作品紹介
公開年月 | 2016/01/05 |
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ジャンル | パニック/コメディ |
原作 | なし |
監督 | マイク・メンデス |
脚本 | アシュリー・オニール、マイク・メンデス、ほか |
製作 | アンソニー・ファンクハウザー、リサ・ハンセン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
今から20年前、主演映画が大ヒットし一躍スターとなったコルトンだったが、現在はなんとかB級映画に出演させてもらう日々。
しかし、過去の栄光を忘れられないコルトンは、その日もスタッフと衝突し、撮影現場を飛び出してしまう。
コルトンがロスのハイウェイを走る中、突然の大きな地響きとともにサンタモニカ山地の火山が噴火すると、降り注いだ火山弾からクモが姿を現すのだった。
登場人物&出演者
・コルトン(演:スティーヴ・グッテンバーグ)
主人公。俳優。20年前にヒットした『レッド・ロケット』で一躍有名になっていた。
スティーヴ・グッテンバーグは近年の出演作に『ラバランチュラ2』、『ジェシカ・シンプソンのミリタリー・ブロンド』などがあります。
今では昔の知り合いを頼って映画に出演するも、傲慢な態度で仕事を放棄する。
撮影の前日で乱闘事件を起こし、逮捕されるが事務所の社長が釈放をしてくれている。
息子との予定を優先して高速で渋滞に巻き込まれ、そこでラバランチュラと遭遇し逃げる。
最終的に多くの人を救い出し、映画だけじゃなく現実のヒーローとなってロスを救う。
・オリビア(演:ニア・ピープルズ)
コルトンの妻。キックボクシングのインストラクター。約束を守らないコルトンに辟易。
ニア・ピープルズは代表作に『ブルース・ブラザース2000』、『奪還DAKKAN/アルカトラズ』などがあります。
ニュースではコルトンが乱闘騒ぎで逮捕された事でに呆れ、彼の言う事を信じなかった。
近所のドリスの家を訪れてようやく事態が普通じゃないと理解し息子を探そうとする。
自宅にラバランチュラが襲撃するが、飾ってあったショットガンで見事に撃退した。
最終的に軍のトラックでコルトンを出迎え、ワイアットも回収して安全な場所へ避難した。
・ワイアット(演:ノア・ハント)
コルトンの息子。予定を4時間もオーバーした父親に対して呆れて勝手に外へ出て行く。
ノア・ハントは代表作に『Flare:The Hunt』などがあります。
トラビスとジョーダンとともにラバランチュラの襲撃に遭って廃屋となるスタジオへ逃げる。
スタジオからの脱出を試みようとするが、トラビスとジョーダンは卵が孵化して死ぬ。
たまたま電話のメールが通じ、たまたま来たオリビアが軍のトラックでコルトンと助けに。
・クリス(演:パトリック・レナ)
観光バスの乗客。バスジャックをしたコルトンに近寄り、相棒として一緒に行動する。
パトリック・レナは代表作に『サンドロット/僕らがいた夏』、『殺人遊園地』があります。
コルトンの指示通りに動いて観光バスの乗客、周辺の市民の避難などを積極にやっていた。
博物館も一緒に乗り込んで消防用の斧で侵入してきたラバランチュラを倒していく。
最後は助けに来たヘリコプターに乗り込み、無事に危険地帯から脱出をした。
・ドリス(演:レスリー・イースターブルック)
コルトンの近所に住んでいる女性。ロスには40年も住んでいるが地震は好きになれない。
レスリー・イースターブルックは代表作に『ポリスアカデミー』シリーズ、『ハウス』などがあります。
吠えていた犬の様子を見に行くと、そこにはラバランチュラがいて顔に炎を浴びて死ぬ。
・ジョーダン(演:ダイアナ・ホッパー)
ワイアットやトラビスの女友達。トラビスが口説こうとするが、本人はその気がない。
ダイアナ・ホッパーは代表作に『エンド・オブ・ザ・ワールド』、『マーターズ』がある。
ラバランチュラが地中から出現し、彼女の足を噛んで火傷と切り傷を同時に負う。
足の傷口にラバランチュラが卵を産んでいて、体中に無数の子供が飛び出して死ぬ。
・トラビス(演:ザック・グッドスピード)
ワイアットやジョーダンの友人。ジョーダンを狙い、ワイアットに身を引くよう頼む。
ザック・グッドスピードは代表作に『Hansel & Gretel:Warriors of Wicthcraft』、『Meth Head』などがあります。
ラバランチュラから倉庫へ逃げる時、扉を閉める途中で左腕に重度の火傷を負う。
ジョーダンと同じく体内にラバランチュラが卵を産みつけ、孵化して死んでしまう。
・フォン・ストゥルーベル博士(タイム・ウィンタース)
博物館の職員。ラバランチュラの出現で科学者としての興味が湧いて避難を拒否している。
タイム・ウィンタースは代表作に『グレムリン2/新・種・誕・生』、『ダーク・ハウス/戦慄迷館』などがあります。
ラバランチュラの研究をしていて、ママラバランチュラを倒せば万事解決すると助言した。
最後は博物館にやって来たヘリコプターに乗り込んで無事に危険地帯から脱出した。
・マーティ(演:マイケル・ウィンスロー)
映画の特殊効果を担当するベテランのスタッフ。スモークが故障してコルトンが不機嫌に。
マイケル・ウィンスローは代表作に『ポリスアカデミー』シリーズなどが有名です。
ラバランチュラが出現してからはスタジオで立てこもり、テディたちと助けを待っていた。
コルトンとともに作戦を考え、ママラバランチュラを爆弾で倒す必要性があると助言した。
作戦を実行するべく街へ繰り出し、得意の声帯模写を惜しげもなく披露してくれました。
・テディ(演:マリオン・ラムジー)
映画の特殊効果を担当するベテランのスタッフ。スモークの故障をコルトンに説明した。
マリオン・ラムジーは代表作に『ポリスアカデミー』シリーズが有名です。
マーティとともにラバランチュラが出現した時にスタジオで立てこもっていた。
スタジオに避難してきたコルトンを出迎え、救助のヘリが来ない事に文句を言っていた。
作戦を実行するべく街へ繰り出し、怒り狂ったように銃を乱射する姿は懐かしい。
感想
個人的な評価
本作は名作コメディ映画シリーズ『ポリスアカデミー』の出演者が揃った作品。
『ポリスアカデミー』シリーズを知っているならば、かなり懐かしい印象を受けます。
まず主人公のコルトンがかつての栄光を未だに引きずっている落ち目の俳優。
そんなコルトンを演じているスティーヴ・グッテンバーグはなんだかリンクしています。
『ポリスアカデミー』で絶大な人気を博すも、現在では第一線から退いている。
現在のスティーヴ・グッテンバーグがセルフパロディをしているような役はハマっていた。
何より作品の雰囲気が80年代、90年代を持ってきているのも大きいだろう。
そこへ『ポリスアカデミー』の共演者、マイケル・ウィンスローとマリオン・ラムジーもちょい役で登場しています。
前半では一瞬だけだが、クライマックスでは街を救うチームとして縦横無尽に活躍する。
マイケル・ウィンスローは得意の声帯模写を披露し、マリオン・ラムジーはブチ切れて銃を乱射する姿を見せている。
これは『ポリスアカデミー』シリーズを知っている人なら感動するでしょう。
あと、本当にちょい役でコルトンの近所に住むおばちゃんに、かつての巨乳美人教官を演じたレスリー・イースターブルックが登場します。
かなり年齢が顔に出ていて、あのセクシーさが消え失せ、単なるおばちゃんになったのは少しばかりショックでしたが。
本作は完全なるバカ映画であって、細かい部分などのツッコミは無用な作品である。
とにかく、起きている事を素直に受け止める為にどれだけ頭を空っぽにするか、それが楽しく鑑賞できるポイントとなるでしょう。
その点では本作は最初からB級映画らしく展開しているので、そこら辺の期待は裏切らない。
モンスター映画としてちゃんと作っていて、『ポリスアカデミー』シリーズを知らなくても楽しめるのも本作の良いところでもある。