作品紹介
公開年月 | 1996/02/10 |
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ジャンル | アクション |
原作 | なし |
監督 | スタンリー・トン |
脚本 | スタンリー・トン、ニック・タラモンテン、ほか |
製作 | バービー・タン |
製作国 | 香港、オーストラリア、ロシア、アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
CIAからの依頼で密輸グループの女性をウクライナまで尾行したジャッキー。
簡単な任務のはずだったが、そこで武器密輸業者の存在を知った事から、ジャッキーは巨大な事件に巻き込まれるのだった。
登場人物&出演者
・ジャッキー(演:ジャッキー・チェン)
・アニー・ツイ(演:アニー・ウー)
・ツイ(演:ジャクソン・ルー)
・ビル署長(演:トン・ピョウ)
・イゴーロフ大佐(演:ユーリ・ペトロフ)
感想
個人的な評価
本作は『ポリス・ストーリー/香港国際警察』のシリーズ4作目となっています。
ただ、主人公のチェン・カークイがジャッキーに、署長のチョーがビルが英語名変更されています。
前作まで登場していたジャッキーの恋人メイも存在すら消されているような状態です。
つまり、本作は『ポリス・ストーリー/香港国際警察』シリーズでありながら、スピンオフ的な作品だと言えます。
シリーズとして香港を中心にジャッキーが活躍していたが、本作では思い切りウクライナとオーストラリアと舞台を変えています。
序盤では寒いウクライナの雪山を舞台にするが、そこではジャッキーは本当に寒そうです。
薄着で雪山を駆け抜けるだけじゃなく、まだ氷の張っている湖に落ちてもがくシーンは本当に寒そうです。
中盤以降は一気に変わって温かなオーストラリアを舞台にするが、ちゃんとコアラを出しているのはさすがと言えます。
本物を登場させるのはもちろん、パンツまでコアラにしているのはジャッキーらしい。
ジャッキー映画の持ち味と言えば、キレのあるカンフーアクションと、コミカルな演出です。
本作でもキレのあるカンフーアクションが随所に散りばめられ、全盛期のジャッキーは動きに余裕があります。
コミカルな演出はきちんとあって、その中でも脚立を使ったアクションの中でみせるお笑い要素は楽しませてくれます。
そして、終盤は水族館が主な舞台となるが、水中戦で展開するアクションも面白い。
人喰いサメがいる中で激しく戦い、時には動きを止めるなど、ジャッキー映画らしい演出。
ただ、シリーズとして見ると、設定を大きく変えてしまっているので、4作目にする必要性がなかったように思う。
しかし、単独の作品としても設定が微妙なので、強引に4作目という事にしたのだろう。
ジャッキーのアクションは楽しめるけど、全体的に薄っぺらなのは否めなかったです。