作品紹介
公開年月 | 2013/09/13 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ジェームズ・ワン |
脚本 | リー・ワネル |
製作 | ジェイソン・ブラム、オーレン・ペリ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
どうにか危機を脱して平穏を取り戻したかと思われたランバート一家だったが、息子ダルトンを救う為に“あの世界”へ行った父ジョシュは、何かを連れて来てしまう。
ジョシュが警察から霊媒師エリーズ殺害容疑で疑われる中、一家は忌まわしい屋敷を離れ、ジョシュの母ロレインの家に身を寄せる。
しかし、そこでも不気味な怪現象に悩まされると、ロレインはエリーズの助手をしていたスペックスとタッカーに事態の解決を依頼するのだった。
登場人物&出演者
・ジョシュ・ランバート(演:パトリック・ウィルソン)
・ルネ・ワンバート(演:ローズ・バーン)
・ダルトン・ランバート(演:タイ・シンプキンス)
・フォスター・ランバート(演:アンドリュー・アスター)
・ロレイン・ランバート(演:バーバラ・ハーシー)
・エリーズ・ライナー(演:リン・シェイ)
・スペックス(演:リー・ワネル)
・タッカー(演:アンガス・サンプソン)
・カール(演:スティーヴ・コールター)
感想
個人的な評価
本作は2013年に公開されたホラー映画です。
この作品はジェームズ・ワンが監督と共同脚本、リー・ワネルが共同脚本と出演をしている。
ジェームズ・ワンとリー・ワネルがタッグを組んだ4作目となります。
それと前作に引き続き『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリが製作として参加しています。
前作に引き続き特殊な能力を持っていたが何かに取り憑かれたジョシュを演じるのはパトリック・ウィルソンです。
パトリック・ウィルソンは舞台俳優として活躍し、近年の出演作には『ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪』があります。
前作では果敢にも“あの世界”へ息子を取り戻しに行ったが、本作では何かに取り憑かれ、エリーゼ殺害容疑で疑われる。
今回はジョシュ役と取り憑かれた連続殺人鬼のパーカー・クレインの二役を演じてるが、その違いはハッキリと分かります。
パーカー・クレインの時に見せた危険な眼差し、変わりゆく姿はなかなか強烈なインパクトがありました。
前作に引き続き怪現象に悩まされていた妻のルネを演じるのはローズ・バーンです。
ローズ・バーンは2009年度で最も美しい顔トップ100の1位を獲得する美人女優です。
本作でも前作と同様に泣いている姿が多いけど、必死に戦おうとする姿も見せています。
それと前作からジョシュの母ロレインにはバーバラ・ハーシー、息子ダルトンにはタイ・シンプキンス、フォスターにはアンドリュー・アスターが演じています。
前作とは違って本作ではダルトンが父親を連れて帰るという役目を持っていて、なかなか興味深い演出だったと思います。
そして、ランバート一家を救う霊能者のエリーゼにはリン・シェイ、その助手スペックスにはリー・ワネル、タッカーにはアンガス・サンプソンが演じます。
なんと言っても、エリーズの再登場は嬉しいところであり、彼女の頼れる感じがとっても良かったです。
本作から登場するサイコロを使う霊能者のカールを演じるのはスティーヴ・コールターです。
エリーズの魅力には一歩及ばないけど、ジョシュを助ける大きな役目をきちんと果たしていました。
前作はなかなか緊迫感のある演出が光っていたけど、本作は趣向を変えて構成で魅せてくれる作品となっています。
冒頭は期待していたせいで思っていたよりも微妙だったが、物語が中盤を過ぎた辺りから急に引き込まれるような演出になります。
それは冒頭で何気なく起きていた怪現象の数々、これには深い理由があったのは素直に上手いと感じました。
後半で冒頭の謎が解けていく流れは引き込まれるだけじゃなく、ジェームズ・ワン監督の演出の上手さを感じさせてくれます。
計算された構成と展開、それに見せ方も素晴らしく、ジェットコースターのような流れは最後に納得してしまいます。
1作目は現実的な描写に比重を置いていたが、本作は少しばかりファンタジー色が強くなったけど、それでも引き込まれる内容だったと思います。
そして、前作と同じような気になる終わり方となっていて、続きがあれば観たくなるような演出はさすがと言えるだろう。