作品紹介
公開年月 | 2014/01/01 |
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ジャンル | アクション/パニック |
原作 | なし |
監督 | エリック・スタイルズ |
脚本 | アンディ・ブリッグス |
製作 | マシュー・クィパーズ、リウ・シャオドン、ほか |
製作国 | イギリス、中国 |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
動物学者のトラヴィスの元に大手建設企業からある調査依頼が舞い込んできた。
湖近くの建設現場で大きな生き物に食い千切られたような死体が発見され、次々と作業員が犠牲になっていると判明する。
映像には6メートルを超える巨大な未確認生物が映り込み、現地に到着したトラヴィスはすでに雇われたハンターのハーカーと協力するのだった。
登場人物&出演者
・トラヴィス(演:スコット・アドキンス)
主人公。動物学者。未確認生物を専門にして生け捕りを信条にする為、ハーカーと衝突する。
スコット・アドキンスは近年の出演作に『イップ・マン/完結』、『トリプル・スレット』などがあります。
ハーカーの助手が動物に襲われ死んだ為、訴えられて仕方なく調査チームを解散してしまう。
ダグからの依頼を受け、チームを再結成してハーカーを裏切ったザン博士といい感じになる。
あくまで生け捕りにこだわり、チームに命懸けの捕獲の意思を示して強制的に同意させる。
最後は主人公パワーで未知の生物を捕獲し、ダグが目をつけた次なるターゲットに向かう。
・ラン・ザン博士(演:ホアン・イー)
動物学者。ハーカーのチームに属して未知の生物を探し出そうとするも苦戦している状態。
ホアン・イーは代表作に『イップ・マン/誕生』、『ドラッグ・ウォー/毒戦』があります。
トラヴィスの著書を読んで尊敬し、色目を使って彼を焦らしながら勝手に情報交換をする。
調査中にトラヴィスたちと合流してハーカーを裏切り、データまで盗もうとするも捕まる。
そのままトラヴィスたちよ仲間になり、洞窟での捕獲に同行するもほとんど役に立たず。
最後は捕獲に成功し、仲間としてダグが提案した次なるターゲットにする気満々となった。
・ケイティ(演:リディア・レオナルド)
海洋生物学者。トラヴィスの調査チームのメンバーで紅一点。機械類の扱いには慣れている。
リディア・レオナルドは代表作に『家族の波紋』、『MIA/ミア』などがあります。
数ヶ月ぶりの連絡でもチームに同行し、未知の生物を生け捕りにするべきだと賛成する。
なぜかダグと気が合って会話が弾んで、緊張感のなさで襲撃されて無意味なケガを負った。
最後はハーカーに捕まるが、トラヴィスに助けられ、ダグから次なるターゲットを聞き出す。
・ブランドン・フア(演:ネイサン・リー)
なんでも屋。トラヴィスの調査チームのメンバー。トラヴィスの為になんでも揃えてくれる。
ネイサン・リーは本作が長編映画デビュー作となります。
ケイティと同じくトラヴィスが信頼を寄せられるが、緊張感がなくみんなから注意される。
未知の生物が音波を使っていると分かり、ジャンユーからもらったガラクタで機械を作る。
最後は何かと体を張ってトラヴィスたちを援護し、結果的には無傷で捕獲を成功させた。
・ダグ・マコーネル(演:ジェームズ・ランス)
弁護士。中国の水道事業を手がける企業の顧問弁護士。トラヴィスにUMAの調査を依頼する。
ジェームズ・ランスは代表作に『マリー・アントワネット』、『ベラミ/愛を弄ぶ男』などがあります。
工事現場には入れず後手に回り、ハーカーの存在でトラヴィスが降りようとするも説得した。
の岸で異変を見つけると、危うく未知の生物に襲われるもギリギリで難を凌いでいた。
なぜかケイティといい感じになり、洞窟でハーカーが邪魔したせいで彼女とのキスはできず。
最後は彼自身が依頼主だと判明し、次なるターゲットをトラヴィスたちに示して仲間になる。
・ジャンユー(演:グン・ラ)
未知の生物を映像に収めた人物。地元の小学校で臨時教師をして、英語もネイティブ並み。
グン・ラは代表作に『太陽の少年』、『10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス』がある。
撮影した現場はの案内をトラヴィスに頼まれるが、最初は断るがハーカーを嫌って協力する。
実は上海に在住で、作業員の弟が犠牲になった事で必死な未知の生物を独自に追っていた。
弟の為に未知の生物を捕獲するべく、トラヴィスたちと湖に出るも襲われて帰っきた。
最後はトラヴィスたちが未知の生物を捕獲し、新種としめ自分と弟の名前を付けてもらう。
・ハーカー(演:ドルフ・ラングレン)
超一流のハンター。トラヴィスの調査チームに参加するが、助手が事故で死んで彼を訴える。
ドルフ・ラングレンは近年の出演作に『アクセレーション』、『追跡者の掟』があります。
水道事業の会社に無報酬で雇われ、退屈しのぎに未知の生物をぶっ殺そうと生き生きする。
トラヴィスに嫌味を言って殴られても余裕で、ザン博士たちの不甲斐なさに皮肉を並べる。
ザン博士に裏切られるが、データを盗もうとした彼らをエサにしようという脅しをかける。
最後は洞窟に乗り込むが、未知の生物に一撃を食うも、何も言わずに跡形もなく姿を消した。
感想
個人的な評価
本作はスコット・アドキンスとドルフ・ラングレンが共演した作品となります。
監督は『禁断のエバ』や『ラブ&クライム』のエリック・スタイルズが務めています。
邦題はいいにしても、サブタイトルのせいで作品がかなりショボいような印象を受ける。
せっかくドルフ・ラングレンもスコット・アドキンスが出ているので、サブタイトルはなくした方がいい。
さて、主人公はスコット・アドキンスになりますが、ハッキリ言って役の設定が微妙すぎる。
スコット・アドキンスに求めるのは演技力じゃなく、華麗なるアクションだから動物学者の設定は明らかに無意味です。
対するドルフ・ラングレンは自分が最強だと思っているハンターで、こちらはしっかり合っているから本人も伸び伸びやっている。
本作はサメやワニなど動物が凶暴化したモンスター映画の枠ですが、新種のトカゲみたいなクリーチャーでした。
サメやワニは見た目から凶悪さがしっかり出るが、本作のトカゲは不格好で恐ろしさは今一つでした。
しかも、2、3人食い殺してあるのに主要の登場人物たちに緊張感がないからスリルもまったく伝わってきません。
そもそも、本作は保護したい動物学者と、ぶっ殺したいハンターとの争いがメインでトカゲはオマケみたい扱いでした。
肝心の人間同士の争いもハンター側は正論を言っているのに、主人公パワーで新種の動物は人間よりも重要だ理論に押されてしまう。
屈強なハンターが単なる動物学者と殴り合いで互角というところもギャグに思えた。
まず、本作にワクワクさせる要素がなく、ドルフ・ラングレンはまだいいが、スコット・アドキンスの無駄使いすぎた作品でした