム」をやって兄弟と友人たちが殺される。
リン・シェイは近年の出演作に『インシディアス/最後の鍵』、『ブラック・ルーム』がある。
現在は認知症でになってしまい、一人では生きていけない状態でアレックスが面倒を見る。
寝る時に叫んでいたところで、アレックスに大切にしていた手鏡を屋根裏へ取りに行かせた。
実はずっとミッドナイトマンに操られており、定期的に生贄を用意させられていた。
最後はハーディング先生を撲殺すると、アレックスによって眉間に銃撃されて死亡した。
感想
個人的な評価
本作はロブ・ッケネディ監督のアイルランド映画『ミッドナイト・マン』のリメイクです。
監督を務めるのは『キャビン・フィーバー/リブート』で知られるトラヴィス・Zです。
この作品は都市伝説を題材にしており、近年では同じような『バイバイマン』や『都市伝説:長身の怪人』が作られています。
こういう都市伝説を元ネタにした作品というのは、残念ながら軒並み面白くないです。
確かに雰囲気だけは恐そうな感じですが、基本的に撮っている監督はそこまで才能がないので演出がどれも微妙です。
本作ではホラー映画の大御所とも言えるリン・シェイとロバート・イングランドが出ていて、ある程度の面白さは確保されています。
しかし、両者を上手く活用しているワケじゃなく、単なる顔見せと名前を貸しているようにしか思えなかった。
それぐらい演出が甘く、せっかくのミッドナイトマンも薄暗い中でやっているのでインパクトがあまり感じられなかった。
ルールの中でしかゲーム参加者を狙えないのは面白いけど、結局はねじ曲げてしまうから意味がないように思える。
全貌をハッキリと見せないのは予算不足のせいだろうが、もう少し上手く演出する方法はあったと思います。
致命的に主人公や他の登場人物に魅力がなく、別に生き残って欲しいという気持ちすら湧かない雑な設定でした。
主人公は何もしていないし、単なる悲劇のヒロインになっているが、最後には助からないのはせめての救いだったと思います。
なぜなら、何もしていないクセにちゃっかり生き残るのはご都合主義すぎるからです。
恐怖を使って相手を殺すミッドナイトマンも、インパクトを残せるような工夫もあまりなかったのも残念です。
やはり、こういう都市伝説を扱った作品というのは、本作を含めて総じて微妙なモノです。