死霊危険地帯/ゾンビハザード RE-3247

作品紹介

公開年月  2002/06/04
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  ジョン・カール・ビュークラー
脚本  アントニオ・オリヴァス
製作  ピーター・ルパス三世、マイケル・ヴァレンズエラ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

150年前に失われた財宝を探し出す為、カリフォルニアの片田舎へ旅に出た6人組。
土地の人間から忠告を受ける彼らだったが、それを無視して廃墟と化した金脈にたどり着く。
ついに財宝を見つけた6人組は、悪霊に魂を売ってゾンビと化した凶悪強盗犯のジェレマイア・ストーンが襲いかかるのだった。

登場人物&出演者

クレア(演:キャリー・ブラダック)
金塊を求めてきた6人組の一人。弟が金塊を探し当てるが、行方不明になって探そうとする。
キャリー・ブラダックは本作が長編映画デビュー作となります。
夫のニックと他の友人たちを誘って探しに行くが、他にも金塊を手に入れようとしていた。
当初から弟を心配していたが、金塊を見つけると二の次になって脳天気な考えに変わる。
軽い気持ちでみんなを誘った事を後悔するが、スイッチを押す係として外に待機していた。
最後は鉱山に入ってストーンを信号弾で燃やし、保安官に保護されるもまたも復活した。

ニック(演:シーン・ハインズ)
金塊を求めてきた6人組の一人。クレアの弟が金塊を探し当てた事を知ってウキウキする。
シーン・ハインズは代表作に『Sacred Is the Flesh』、『Ghost Dog: A Detective Tai』などがあります。
しばらく連絡がなくてクレア同様に心配し、金塊探しはついでという名目でやって来る。
軽い気持ちで金塊を持ち出すが、ストーンに狙われ、メリーの話しで真実を知る事に。
ストーンに追われていたが、金塊を全部戻せば倒せると知って真剣にやろうとしていた。
最後はストーンを鉱山に誘い出し、クレアと出るが、バッグに金塊があって復活をさせた。

アクセル(演:ステファン・ワステル)
金塊を求めてきた6人組の一人。口うるさい恋人のトーリと一緒に田舎へと向かっていく。
ステファン・ワステルは代表作に『The Ghosts of Edendale』、『Painkillers』がある。
ボロボロの車でトーリの悪態を適当にあしらうが、言い返せないせずに従っていた。
目的地に到着して腕時計をなくし、イヴと仲良くした事でトーリに愛想を尽かされる。
元軍人だとみんな言うが、実は通信係だと告白するが、即席の時限爆弾はなんとか作れた。
最後はツルハシで肩を刺され、燃えていたストーンをダイナマイトに押して一緒に爆破した。

ヘイデン(演:リック・マジェスケ)
金塊を求めてきた6人組の一人。恋人のロックスと来ている。頭の中は金儲けしかない。
リック・マジェスケは代表作に『Secret Pleasures』などがあります。
遠出までしてきた事にうんざりするロックスだが、お金持ちになると話して説得した。
目的地に到着すると、ロックスと二人っきりになって真っ先にセックスをしようとする。
クレアの弟捜しなど最初からどうでも良く、誰も信用しておらず密かに銃を所持する。
最後は車でストーンから逃げるが、別の車に激突して爆発炎上してそのまま焼死をした。

ロクサーヌ(演:エリーナ・マディソン)
金塊を求めてきた6人組の一人。ヘイデンに誘われてきたが、あまり乗り気じゃない。
エリーナ・マディソンは代表作に『チュパカブラ』、『エイリアンアタック!』があります。
ヘイデンとのセックスが第一だと考えているが、お金持ちなれると分かって賛同する。
不気味な町にビビって帰ろうとするが、ヘイデンがセックスに誘って考えを改める。
欲深いヘイデンが銃を所持していたと知り、誰も信用しない彼に呆れた表情になっていた。
最後は車でストーンから逃げ出そうとするが、彼の投げたスコップが刺さって殺された。

トーリ(演:サンギー)
金塊を求めてきた6人組の一人。頼りないアクセルにずっとイライラして悪態をつく。
サンギーは本作が長編映画デビュー作となります。
凄まじく口が悪く、ワガママを言いたい放題で、アクセルにずっと文句を言っている。
設備の揃ったホテルを希望していたが、何もないと分かって口が更に悪くなる。
母親がアクセルにあげた腕時計をなくし、イヴと仲良くしていると知って愛想を尽かす。
最後は一人だけ帰ろうとするが、ジェレマイア・ストーンに首を切断されて死亡した。

イヴ(演:アレクサンドラ・フォード)
サッターズビルに住んでいる若い娘。祖母が亡くなって叔母さんに引き取られて育てられる。
アレクサンドラ・フォードは代表作に『Into the Void』、『The Eden Formula』がある。
町にやって来たアクセルを見つけると、彼が落とした腕時計を拾ってフレンドリーに接する。
案内役を買って出るが、鉱山に行くとジェレマイア・ストーンを怖がって立ち去った。
家に帰って叔母さんに相談するが、彼らを見捨てる事ができずに町へ戻って助けようとする。
最後はなぜかジェレマイア・ストーンの家に入り、そのまま呆気なく殺されてしまう。

ネリー(演:カレン・ブラック)
祖母を亡くしたイヴを引き取って育てた叔母さん。ジェレマイア・ストーンの怖さを知る。
カレン・ブラックは代表作に『イージー・ライダー』、『マーダー・ライド・ショー』などがあります。
ジェレマイア・ストーンの恐ろしさをイヴに伝えていたが、よそ者はよそ者だと片付ける。
アクセルを助けようとするイヴを止められず、すぐに元夫のケーレブに助けを求めた。
ストーンに追われるクレアたちの前に出て、彼らを助け出して倒し方を説明してくれた。
最後は家に侵入したストーンに持っていたランプを割られ、火が燃え移って死んだ。

ケーレブ(演:マーティン・コーヴ)
メリーの元夫。すでに離婚して若い娘と暮らす。ジェレマイア・ストーンの怖さを知る。
マーティン・コーヴは代表作に『デス・レース2000年』、『ベスト・キッド』があります。
イヴが出て行ってしまい、慌ててきたメリーに適当な態度であしらおうとしていた。
最後はストーンから助けようとすると知り、血相を変えて保安官に連絡を取ろうとする

マーフィー保安官(演:ジョン・フィリップ・ロー)
サッターズビルを担当する地元の保安官。車の音すら響かせないほど無音でやって来る。
ジョン・フィリップ・ローは代表作に『愛してご免なさい』、『CQ』などがあります。
弟捜しという大義名分で金塊を探しに来たクレアたちを見つけて、軽く挨拶を交わしていた。
鉱山近くでキャンプしていたアクセルたちの様子を見に来て、イヴの居場所を聞いていた。
最後は鉱山を爆破して助かったクレアたちを保護するが、ストーンが出てきてしまう。

ジェレマイア・ストーン(演:ヴァーノン・ウェルズ)
西部開拓時代に存在していた泥棒。いろんなところから金を盗んでサッターズビルに来る。
ヴァーノン・ウェルズは代表作に『コマンドー』、『インナースペース』などがあります。
住民から目をつけられていたが、ある日、牧師の娘を誘拐してレイプまでして追われる。
悪魔に魂を売り渡し、不死身の殺人鬼となり、金塊を持ち去る者を残らずぶっ殺してきた。
片手を切り落とされてしまい、そこにツルハシを埋め込み、クレアたちを追撃していく。
最後は鉱山を爆破されるが、金塊の入ったバッグを保安官が拾った事で復活をした。

感想

個人的な評価

本作は『13日の金曜日』シーズを手がけた事があるジョン・カール・ビュークラーが監督を務めています。
ゾンビ映画としてレンタルをしましたが、どうやら本作は殺人鬼映画のジャンルになります。
主人公たちは金塊が眠っている鉱山を訪れるが、西部開拓時代に泥棒のジェレマイア・ストーンが隠して呪いをかけていたという。
このジェレマイア・ストーンは殺人鬼として登場するが、悪魔に魂を売って金塊を奪う者を容赦なくぶっ殺していく感じです。
当初は白骨化していたが、金を盗まれた事で腐った肉体として甦って奪い返そうとする点ではゾンビみたいな感じだろう。
しかし、本作は上記でも書いてあるように『13日の金曜日』シリーズのスタッフが手がけているので、殺人鬼映画に近い要素になっています。
ジェレマイア・ストーンはゾンビなので銃撃は効かないが、四肢を切断されると再生できず、代わりにツルハシを差し込んでいました。
造形としては『ラストサマー』のフィッシャーマンのようなコートを着て、武器は手鉤や鎖にナイフなど、身近で手に入るモノを使っている。
ただ、鉱山という事でツルハシとスコップを使い、片手に差し込む様子は『チャイルド・プレイ』を思い出させます。
本作はあらゆる殺人鬼を扱った映画のネタを盛り込んでいるが、もう少しジェレマイア・ストーンの設定を出して欲しかったです。
不死身という設定なので何をしても死なないだろうし、シリーズ化しても問題ないだろうけど、それには少しばかりインパクトが足りない。
結局、強欲がもたらす自業自得な結末を迎える事になるが、地元民の若い娘がお人好しで可哀想すぎる結末でした。