作品紹介
公開年月 | 2014/10/10 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | マイク・メンデス |
脚本 | グレゴリー・ギエラス |
製作 | ジェイクド・ベレンソン、パトリック・エウォルド、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
お人好しの害虫駆除業者であるアレックス・マシスは、クモに噛まれた腕を治療する為に病院を訪れていた。
そこでアレックスは遺体安置室にいる毒グモを駆除する代わりとして、腕の治療費をタダにする条件として引き受ける事になる。
警備員のホセの協力を得て遺体安置室に侵入したアレックスだったが、そこで巨大なクモを目の当たりにするのだった。
登場人物&出演者
・アレックス・マシス(演:グレッグ・グランバーグ)
主人公。害虫駆除業者。お人好しで駆除しても代金が払えなくても文句は一切言わない。
グレッグ・グランバーグは近年の出演作に『スター・トレック/BEYOND』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などがあります。
シェファーソン夫人で毒グモに噛まれて治療に病院へ来るが、高い診察代に頭を抱える。
遺体安置室に毒グモがいると知り、診察代を無料する為に害虫駆除を買って出た。
単なる毒グモじゃなく、軍が秘密裏に研究していたエイリアンの種だと知って助力する。
囚われたカーリーを助け出し、ホセとの連携で出糸突起にバズーカを食らわせて倒す。
・ホセ(演:ロンバルド・ボイヤー)
アレックスが腕の治療に訪れた病院の警備員。警察官じゃないが拳銃や手錠まで所持する。
ロンバルド・ボイヤーは代表作に『猿の惑星:新世紀(ライジング)』、『おとなのワケあり恋愛講座』などがあります。
院長に言われて遺体安置室の毒グモをアレックスとともに駆除する為に手伝う事になる。
毒グモが逃げてしまったせいで仕事は終わりだと告げるアレックスを奮い立たせた。
巨大グモに追いつめられたアレックスとカーリーをマシンガン片手に叫びながら助け出す。
最後はアレックスとの連携でバズーカを手渡して見事に爆散させて喜びを分かち合う。
・カーリー・ブラント中尉(演:クレア・クレイマー)
米陸軍特殊部隊の中尉。タナー少佐とともに病院へやって来て閉鎖をハリス院長に求める。
クレア・クレイマーは代表作に『チアーズ!』、『ディテンション』などがあります。
いきなりやって来た特殊部隊に状況が分からないハリス院長に分かりやすく説明をした。
巨大クモが病院の地下にいると知り、急いで駆けつけるが結局は逃がしてしまう。
アレックスが連れて来る時に迎撃するも効果がなく、巨大グモに食料としてさらわれる。
卵が孵って食われる寸前で助け出され、最後はアレックスの誘いにキスとともに乗る。
・ルーカス博士(演:パトリック・ボーショー)
巨大グモについて研究をしていた。逃げ出した個体が巨大化していく様子を説明する。
パトリック・ボーショーは代表作に『パニック・ルーム』、『2012』などがあります。
次第に巨大化していくクモの危険性をタナー少佐に報告していち早い退治を警告する。
未知なるステージ5に突入し、繁殖を始めた巨大グモを爆撃で倒すべきだと強く主張する。
ブラント中尉がさらわれて死んだモノとして、巨大グモの撃退を第一に考えていた。
個人的な感情に流されるタナー少佐の間違いを口にするが、結局は退室させられる事に。
・タナー少佐(演:レイ・ワイズ)
米陸軍特殊部隊の少佐。いきなり病院にやって来て、周辺の進入禁止と閉鎖を言い渡す。
レイ・ワイズは代表作に『ビッグ・バグズ・パニック』、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などがあります。
危険な生物が運ばれたという情報を掴んでいて、ハリス院長に案内を頼んでいた。
プロの害虫駆除業者として出しゃばるアレックスを邪魔者扱いとして追い出そうとする。
結局は巨大グモを連れてきてしまい迎撃するも効果なく、ブラント中尉がさらわれる。
まだ生きると知ってアレックスを助けに行かせ、空爆までなんとか引き延ばしていた。
感想
個人的な評価
本作はいわゆるモンスター映画で、今回は巨大グモがロサンゼルスの街を破壊する。
最初は単なる毒グモだと思っていたが、それは軍の研究所から逃げ出した危険な生物だと判明する。
それを追っていたプロの害虫駆除業者であるアレックスが巻き込まれるという展開です。
巨大な生物が人々を襲う展開は王道のパターンであるが、本作は火星の微生物が元という最近のネタを使っています。
こういう作品はB級映画に属するタイプだが、内容がシリアスかコミカルで楽しみ方が大きく変わってきます。
低予算なのはしょうがないにしても、そこで如何にして監督が創意工夫するのかが見物となってきます。
本作の監督であるマイク・メンデスは全体的にコメディタッチにした事で軽さとテンポの良さで乗り切ろうとしています。
同じようなモンスター映画でコミカルタッチな作品として『ジュラシック・リボーン』があって、こちらは予想外にも楽しめる内容でした。
本作もそのような雰囲気を持っているが、主人公であるアレックスのキャラクターに比重を置いている部分が大きいです。
演じてるグレッグ・グランバーグはテレビドラマシリーズで有名ですが、コミカルな演技も多少はできる感じです。
ただ、グレッグ・グランバーグだけではちょっと物足りないので、そこに相棒となるスペイン系の警備員であるホセが登場します。
演じているロンバルド・ボイヤーはずっとしゃべっている感じ、如何にも陽気なラテン形という印象を持ちます。
バディ映画という一面を持っているが、アレックスとホセのコンビは惜しい感じがします。
アレックスの責任感とホセの軽さの組み合わせは一見して面白いが、なんだか完全にハマっている感じがなかったです。
ちょっとした違和感がずっと引っかかっていたせいで、バディ映画としては物足りない。
モンスター映画のほとんどは低予算で、大体の場合だと怪物の正体は小出しにするパターンが非常に多い。
しかし、本作は最初から怪物を出しているので、そういう小手先のごまかしがない分、かなり好感が持てました。
コミカルタッチのせいで全体的な緊張感がないけど、軽さが本作の魅力にもなっているので、気軽に楽しむならば悪くない作品です。