作品紹介
公開年月 | 2014/02/12 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | ポール・バーホーベン 『ロボコップ』(リメイク) |
監督 | ジョゼ・パジーリャ |
脚本 | ジョシュア・ゼトゥマー |
製作 | マーク・エイブラハム、エリック・ニューマン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入ブルーレイ |
あらすじ
2028年、ロボット技術で世界を支配する巨大企業オムニコープのロボットが軍事利用される中、アメリカではその配備が法律で禁じられていた。
それでもアメリカ国内での普及を目指すオムにコープは、様々な手段を講じてこの法律の廃止を画策する。
そんな中、愛する妻と息子と共に犯罪都市デトロイトに暮らす勤勉な警官アレックス・マーフィはある日、爆発事故に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまう。
ところがオムニコープのノートン博士による最先端ロボット技術を駆使した手術が実施され、アレックスはただ命を救われただけじゃなく、最強のサイボーグ警官“ロボコップ”として復活する。
そして、オムニコープはこのロボコップを広告塔として利用すべく、アレックスを再び現場に復帰させ、彼はその驚異的な捜査能力で街の治安維持に貢献するのだった。
登場人物&出演者
・アレクサンダー・”アレックス”・マーフィ/ロボコップ(演:ジョエル・キナマン)
・デネット・ノートン博士(演:ゲイリー・オールドマン)
・レイモンド・”レイ”・セラーズ(演:マイケル・キートン)
・パトリック・”パット”・ノヴァック(演:サミュエル・L・ジャクソン)
・クララ・マーフィ(演:アビー・コーニッシュ)
・リック・マトックス(演:ジャッキー・アール・ヘイリー)
・ジャック・ルイス(演:マイケル・ケネス・ウィリアムズ)
感想
個人的な評価
本作において主人公である勤勉な警官アレックス・マーフィ/ロボコップを演じるのはジョエル・キナマンです。
ジョエル・キナマンはスウェーデン出身で、『THE KILLING/闇に眠る美少女』で38話にも出演しています。
代表作には『イージーマネー』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『デンジャラス・ラン』などがあります。
今回はジョエル・キナマンにとって初の超大作であり、旧シリーズで主人公を演じたピーター・ウェラーと比べられてしまいます。
ピーター・ウェラーの真面目なマーフィとは違い、本作のアレックスは粗暴ながらも正義漢に溢れる別のキャラクターになっています。
特に本作ではアレックスの悲しみが強く表現されており、前作のB級映画とは少し内容が変わり、ジョエル・キナマンは非常に人間味のあるキャラクターに仕上げました。
タイトルにもある『ロボコップ』を作り出すノートン博士を演じるのはゲイリー・オールドマンです。
ゲイリー・オールドマンと言えば、やはり、『レオン』で演じた悪徳警官がすべてでしょう。
あの狂気に満ちた演技は20年経っても、褪せる事がないぐらい強烈なインパクトを放ちました。
しかし、ゲイリー・オールドマン自身は悪役がイヤになって、今では善玉の地味なキャラクターが多くなっています。
今回も変わらず善玉を演じているけど、オイラの中では昔のギラギラしたゲイリー・オールドマンの印象が強く、やっぱり物足りないです。
それとロボコップ計画を進めるCEOのセラーズを演じるのはマイケル・キートンです。
近年ではすっかりと貫禄のある役が多くなっているが、オイラの中ではどうしても『バットマン』のイメージが強い。
本作で分かったのですが、マイケル・キートンの細かい仕草がクセになるぐらい上手い演技だと感じました。
アレックスの相棒であるルイスにはマイケル・ケネス・ウィリアムズ、テレビ番組の司会者ノヴァクにはサミュエル・L・ジャクソン、マーフィの妻クララにはアビー・コーニッシュ、戦闘ロボットの訓練するマドックスにはジャッキー・アール・ヘイリーがそれぞれ演じています。
この中ではジャッキー・アール・ヘイリーの強烈な個性が光り、かなり印象に残ったキャラクターでした。
リメイクでありリブートでもある本作は、旧シリーズの脚本を基に作られているので、物語の大筋は同じだが、かなりアレンジが加えられています。
更に旧シリーズでは鈍重な動きのロボコップが、跳んだり、跳ねたりと素早い動きが新鮮でした。
アクションは旧シリーズとは違った緊迫感があって、続編について期待をしています。