作品紹介
公開年月 | 2017/01/01 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | マイケル・クラム |
脚本 | ジェラルド・クラム |
製作 | デヴィッド・レヴィ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
2025年、アメリカで幕を開けた悪夢のバトル、それは地球滅亡の引き金を起こしかねない闘いとなる。
サイコキネシス、改造人間、炎を操る者、影使い、怪力男、テレポーテーションなど、様々なパワーを持つ者のバトル・リーグが始まる。
そこにとある少女が参加するが、彼女には誰にも言えない秘密を抱えいたのだった。
登場人物&出演者
・エゴタン(演:ジェラルド・クラム)
能力:超絶のパワー。リサイクル活動家。青を基調としたコーディネート。ちょっと肥満体。
ジェラルド・クラムは代表作に『Velvet Vengeance』、『Cypress Creek』があります。
サイバースティックとともにリサイクル活動をしていると、ローレンという少女を見つける。
悪者に捕まっていたので助けて彼女を匿っていたが、遊んでいた時にローレンが連れ去れる。
ジェイソンXにローレンを任せてケインと対決するが、自分以上の怪力を受けて気絶した。
最後は魔女を自分の体に憑依させ、サイバースティックが自爆させて世界平和をもたらした。
・サイバースティング(演:ザック・デイヴィス)
能力:超絶のスピード。リサイクル活動家。全身を赤い服でコーディネートする明るいヤツ。
ザック・デイヴィスは本作のテレビドラマシリーズで同役として出演していました。
あまりしゃべらないエゴタンと違い、調子良くしゃべって場の雰囲気を盛り上げていく。
ローレンを助け出してジェイソンXに渡そうとするが、そこにケインが来て連れ去られる。
再びローレンをなぜか連れ出すと、またもケインが襲撃して自慢のスピードで攪乱していく。
最後はエゴタンと協力して魔女の世界で彼女を倒して、世界に平和をもらす事となった。
・ローレン(演:アマンダ・ニコール・トーマス)
ヒロイン。体の中にスーパーパワーを引き出せるハードドライブが埋め込まれている。
アマンダ・ニコール・トーマスは代表作に『Daylight’s End』、『Scarlett』があります。
父親によって外界から遮断された生活を送るが、外を見たいという事で一人旅にでかけた。
それによりハードドライブが狙われ、ジェイソンXやリサイクル活動家たちに助けられる。
しかし、ケインに追いつめられて捕まり、マックスの前で撃たれると魔女を覚醒させる。
最後は頑張って魔女を自我を保とうとするが、まったく歯が立たずに存在を消される事に。
・フェイド(演:デヴィッド・ホルダー)
能力:吸収。赤い雨による火傷を右側の顔面に負っている。メタスが妹を捕まえている。
デヴィッド・ホルダーは代表作に『Sacrament』、『Blood Sombrero』などがあります。
ローレンを捕らえるべく暗躍していたが、洗脳を解いたメイズの自爆に巻き込まれて消滅。
・メイズ(演:ジャスティン・アームストロング)
能力:青い煙。感情的な人物である。メタスに操られ自ら目を焼いて彼の指示に従う。
ジャスティン・アームストロングは代表作に『ウィジャ・エクスペリメント』があります。
メタスに従うべきじゃないと洗脳を解くと、エネルギーを解放してフェイドとともに消滅。
・ジェイソンX(演:ジェイソン・ディルワース)
能力:振盪性の衝撃波を放つ殴打。元ヒーロー。人々を救おうとする反乱軍に手を貸す。
ジェイソン・ディルワースは本作のテレビドラマシリーズで同役として出演しました。
マスクを被って依頼されたローレンという少女を助けるべくリサイクル活動家と協力する。
ローレンを悪者の手から救い出すと、ケインの手から逃げる為に安全な場所に連れて行く。
最後は追ってきたケインにリサイクル活動家たちとともに体を張って阻止した。
・ケイン(演:ジョシュア・ウィンチ)
メタルの配下としてローレンを追う。野獣の如くパワーとスピード、それと瞬間移動を持つ。
ジョシュア・ウィンチは代表作に『The Devil’s Gravestone』、『Anna』などがあります。
ローレンを見つけて連れ帰るが、ジェイソンXたちによってなぜか逃げられてしまう。
またしてもローレンを見つけると、今度はリサイクル活動家たちとの戦闘を開始する事に。
よく分からないうちに倒されたのか、気づいたら魔女が登場していつの間にか退場していた。
・メタス(演:ケヴィン・A・グリーン)
能力:人形使い。犯罪組織のボス。反抗的だったメイズを能力によって従わせる事に。
ケヴィン・A・グリーンは代表作に『The Reckoning』、『Anna』などがあります。
ローレンが撃たれた事でハードドライブから魔女を引き出され、支配者の交代と宣言された。
・マックス(演:ジェラルド・クラム/二役)
能力:知覚。犯罪組織の元ボス。現在は能力が使えない特殊な刑務所に服役している。
ハードドライブの在処を唯一知る人物として脱獄させられるが、なぜか地図を書き始める。
未来では過去を見ていた男の傍にいて、要所で解説してくれる役になっていました。
ローレンのハードドライブを解放させるとともに魔女を覚醒させて世界を破滅に追い込んだ。
感想
個人的な評価
本作は2012年にテレビドラマシリーズとして人気を博したエスパー・ヒーロー・アクション作品を実写映画化しています。
とは言っても、どんなテレビドラマかは明記しておらず、本当なのか謎のままである。
基本的に低予算映画となりますが、スーパーパワーを持った者たちの戦いという点だけで本作を借りてしまいました。
そのおかげで本作についての情報を集めるのが非常に大変で、実際に鑑賞したら想像していた以上にもっと大変でした。
まず、本作は相当つまらない内容なのに、ストーリーが支離滅裂すぎて一度鑑賞しただけでは理解ができません。
ただでさえ観る気が失せるような映像や演出なのに、真剣に鑑賞してもストーリーが頭に入ってこないので自然と眠気が勝ります。
本作は久しぶりに何度か意識が落ちて、巻き戻して改めて鑑賞するぐらい退屈な展開でした。
しかしながら、巻き戻しても意味がずっと分からないまま勝手に物語が展開していきます。
登場人物たちの中で物語が展開していくが、観る側としては説明不足以前の設定や相関図が分からないまま勝手に進んでいきます。
「お前は誰?」という疑問を持って最後まで観ても、結局は何者か分からないまま終わってしまうという凄まじい映画である。
群像劇のような構成で主人公不在のせいもあって、あっちこっちで視点が飛びまくるせいで意味がよく分からなくなる。
クライマックス辺りにようやく物語のキーパーソンが出てくるけど、あまりにもポッと出すぎて重要性がまったく伝わりません。
それで、そのキーパーソンがいきなり殺されると思えば、意味が分からず魔女い覚醒してリサイクル活動家たちによって葬られるという展開です。
もう自分で書いていても意味不明と思えるぐらい、本作にマトモな脚本家がいなかっただろうとしか感じられない。
本作は映画としての最低限の体裁すら整っておらず、観る側の気持ちなど微塵にも考えていない製作側のオナニーでしかなかったです。
低予算という理由でやりたい放題をしても、そこに観る者がいるという意識があれば、本作のような好き勝手なストーリーにしないはずです。
久しぶりに宣言するが、本作は間違えなく借りると人生をムダにするゴミ映画だと断定したいと思います。