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ガネーシャ/マスター・オブ・ジャングル RE-3272

ガネーシャ/マスター・オブ・ジャングル RE-3272

作品紹介

公開年月  2019/03/29
ジャンル  アクション
原作  なし
監督  チャック・ラッセル
脚本  チャック・ラッセル、アダム・プリンス、ほか
製作  ヴィシェシュ・アグラワル、ヴィニート・ジャイン、ほか
製作国  インド
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ムンバイで獣医業を営むラージは、インド武術カラリパヤットの使い手で母の10周忌の儀式に参加する為に故郷のチャンドリカへ向かう。
ラージの父親であるディパンカルはチャンドリカで象の聖域と呼ばれる野生インド象保護公園を運営していた。
そんな象たちの象牙で一攫千金を狙う野生動物ハンターの一味が保護公園を狙い、ラージは父や動物保護管デーヴたちと象を守る為に戦いを挑むのだった。

登場人物&出演者

ラージ(演:ヴィドゥユト・ジャームワール)
主人公。ムンバイで獣医として働く。カラリパヤットの使い手で幼少期は象と暮らした。
ヴィドゥユト・ジャームワールは代表作に『Force』、『Commando 3』などがあります。
母親が病気で亡くなったと同時にムンバイへ出ていて、10周忌を迎えて帰る決心がついた。
幼馴染みのシャンカラと再会し、父親と和解するも密猟者たちによって殺されてしまう。
兄弟弟子だったデイヴにも裏切られるが、カシャ師とミーラに助けられて立ち上がる。
最後はシャンカラを助け出し、ミーラのおかげで保護区が持ち直してしばらく滞在する。

シャンカラ(演:プーシャ・サワント)
ラージの幼馴染み。チャンドリカ保護区でラージの父親を手伝う為に自ら残っている。
プーシャ・サワントは代表作に『Tum Milo Toh Sahi』、『Bonus』などがあります。
母親の10周忌に還ってきたラージを出迎えると、一緒に来たミーラがお似合いだと言った。
実際はずっとラージに片思いをしており、デイヴとの結婚はありえないと結論をつける。
密猟者たちを追うデイヴの車にミーラが勝手に乗り、追いかけるも密猟者たちに捕まった。
最後はラージに助け出され、経営が持ち直した保護区でラージたちと楽しく過ごした。

ミーラ・ライ(演:アシャ・バット)
動物保護連盟の女性記者。サイトの支援者が200万人を超えるほどの人気を博している。
アシャ・バットは代表作に『Roberrt』などがあります。
ラージと象の研究家である父親にインタビューをするが、好意で10周忌にも参加した。
保護区に到着しても自分一人で何でもできると話し、テントを張って寝ていた。
密猟者の襲撃でデイヴの車に勝手に乗り、そのせいでシャンカラが捕まってしまう。
最後は取引現場を全世界に伝え、保護区がフォロワーたちの援助で持ち直したと伝えた。

ガジャ師(演:マカランド・デシュパンデ)
デイヴの父親。カラリパヤットの達人。ラージや息子にカラリパヤットを教えていた。
マカランド・デシュパンデは代表作に『Dandupalya』シリーズ、『Swades』があります。
今では酒浸りの日々を送っているが、密猟者たちに象が殺されている事を知っていた。
デイヴの行いに関してどうする事もできず、結果的に酒を飲んで逃げていたという。
ケガしたラージを助け出し、死んだ息子をその場で火葬し、真実について説明してくれた。
最後は象とともに取引現場へ突入し、ラージたちを助け、経営が持ち直した保護区にいた。

ディパンカル(演:タライワサル・ビジェイ)
チャンドリカ保護区を経営している。著名な象の研究家として知れ渡っているという。
タライワサル・ビジェイは代表作に『Thalaivasal』、『ラマヌジャン』などがあります。
末期ガンだった妻の希望で家に留まるが、亡くなった事で一方的にラージに嫌われる。
徐々に保護区の経営が苦しくなる中、頑なに昔のやり方を通すせいで更に悪化していた。
母親の10周忌に戻ってきたラージと最初は会話にならないが、最終的には和解していた。
最後は密猟者に象たちが殺される現場に来て撃たれ、駆けつけたラージの前で死ぬ。

デイヴ(演:アクシェイ・オベロイ)
ラージの幼馴染み。森林警備隊。父親がカラリパヤットの達人でラージとともに習った。
アクシェイ・オベロイは代表作に『ピクー』、『Laal Rang』などがあります。
長らくシャンカラと結婚するべきだと言われるが、本人たちは踏み切れない状態が続く。
父親が酒浸りになって何度も止めるようとするも聞かず、結局は放置するしかない。
保護区や周辺の経済状況が悪く、その為に象牙の密猟を見過ごして資金を得ようとした。
最後はラージを止めようとするも失敗し、密猟者たちに反撃するも撃たれて犬死した。

ケーシャブ(演:アトゥル・クルカルニー)
密猟者。台湾に住む白人の金持ちに雇われる。ビジネスじゃなく戦士として狩りをする。
アトゥル・クルカルニーは代表作に『インパクト・クラッシュ』、『マニカルルニカ/ジャーンシーの女王』などがあります。
巨大な象牙を見て一目惚れすると、部下を引き連れるも自分がトドメを刺すと主張する。
部下たちに全部任せると、最後に残ったリーダーと一騎打ちという名の一方的な虐殺する。
駆けつけたシャンカラを人質にしてラージを倒し、ベインを出迎える準備をしていた。
最後はラージが部下をほとんど倒され、仲間を殺された象に踏み潰されて死んだ。

ベイン(演:ラース・ケルデン)
台湾の台北に住んでいる白人の大富豪。金をかけて多くの象牙をコレクションしている。
ラース・ケルデンは代表作に『Rang Rasiya』などがあります。
ドローンでインド象を探していると、立派な象牙を持つラージの友人を発見した。
すぐに現地で待機するケーシャブと連絡を取り、大金が手に入るとして期待していた。
見事に象牙を手に入れたケーシャブから連絡を受けて、取引の為に現地までやって来た。
最後はミーラによって取引が全世界にバレて、警察に踏み込まれてあっさり逮捕された。

感想

個人的な評価

本作は『マスク』や『スコーピオン・キング』などで知られるチャック・ラッセルが監督を務めています。
撮影監督は『ロボコップ2』で知られるマーク・アーウィン、武術指導は『新少林寺/SHAOLIN』で知られるニッキー・リー我務めています。
なんと言っても、主人公を演じているヴィドゥユト・ジャームワールの存在が一番大きいといえる作品だろう。
ヴィドゥユト・ジャームワールは本物のカラリパヤットの使い手で、武道家としても活躍しており、本作でのアクションに説得力を持たせます。
更に鍛え抜かれたマッチョな体つきがかなり強調されるが、武器を使って戦うシーンが少なかったのは少し残念です。
やはり、カラリパヤットと言えば、独特な動物を模した動きと、棒武術による靭やかな動きが最大の魅力だが、あまり取り入れなかったのは惜しい。
物語はなんだかトニー・ジャー主演の『トム・ヤム・クン!』に似たような感じだが、本作の方はアクションが控え目だった気がします。
どっちかと言えば、主演のヴィドゥユト・ジャームワールの魅力と象の大切さを全面に出しているような印象を受けました。
インド映画には珍しく尺が2時間以内で、名物となる歌って踊る場面がなく、海外に向けた内容になっていると感じました。
ただ、全体的にボンヤリした印象を持ってしまい、どのエピソードもインパクトに残るほどじゃなかったのは痛いです。
どうしても『トム・ヤム・クン!』の方は分かりやすくアクションに振り切っているのでインパクトがあるけど、本作は色々と手を付けたのに消化不良となっている。
ボリウッドと呼ばれる映画に取っ付きにくいと感じなら、本作はインド映画としてならば初心者向きだと感じました。