作品紹介
公開年月 | 2018/07/28 |
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ジャンル | アクション |
原作 | なし |
監督 | パシャ・パトリッキ |
脚本 | チャド・ロー |
製作 | リチャード・スウィッツァー、タイラー・W・コニー、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
CIAの極秘情報が流出し、その容疑者を追っていたウィーラーは突然武装集団に襲撃を受けて潜水艦に連行された。
それはアメリカ海軍の潜水艦をテロリスト収容施設に改造され、CIAに存在を黙殺された海底を移動する“ブラック・サイト”であった。
ウィーラーはCIA職員のエドワードから尋問され、隙を見て逃げ出すと艦内に幽閉された謎の男マルコと協力して脱出を図るのだった。
登場人物&出演者
・スコット・ウィーラー(演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム)
主人公。CIAの極秘情報を持っていた。元々はCIAの諜報員で天才的なセンスを持っている。
ジャン=クロード・ヴァン・ダムは近年の出演作に『キックボクサー/ザ・リベンジ』、『ファイナル・ブラッド』などがあります。
極秘情報を恋人に渡すも殺され、仲間を頼るも先に殺され、ブラック・サイトに収容される。
フェリスによって尋問を受けるも一切拒否し、ローズがやって来て本当の黒幕だと知る。
テイラーの協力で艦内を動き回り、説明してくれたマルコを仲間にして脱出を図る。
最後はテイラーの協力でローズを倒し、脱出したマルコがメルを始末して諜報員に復帰した。
・マルコ(演:ドルフ・ラングレン)
ブラック・サイトに幽閉されていた謎の男。目を覚ましたウィーラーに状況を説明していた。
ドルフ・ラングレンは近年の出演作に『クリード/炎の宿敵』、『ハイジャック・ゲーム』などがあります。
ウィーラーが尋問の為に連れ出されると、局員たちを小バカにして絵を描き続けていた。
テイラーたちのおかげでウィーラーが動き回ると、戦う為に協力を要請されて快諾した。
実はドイツ陸軍の特殊部隊KSKの人間で、知りすぎた事で殺されずに永遠と収容されていた。
最後はブラック・サイトを脱出し、逃げていたメルを見つけて暗殺して借りを返した。
・キャシー・テイラー(演:ジャスミン・ウォルツ)
ブラック・サイトの女性局員。今回収容されたウィーラーの警備をライアンと担当する。
ジャスミン・ウォルツは代表作に『チアリーダー・マサカー/裂かれたユニホーム』がある。
ブラック・サイトから特殊活動部への異動届を出していて、フェリスに一目を置かれる。
ウィーラーの拷問を見ていられず部屋を出るが、その間に状況が一変して彼を助ける事に。
ライアンが死んで仕方なくウィーラーに協力して、途中で油断してゴム弾に撃たれる。
最後はローズを倒すと、無罪放免となったウィーラーと協力して極秘情報の回収をする。
・エリス・ライアン(演:アーロン・オコンネル)
ブラック・サイトの男性局員。テイラーと収容された重要人物のウィーラーを警備する。
アーロン・オコンネルは代表作に『LAID: Life as It’s Dealt』、『This Is Our Christmas』などがあります。
連行されたウィーラーの説明を求めるも、フェリスに拒否されて仕方なく従う事になる。
テイラーがウィーラーの拷問に耐えられず部屋を出ると、気持ちを察して一緒に出て行く。
戻ってくると状況が一変してウィーラーに遭遇し、そのままテイラーとともに連行する。
最後は外部との通信を図る為に管理室に行くが、撃たれてローズたちに後始末された。
・キングスリー(演:アレクサンダー・ヴァイシェフボン)
ブラック・サイトの局員。警備責任者。艦内の警備は万全で絶対の自信を持っている。
アレクサンダー・ヴァイシェフボンは代表作に『Outlaws and Angels』、『International Lovers』などがあります。
重要人物となるウィーラーを連行するフェリスたちを出迎え、準備万端だと余裕を持つ。
ローズが正体を現して取引を持ち出されると、素直に従って報酬を第一に行動に協力する。
それでもローズを信用しておらず、部下にウィーラーを捕まえて取引を持ちかけようとする。
最後はウィーラーたちの演技に騙されて撃たれ、マルコによってたっぷりと拷問された。
・パトリック・フェリス(演:パトリック・キルパトリック)
CIAの特殊活動部の捜査官。CIAの極秘情報を盗み出したとしてウィーラーを追っていた。
パトリック・キルパトリックは近年の出演作に『ゾンビネーター』、『ブラッディ・ローラ/殺力の催眠美少女』などがあります。
ウィーラーの仲間を殺害して彼を捕縛すると、ブラック・サイトでの尋問に取りかかる。
かつてウィーラーの上司だったローズを一切信用せず、あくまで情報を引き出そうとする。
それでも頑なに情報の提供を拒否するウィーラーに拷問をちらつかせるも失敗する。
最後は本性を現したローズに騙されてしまい、あっさりと頭を撃ち抜かれて死亡した。
・メル・バラード(演:コートニー・ターク)
ウィーラーと極秘情報を持ち出そうとした恋人。ウィーラーが完全に信用していた人物。
コートニー・タークは代表作に『タイム・トゥ・ラン』、『デッド・シティ2055』がある。
CIAの特殊活動部に追われてしまい、極秘情報のUSBを取ろうとして撃たれて射殺された。
ブラック・サイトにいたウィーラーたちの前に現れ、実はローズの計画に参加していた。
一緒に大金持ちになろうとローズに約束されるが、それ以上の金欲を出して彼を見捨てた。
最後は逃亡先のキューバにいたところで、マルコに見つかってあっさりと暗殺された。
・エドワード・ローズ(演:アル・サピエンザ)
CIAの諜報員。ウィーラーの上司で彼が極秘の任務に関わっていると信じてフェリスに同行。
アル・サピエンザは代表作に『ソウ5』、『GODZILLA/ゴジラ』などがあります。
ブラック・サイトに乗り込んでも誰も信用せず、あくまでウィーラーの無実を主張した。
尋問していたフェリスに打開策がなく、結局は呼び出されると本性を現して支配する。
キングスリーを金で味方に付けると、ウィーラーをなんとかして捕まえようと躍起になる。
最後はウィーラーを裏切ったメルに見捨てられてしまい、ウィーラーによって射殺された。
感想
個人的な評価
本作は『ユニバーサル・ソルジャー』の公開から25周年を記念して製作されています。
もちろん、ダブル主演にはジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンがまたもタッグを組んでいます。
そう思って期待していましたが、実はドルフ・ラングレンはオマケの出演となりました。
つまり、本作はジャン=クロード・ヴァン・ダムの主演作であり、友情出演レベルで出たドルフ・ラングレンでした。
もっと二人の共闘が見られると思っただけに、このような展開にかなりガッカリしました。
ただ、それ以上にガッカリしたのはジャン=クロード・ヴァン・ダムが美しい飛び後ろ回し蹴りを披露しなかった点です。
確かに本作での役の設定は空手なんてやっているのはおかしいが、代名詞ともなっている技を披露しないのは残念すぎました。
ストーリーとしてはラストでちょっとした仕掛けをやっているけど、残念ながらそれもあまり効果的ではかったです。
どうしても本作ではヴァン・ダムとラングレンの共闘を期待していただけに、それがほぼなかった事でテンションが下がってしまった。
その代わりとしてCIAの諜報員を熱望する女が相棒になるけど、唇が整形そのもので、そこにしか印象に残っていない。
とにかく、本作ではヴァン・ダムとラングレンの魅力がほとんど活かされず、ストーリーも地味で退屈な感じでした。
これがヴァン・ダムとラングレンじゃなければ、もっとつまらない作品になっていただろう。