パラノーマル・アクティビティ2 RE-1298

作品紹介

公開年月  2010/10/20
ジャンル  ホラー/サスペンス
原作  なし
監督  トッド・ウィリアムズ
脚本  マイケル・R・ペリー
製作  オーレン・ペリ、ジェイソン・ブラム
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ある日、クリスティとダニエルが帰宅すると家が荒らされていたが、なぜか姉ケイティのペンダントだけが奪われていた。
防犯の為にダニエルは家中に防犯カメラを設置するが、その日を境にクリスティの周りで怪現象が起きるようになる。
悪魔の仕業だと怯えるクリスティにダニエルは聞く耳を持たなかったが、彼女が取り憑かれると豹変するのだった。

登場人物&出演者

クリスティ(演:スプレイグ・グレイデン)
主人公。ダニエルとの間に息子のハンターを生んで、久しぶりに家へ帰ってきた。
スプレイグ・グレイデンは代表作に『ゾンビ・オブ・ザ・デッド2』、『パラダイス・ロスト』などがあります。
ダニエルの連れ子であるアリとも仲良くやっていたが、1年後に家が空き巣にやられる。
フライパンが勝手に落ちて、鳥が窓にぶつかって死ぬなど、家の異変にいち早く気付いた。
愛犬が発作で倒れると、悪魔に取り憑かれるが、マティーンによりケイティに移された。
最後は悪魔に取り憑かれたケイティが家を訪れると、念力で吹き飛ばされて死亡した。

ダニエル(演:ブライアン・ボーランド)
クリスティの夫。前妻との間に娘のアリがいてクリスティとも仲良くやっている。
ブライアン・ボーランドは代表作に『大統領暗殺』、『セル』などがあります。
息子のハンターが生まれて1年後、家に帰ると空き巣にやられてメチャクチャになっていた。
そこで防犯カメラを設置してもらい、安全の為に24時間体制で家中を監視する事になる。
マティーンをクビにして、クリスティやアリが主張する怪現象をずっと否定していた。
最後はクリスティの悪魔をケイティに移すが、ミカを殺した彼女が家に来て殺されてしまう。

アリ(演:モリー・イフラム)
ダニエルと前妻の間に生まれた娘。ダニエルの連れ子としてクリスティとも仲良くやる。
モリー・イフラムは代表作に『ロード・トリップ/パパは誰にも止められない!』があります。
生まれた異母姉弟となるハンターの面倒もキッチリと見ている姉として成長している。
マティーンのお祓いでダニエルがクビにしてしまい、まったく納得できず不機嫌になる。
クリスティとダニエルが出かけると、外に締め出され、家に何かいると勘づいて調べる。
最後は旅行に出かけていてケイティに襲われずに済んだが、家族を失ってしまう。

マティーン(演:ヴィヴィス・コロンベッティ)
メキシコの移民。生まれたばかりのハンターの乳母としてクリスティたちに雇われる。
ヴィヴィス・コロンベッティは代表作に『パッチ・アダムス/トゥルー・ストーリー』、『呪い襲い殺す』などがあります。
ハンターの面倒をいつも見ていて、当然のようにクリスティたちの為に料理も作っている。
クリスティやダニエル、アリが出かけてハンターといると、何かの気配に気付く。
お祓いをするもダニエルがクビにしてしまうが、それでも悪霊の存在を主張していた。
最後はダニエルに呼び出され、クリスティの悪魔を肉親であるケイティに移した。

ミカ(演:ミカ・スロート)
ケイティの恋人。ハンターが生まれて1年後のパーティでは仕事が忙しくて来られず。
ミカ・スロートは代表作に『パラノーマル・アクティビティ』があります。
次にはケイティとともにクリスティの家を訪れ、同棲も上手く言っていると話していた。
最後はクリスティから移された悪魔に取り憑かれたケイティによって殺されてしまう。

ケイティ(演:ケイティー・フェザーストン)
シリーズの主人公。甥となるハンターが生まれて、その様子を見にクリスティの家に来た。
ケイティー・フェザーストンは代表作に『Mutation』、『Psychic Experiment』がある。
ハンターが生まれて1年後にもクリスティの家を訪れるが、恋人のミカは仕事で来られず。
家で怪現象が起きているとクリスティから相談され、昔とは違うとキッパリと否定した。
クリスティが悪魔に取り憑かれ、マティーンのお祓いで肉親の繋がりで移された。
最後はミカを殺した後、ダニエルとクリスティを殺して、ハンターを奪って連れ去った。

感想

個人的な評価

本作はシリーズの2作目となり、前作で監督と脚本を務めたオーレン・ペリは製作として名を連ねています。
物語としては1作目の前日談となっていて、時系列的に追いつくような展開となります。
1作目を生み出したオーレン・ペリは製作側から締め出され、ただ見守る立場となりました。
多分、金銭的な取引でオーレン・ペリは本作から手を引いて製作会社に任せる大人の事情でそのような形になったと思われます。
その為、1作目とは違ったアプローチで妹であるクリスティを引き合いに出しています。
時系列として1作目が始まる少し前の出来事になっていて、これがキッカケでケイティとミカが怖ろしい体験をする事になります。
なんとか上手く1作目と絡めていますが、結局は自分勝手な夫のせいで台無しになります。
前作から分かるように、本作でも夫は無能すぎる上に、せっかくの警告する威嚇で潰してしまうような事をしてしまいます。
おかげで最期は呆気ないという終わり方も、無能な夫として相応しいと感じさせました。
ようやく対抗できる乳母の登場だったが、結局やったのは悪魔を姉に移すという悪手しかやっていません。
これはどう考えても迷惑の何モノでもなく、いくら妻を救う為に何も知らない身内を犠牲にするのはおかしすぎる。
しかも、その後は何事もなかったように接しているので、どっちが悪魔なのか分からないような展開で自業自得にしか見えなかった。
ケイティは単なる被害者に過ぎず、無能なクリスティの夫のせいで生活がおかしくなるのは本当にはた迷惑すぎました。
本作からシリーズ化されていますが、結局は1作目を超えるような続編はまだありません。