作品紹介
公開年月 | 2007/10/17 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ケヴィン・テニー |
脚本 | デイル・ジェリノー |
製作 | ダニエル・ダンカン、デニス・マイケル・テニー、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
アメリカの平和な田舎町で空から飛来した謎の物体が男を直撃する。
あっという間にゾンビ化した男は傍にいた友人の頭をかち割り、脳ミソにむしゃぶりついた。
その頃、二人の脱走犯を含めた男女が寂れたロッジに避難し、そこで死体を発見した事で危険な状況を知るのだった。
登場人物&出演者
・クラレンス・シンガー(演:ジョシュア・ベントン)
主人公。ボブとともに保安官たちに捕まっていた。ボブが脱走を試みて一緒について行く。
ジョシュア・ベントンは代表作に『Shifted』、『Death House』などがあります。
人を殺す事に躊躇いのないボブと一緒に行動し、ロッジで別の人たちと出会った彼を止める。
ボブが人を殺さないように上手くコントロールして、やって来た人たちを安心させていた。
なんとかボブを倒して形勢逆転するが、今度はゾンビに襲われるもシェリーとともに倒した。
最後は無事に生還するも大勢を殺した事になり、終身刑となってインタビューを受けた。
・シェリー・モーガン(演:サラ・グラント・ブレンディク)
ヒロイン。クローディアのサークル仲間でともにキャンプへ来ている。医学生で巨乳。
サラ・グラント・ブレンディクは代表作に『Look』、『Homo Erectus』などがあります。
川を見つけるとさっさと服を脱いで、躊躇う事なく入ってクラウディアを誘った。
水遊びを終えて戻ろうとするが、結局は道に迷ってしまい、ロッジを見つけるも捕まる。
ボブを捕まえた後はクラレンスといい感じになり、ゾンビの襲撃に備えて武器を探していた。
最後はゾンビを倒し一躍有名になるが、クラレンスが終身刑となり、インタビューに答えた。
・ボブ・ジュールズ(演:デヴィッド・クレイン)
クラレンスと一緒に捕まっていた犯罪者。マジックで書いたようなタトゥーをしている。
デヴィッド・クレインは代表作に『For Love of the Game』、『Construction』がある。
非常に危険で脱走を試みて成功すると、護送していた保安官を容赦なく撃ち殺している。
ロッジを見つけると、やって来たクラウディアや神父たちを捕まえ、いつでも殺すと脅す。
油断したところでクラレンスたちの反撃で捕まるが、自力で逆転してゾンビを一体殺す。
最後は寄生体によってゾンビ化するが、神父を襲う間にクラレンスが首を刎ねて死亡した。
・クローディア・ブッシュ(演:ミシェル・トムリンソン)
シェリーとともにキャンプへやって来ていた。医学生で同性愛者。バカ男と別行動していた。
ミシェル・トムリンソンは代表作に『3 Wise Women』、『Axe to Grind』などがあります。
裸で川を泳いでいたシェリーに呆れてしまうが、彼女からの誘いを受けて一緒に入った。
戻ろうとするが道を間違えてしまい、結局迷子になってロッジを見つけるもボブに捕まった。
ボブが油断したところで反撃して倒し、戻ってきた神父やエミーの面倒を見ていた。
最後はエミーの子宮から出た寄生体に捕まり、クラレンスによってたき火に放り込まれた。
・エミー・スムース(演:クリスティーナ・ティベリア)
シスター。ファンズワース神父と車を走らせていたが、彼の下心のせいで大破してしまう。
クリスティーナ・ティベリアは本作が長編映画デビュー作となります。
電話のある民家を探す為に歩いていたが、ようやく見つけたロッジに行くも捕らわれる。
ずっと神父の偉大さを口にしていて、同性愛者であるクローディアに暴言を吐いた。
ボブが捕まった事で自由となってロッジを出るが、ゾンビに出くわして神父に見捨てられる。
最後はロッジに戻るも子宮に寄生体がいてクローディアを襲い、結局ゾンビに殺された。
・エルドン・ファンズワース神父(演:アンディ・フォレスト)
神父だがシスター・エミーに下心を抱く。彼女の胸をチラ見をして危うく事故を起こす。
アンディ・フォレストは代表作に『ミランダ/悪魔の香り』、『ランバダ』などがあります。
車を降りたたエミーを追う時にサイドブレーキを押し倒し、車が動き出して大破した。
道に迷っている時にロッジを見つけると、電話をかける為に入るもボブたちに捕まった。
ボブが捕まった事でロッジを出るが、そこにゾンビがいて捕まったエミーを見捨てて戻った。
最後は死んだレンジャーの銃でゾンビを殺そうとするも敵わず、自分で頭を撃ち抜き死亡。
感想
個人的な評価
本作は『B級映画祭』にてB級映画賞最優秀メイク・特殊効果賞など、多くの映画賞を受賞した作品です。
てっきりタイトルからして有名なゾンビ映画の『ブレイン・デッド』のシリーズだと思ったら、まさかの亜種映画というオチでした。
どうやら他の方々も同様の被害を受けていて、紛らわしいタイトル詐欺に注意をするべき。
それでもゾンビ映画なのは間違えないので、そこら辺で納得して鑑賞をしています。
本作は典型的な低予算のゾンビ映画であるけど、どこから懐かしい感じの漂う作品である。
70年代や80年代を彷彿とさせるグロテスクな描写だけじゃなく、惜しげもなく女性陣たちはおっぱいを披露してくれています。
ここら辺のサービスによってポイントが加算され、グロテスクな描写も手作り感満載ながらも力の入れようが伝わってくる。
こういう作品というのは大抵の場合だとバカ者(若者)たちが退屈なパーティから始まるのが相場だが、ちょっとだけ違っているのは良い。
主人公は保安官の車にぶつける犯罪者で、一緒に護送される殺人犯はマジックで書いたようなタトゥーが笑えます。
女子医学生たちもいきなり裸で川で水遊びし、下心満載の神父とビッチなシスターもなかなか悪くないと思う。
何より本作はカットの繋ぎを意識した演出は個人的に好きなやり方なので、低予算ながらも工夫しようという意気込みが伝わってくる。
ただ、基本的に予算がないので派手な事ができない分、ムダな描写や退屈なシーンが多くなってしまうのは残念である。
ゾンビについても特殊メイクがそれこそ、70年代や80年代を感じさせるクラシックな感じは意外にも悪くなかったと思います。
こういう作品だと主人公とヒロインが助かってハッピーエンドですが、その後どうなったのかも描いているのも面白い。
主人公が大勢を殺した事にされ、妻になったヒロインも変わり者扱いで有名人になるところも本作の独自性を現していると思います。
ただ、全体的に低予算映画の範囲を出ていないので、素直に本家を観た方がいい作品です。