作品紹介
公開年月 | 2011/06/21 |
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ジャンル | ホラー/スプラッター |
原作 | なし |
監督 | カール・リンドバーグ |
脚本 | カール・リンドバーグ |
製作 | ジェニファー・ハートリー、カール・リンドバーグ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ラスベガスに向かう三組のカップルは、南カリフォルニアで同じ道を急ぐトラックと競走するドライブをしていた。
トラックの運転手を怒らせたカップルたちに後ろから追突され、一度かわすも車は故障してストップしてしまう。
一人の男性が車の修理を試みるが、そこにウサギの着ぐるみを着た男が現れるのだった。
登場人物&出演者
・レイチェル(演:シェリル・テキシェラ)
助手席に座っていた。しつこく追ってくるトラックの運転手に謝るべきだとみんなを説得。
シェリル・テキシェラは代表作に『The Black Knight Returns』、『Wiener Dog Nationals』などがあります。
そのまま逃げ出すもトラックの追突で車が故障し、ジャックも殺されると森の中へ避難する。
途中で家を見つけるも交渉に失敗し、メリッサに遭遇して小屋を教えられて向かった。
結局はバニーマンに捕まってしまうと、メリッサに殴られ、恐怖によって発狂してしまう。
最後はジョンの言葉で正気を取り戻すと、バニーマンを騙してトラックで奪い生還した。
・ジョン(演:マシュー・アルブレッヒト)
車を運転していた。レイチェルの彼氏。しつこく追ってくるトラックを何度か追い越す。
マシュー・アルブレッヒトは代表作に『The Eves』、『Friday’s Child』などがあります。
森の中に家を発見して電話を借りようと交渉するも決裂して、逆に脅されて逃げた。
ハイウェイに戻るとメリッサに遭遇して、助けを求めるも結局は交渉が決裂してしまう。
小屋ではバニーマンに捕まってしまうが、反撃してメリッサをチェーンソーで殺した。
最後はレイチェルとともにバニーマンを騙し、トラックを横取りして見事に生還を果たす。
・ティファニー(演:アライナ・ジアンキ)
後部座席に彼氏のマイクとジャックの間に座る。トラックが追っている間は黙って耐えた。
アライナ・ジアンキは本作が長編映画デビュー作となります。
ジャックがトラックの追突で殺され、車を乗り捨てて森を歩き出すと本領を発揮する。
ずっと歩いている事に対して愚痴をこぼし、亡くなったジャックの事をいつまで口にする。
そこで恋人のマイクに注意されると、逆ギレして勝手に一人だけ行動してしまう。
最後は小屋に来たバニーマンに捕まると、拷問を受け、チェーンソーで切られて死亡。
・マイク(演:マシュー・スティラー)
後部座席で彼女のティファニーの隣に座っていた。追ってくるトラックにビビっていた。
マシュー・スティラーは代表作に『Fear House』、『Being Awesome』などがあります。
トラックに追突されていくと、レイチェルの意見に賛同して謝罪するべきだとジョンに言う。
謝罪は男よりも女性の色気でごまかすべきだと主張し、レイチェルがその役目を担った。
森の中に逃げると愚痴ばっかりをこぼすティファニーを注意し、険悪な仲になってしまう。
最後は小屋から逃げ、納屋に隠れるもバニーマンに見つかりチェーンソーで殺された。
・ジェン(演:ヴェロニカ・ワイリー)
後部座席に彼氏のジャックと座っていた。しつこく追ってくるトラックに嫌気が差していた。
ヴェロニカ・ワイリーは代表作に『Subprime』、『Game of Truth』などがあります。
トラックの追突で故障した車を修理しようとしたジャックに「うるさい」と文句を垂れる。
ジャックがトラックの追突で死んでも悲しまず、森を歩くみんなに付いて行った。
口うるさいティファニーに呆れると、物音を聞いて一人だけで探ってバニーマンを発見する。
最後はバニーマンに見つかってしまい、そのままチェーンソーで内蔵を抉られて死亡。
・ジャック(演:スコット・クーザ)
後部座席に彼女のジェンとティファニーの間に座る。トラックが追っていても寝ていた。
スコット・クーザは代表作に『Nobody Knows』、『Hunter Green』などがあります。
追突された事でようやく事情を呑み込むと、何もしゃべらずにレイチェルの意見に賛同する。
最後は故障した車のエンジンを見て、トランクで道具を探すと、トラックに追突されて死亡。
・メリッサ(演:ルチア・サリヴァン)
ハイウェイで友人とともにバラバラとなった死体を速やかに片付け、車に乗せていた。
ルチア・サリヴァンは代表作に『East of Sunset』、『Dispatch』などがあります。
そこに迷っていたジョンたちが助けを求めるが、すぐに苛立って彼らに暴言を吐いた。
すぐに謝って近くにある小屋を教えると、そのまま車でどこかへと立ち去った。
実はバニーマンの仲間で恋人のような関係であり、レイチェルたちを捕まえていた。
最後は反撃に出たジョンに言い訳するが、チェーンソーによって内臓を抉られて死亡。
・バニーマン(演:カール・リンドバーグ)
ウサギの着ぐるみを着た殺人鬼。ハイウェイにいたバカ者(若者)たちを発見して追い回す。
カール・リンドバーグは本作の監督や脚本を務めていて、監督としての代表作に『リビングデッド:ザ・ビギニング』があります。
しつこくレイチェルたちを追い回していると、ついに追突して彼らの車を故障させてしまう。
荷台にいた犠牲者を別の場所で引きずり出すと、チェーンを繋いで胴体を切り離した。
バカ者たちを次々と血祭りに上げるが、捕まっていたジョンの反撃で同居していた女が死亡。
最後はトラックで逃げたレイチェルたちを追い、ジョンの罠にかかって逃げられてしまう。
感想
個人的な評価
本作は『バニーマン伝説』をモチーフにした作品です。
『バニーマン伝説』はヴァージニア州やワシントンDC付近で、ウサギの着ぐるみを着た男が斧を持って人々を襲った話しから始まっています。
そんな本作は『バニーマン伝説』を使い、殺人鬼はウサギの着ぐるみで理由もなく人々を殺していく内容となります。
先に続編であった『バニーマン/殺戮のカーニバル』を鑑賞してしまったので、本作に対する新鮮味はまったくなかったです。
続編の方はそれなりにキャラクターを作っているし、何よりバニーマンの正体をちゃんと描いていました。
しかし、本作では着ぐるみを来た殺人鬼という設定以外は存在せず、チェーンソーを振り回すだけでインパクトがなかった。
序盤はなぜかトラックでバカ者(若者)たちを追い回すが、それはどう見てもスティーヴン・スピルバーグの『激突!』にしか見えなかった。
明らかに似せて演出しているようにか見えないが、当然ながら本作のずっと格下でしたが。
バニーマンやその関係者に関する描写があっても説明がないので、彼らの関係性がまったく分かりません。
狙われたバカ者(若者)たちも頭数だけを揃えただけで主人公と恋人以外は、正直言って誰でも良かった感じがしました。
つまり、本作はウサギの着ぐるみを着た殺人というアイディアだけで完結した内容がまったくない作品となります。
本編よりもオープニングとエンドロールに映し出される8mmフィルムの映像の方がよほどホラー映画的な感じがしたぐらい微妙な作品でした。