作品紹介
公開年月 | 2016/12/09 |
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ジャンル | コメディ |
原作 | なし |
監督 | ジョシュ・ゴードン、ウィル・スペック |
脚本 | ジャスティン・マレン、ローラ・ソロン、ほか |
製作 | スコット・ステューバー、ガイモン・キャサディ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
大手企業の支店長のクレイは、上司である姉のキャロルから業績不振による突然のオフィス閉鎖を告げられてしまう。
クリスマスパーティーの準備を進めていたクレイは、オフィスの存続をかけ、クライアントとの取引を獲得するべく、盛大なパーティーを計画する。
しかし、そのパーティーを思わぬ方向へ脱線してしまうのだった。
登場人物&出演者
・ジョシュ(演:ジェイソン・ベイトマン)
主人公。技術部長。クリスマスに離婚が成立し、親権と全財産をすべて取られてしまう。
ジェイソン・ベイトマンは近年の出演作に『ファング一家の奇想天外な秘密』、『セントラル・インテリジェンス』などがあります。
出社すると早速メアリーが服装規定を守らないトリーナに文句を言うも適当に流した。
会議で支社が閉鎖すると知って戸惑うが、なぜかキャロルにニューヨーク支社に誘われる。
クレイが連れ去られると、トレイシーたちと彼を探すべく娼婦館へ向かう事になる。
最後はトレイシーの活躍で閉鎖を免れ、クレイとも仲直りし、再出発の朝を迎える事になる。
・トレイシー(演:オリヴィア・マン)
システムエンジニア主任。社内で唯一セキュリティコードにハッキングができる人材。
オリヴィア・マンは代表作に『ゾンビ・ホスピタル』、『X-MEN:アポカリプス』がある。
普段は個室にこもってプログラムを打ち込み、ドアをロックする暗証番号も勝手に変更する。
一発逆転のプログラムを開発するもキャロルに却下され、契約を取る為に力を貸す。
ウォルターとの契約が無意味だと知り、キャロルの誘いを断らなかったジョシュに落胆する。
最後はネットを繋げるプログラムを作動させ、支社の閉鎖を止める事ができた。
・クレイ(演:T・J・ミラー)
支社長。父親が経営していた大企業の息子として、支社を任されるが頭は子供と同じレベル。
T・J・ミラーは近年の出演作に『レディ・プレイヤー1』、『絵文字の国のジーン』などがあります。
姉のキャロルとは仲が悪く、ビジネスマンとしての能力が低くく見られるが対応策を発動。
ウォルターに契約の権限がないと知り、キャロルにより支社の閉鎖を言い渡され自棄になる。
娼婦館でボスのトリーナと会話をしていたが、彼女の目当てが金だと分からず正直に話す。
最後はジョシュたちに助け出され、病院でキャロルと仲直りして再出発を社員と誓った。
・ネイト(演:カラン・ソニ)
会社員。架空の恋人を部下たちに自慢するが、当たり前のように見抜かれてバカにされる。
カラン・ソニは代表作に『デッドプール』、『ゴーストバスターズ/2016年版』があります。
クリスマス・パーティが開催される事になって、実際に恋人を連れて来る事になる。
そこで娼婦をネットで検索して注文するが、ボスのトリーナに銃を向けられ警告を受ける。
娼婦が勝手に商売をして、増額を要求すると返金を迫るが、トリーナに再び脅される。
最後はクレイが連れ去られた場所をハッキングして、なぜかアリソンといい感じになった。
・アリソン(演:ヴァネッサ・ベイアー)
クレイの秘書。二児のシングルマザー。夫が子供たちにストリップを見せた事でブチ切れる。
ヴァネッサ・ベイアーは代表作に『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』があります。
話しかけてきたフレッドと気が合うと、クリスマス・パーティでは別の場所で話す事となる。
しかし、そのフレッドが赤ちゃんプレイを始めると、男運がない事をずっと悲観していた。
クレイが娼婦たちに連れ去られると、彼の事を悪く言う人たちに真実を話し探す事に。
最後はネイトと協力しているうちに恋が芽生え、最終的に二人はキスする仲になった。
・ジェレミー(演:ロブ・コードリー)
カスタマーサービスの担当。メーガンの服装にケチをつけるメアリーの服装に文句を言う。
ロブ・コードリーは代表作に『ベガスの恋に勝つルール』、『SEXテープ』などがあります。
ボーナスがカットされる噂を知ると、すぐにクレイとジョシュに向かって不満を撒き散らす。
メアリーとは犬猿の仲だったが、クリスマス・パーティではハメを外した彼女に急接近。
キャロルの登場で契約が幻と消えた事でクビを宣告され、絶望するような皮肉を並べていた。
最後はメアリーのやり方を否定しながらも、彼女のダンスが野性的で好きになったという。
・メアリー(演:ケイト・マッキノン)
人事部。服装に対して人一倍厳しく、クリスマスに向けて多宗教対応祝日セーターを着る。
ケイト・マッキノンは代表作に『テッド2』、『ゴーストバスターズ/2016年版』がある。
盛り上がろうとする他の社員と違って、あくまでルールを守らせる為に冷静な対応をする。
張り詰めた空気の会議ではオナラをしてしまい、空気を読まずチーズの紹介をしていた。
クレイが娼婦たちに連れ去られたと知り、車を出して目的地までジョシュたちを乗せた。
最後は自前のバンでクレイを追い、壊れてしまうがキャロルに保険をしっかりと請求した。
・キャロル(演:ジェニファー・アニストン)
クレイの姉でCEO。亡くなった父親の跡を継ぎ、成績不振な支社を容赦なく閉店させる。
ジェニファー・アニストンは近年の出演作に『マザーズ・デイ』、『コウノトリ大作戦!』などがあります。
クレイの支社も目標の成績を収める事ができず、幹部を集めた会議で閉鎖を宣言する。
ロンドンに発つ予定が吹雪きで欠航すると、帰る道中に支社でパーティをやっていると知る。
クレイに支社の閉鎖を命じるが、彼が自暴自棄で娼婦に連れ出されたと知って探す事に。
最後はクレイとの絆を取り戻し、トレイシーのプログラムが作動した事で閉鎖を取り下げた。
・ウォルター・デイヴィス(演:コートニー・B・ヴァンス)
大手IT企業でサーバーの契約を担当する。クレイが一発逆転の為に契約を取ろうとする。
コートニー・B・ヴァンスは代表作に『ターミネーター:新起動/ジェニシス』、『ザ・マミー/呪われた砂漠の女王』などがあります。
実はクリスマスに解雇されていて、すでに契約する権限を持っておらず落ち込んでいた。
ネイトが連れ込んだ娼婦のコカインを吸ってしまい、ラリって暴走で大ケガをして病院へ。
最後はクレイの事を非常に気に入って、月曜日には会う約束をして会社への入社を承諾。
・トリーナ(演:ジリアン・ベル)
娼婦館のボス。ネイトがネットから注文した娼婦を送り迎えし、常に銃を携帯している。
ジリアン・ベルは代表作に『インヒアレント・ヴァイス』、『グースバンプス/モンスターと秘密の書』などがあります。
ネイトが娼婦に返金を求めると、待っていたかのように脅迫するも目的をクレイに変更する。
クレイを自身の娼婦館に連れ出すと、彼が持っている大金の在処を必死に探っていた。
金庫を目指していたが、クレイが上がっていた大橋を飛び移ろうとして止めようとする。
最後はジョシュやキャロルの活躍で大橋を飛ばず、大ケガを負いながらも無事に生還した。
感想
個人的な評価
本作は大ヒットした『俺たちフィギュアスケーター』の監督、ウィル・スペックとジョシュ・ゴードンとタッグによる作品となります。
更に本作はコメディ映画の常連であるT・J・ミラー、ジェイソン・ベイトマンなども出演しています。
『モンスター上司』や『アラフォー女子のベイビー・プラン』に出演したジェニファー・アニストン、『ゴーストバスターズ/2016年版』のケイト・マッキノンも出演しています。
つまり、本作はコメディ映画として豪華なキャストであり、そこが最大の魅力となります。
前置きとして個人的にT・J・ミラーはあまり好きじゃない俳優で、「俺、面白いだろ?」という雰囲気がどうにも鼻につく。
そのせいであまり期待していなかったが、本作ではT・J・ミラーがそのような雰囲気を出していないのは良かったです。
ジェイソン・ベイトマンは『ハンコック』での史上最悪の吹替が今でも頭に残っているが、相変わらずコメディ映画の真面目な役は似合っている。
ジェニファー・アニストンはベテラン女優ですが、本作での悪役的なポジションは非常に合っていたと思います。
本作は後半になってくると収拾の付かないほどメチャクチャになるが、なぜか最後だけはハッピーエンドを迎える王道のコメディ映画となる。
基本的に爆笑するようなところはないけど、テンポがいいので最後まで飽きない展開である。
こういう作品では登場人物が非常に多く視点が飛び飛びになるが、個々のエピソードを最小限に留めているのは良い。
それに個々のエピソードをちゃんとラストの為に集約させているのも悪くないと感じた。
ただ、最後はあまりにもご都合主義的な展開で予想しやすく、驚くような感じがないのは正直言って物足りなかった。
何も考えずに鑑賞するコメディ映画という感じで、ラストのご都合主義を受け入れれば最後まで楽しめる作品だと思います。