作品紹介
公開年月 | 2007/12/25 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス |
脚本 | シェーン・サレルノ |
製作 | ジョン・デイヴィス、ウォルター・ヒル、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入DVD |
あらすじ
南極大陸での死闘で倒れたプレデターの宇宙船でチェストバスターが飛び出し、両者の能力を持つ“プレデタリアン”が誕生してしまう。
プレデターたちを次々と殺害したプレデタリアンにより宇宙船はコロラドの森に墜落し、船内に潜んでいたエイリアンたちが解き放たれる。
一方、船の異変を察知したプレデター側も、エイリアンを駆逐するべく、ニュー・プレデター“ザ・クリーナー”を地球へ送り込むのだった。
登場人物&出演者
・ダラス・ハワード(演:スティーヴン・パスクール)
窃盗の常習犯でリッキーの兄。そのせいで保安官のエディと顔なじみで刑期を終えて帰郷。
スティーヴン・パスクールは代表作に『ラスト・ラン』、『Aurora Borealis』があります。
道に突っ立っていると、早速とエディと会って出所してマトモな仕事に就くと宣言する。
街で失踪事件と殺人事件が勃発し、人手不足という事でエディの手伝いをして弟と合流する。
軍が街を爆破すると予測したケリーの言葉を信じて、病院のヘリでの脱出をしようとする。
最後はバケモノたちの対決を見送って、待っていた弟やケリーたちとヘリで街を脱出した。
・リッキー・ハワード(演:ジョニー・ルイス)
ダラスの弟。高校生でピザ屋で配達のバイトをしている。ジェシーに片想いしている。
ジョニー・ルイスは代表作に『ヒラリー・ダフのハート・オブ・ミュージック』、『バロアルト・グラフィティ』などがあります。
デイルたちにからかわれるが、ジェシーから誘いを受けて学校のプールでデートをした。
エイリアンに襲われて兄と合流して、ケリーが提案するヘリでの脱出に賛同して同行する。
ジェシーがザ・クリーナーに殺されてブチ切れるも勝てず、兄の言葉に従って引き下がった。
最後はバケモノたちの戦いを他所に、兄やケリーたちとヘリで街を脱出して軍に保護された。
・ジェシー・サリンジャー(演:クリステン・ヘイガー)
リッキーが通う高校のマドンナ的な存在。デールと付き合うもリッキーに気持ちが傾く。
クリステン・ヘイガーは代表作に『ウォンテッド』、『アイム・ノット・ゼア』があります。
ピザを届けて来たリッキーに色目を使いながら、デイルと別れる予定だと話した誘っていた。
デイルにリッキーがボコボコにされても見ているだけで一言謝って、そのまま家に帰った。
リッキーに夜の学校のプールに行くが、エイリアンに襲われて誰よりも早く逃げ出した。
最後は病院まで退避するが、エイリアンの襲撃で逃げ回り、ザ・クリーナーの攻撃で死ぬ。
・デイル・コリンズ(演:デヴィッド・パートコー)
ジェシーと付き合っている彼氏。不良グループのリーダー格でリッキーをバカにしている。
デヴィッド・パートコーは代表作に『デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2』、『ラストサマー3』などがあります。
ピザをジェシーの家に届けたリッキーをからかい、余計な一言を聞いて仲間とボコボコに。
夜の学校のプールでジェシーとイチャイチャするリッキーにキレて、仲間たちと殴りかかる。
プールにエイリアンが襲撃して急いで逃げ出し、仲間を見捨ててダラスたちも合流を果たす。
最後は銃器店に避難するが、襲って来たエイリアンを銃撃するも酸の血が顔にかかって死亡。
・ケリー・オブライエン(演:レイコ・エイルスワース)
モリーの母親。アメリカ陸軍の女性兵士。長らく家を明けていて、久しぶりに帰郷した。
レイコ・エイルスワースは代表作に『ユー・ガット・メール』、『Mr.ブルックス/完璧なる殺人鬼』などがあります。
娘が勝手にカバンを漁って暗視ゴーグルを取られ、お土産として仕方なくあげていた。
寝付けない娘に絵本を読もうとするが、拒否されて距離を感じで微妙な雰囲気になる。
エイリアンの襲撃で夫が殺され、娘と銃器店まで逃げてダラスたちと合流を果たした。
最後は病院のヘリで逃げる案を出して、爆破前に街を脱出し、警戒する軍に保護される。
・エディ・モラレス保安官(演:ジョン・オーティス)
地元の保安官。何度も窃盗をするダラスを連行していて、帰ってきた彼を歓迎していた。
ジョン・オーティスは近年の出演作に『パブリック・エネミーズ』、『ワイルド・スピード/MAX』などがあります。
親子が森で行方不明になって捜索するも見つからず、同僚が無残に殺されて頭を抱える。
リッキーからプールの襲撃を聞いてダラスと現場に行き、危険な状況に州兵の応援を要請。
派遣された州兵が全滅し、大佐から救助ヘリを聞いて広場に行くも罠だとケリーに言われる。
最後は住民たちと広場まで避難するが、ケリーの予測が当たって爆弾が落ちて爆死した。
・スティーヴンス大佐(演:ロバート・ジョイ)
アメリカ陸軍の将校。エイリアンの襲撃で先に来た州兵が全滅し、エディから状況を聞く。
ロバート・ジョイは代表作に『ランド・オブ・ザ・デッド』、『ヒルズ・ハブ・アイズ』などがあります。
レーダーで街の状況と、州兵のカメラから封鎖が不可能だと判断して爆弾での処理を決定。
多くエイリアンを引き付ける為に住民たちを囮にしてしたが、良心を痛めて神に許しを乞う。
最後は街からヘリで逃げ出したダラスたちからザ・クリーナーの武器を回収し軍事利用する。
・ザ・クリーナー・プレデター(演:イアン・ワイト)
特殊な戦闘経験を積んだプレデター。イレギュラーで発生したエイリアンの始末をする。
イアン・ワイトは代表作に『DRAGON ALL EVOLUTION』、『ソロモン・ケーン』がある。
素顔の額に文字が刻まれ、左顔面は激しい戦いの傷痕があって、マスクも傷だらけである。
プレデタリアンが宇宙船を地球に墜落させ、後始末の要請を受けるとすぐに向かった。
森に降り立ってフェイスハガーを追跡し、死体を特殊な駅で溶かして証拠を隠滅させる。
下水道や街中に溢れ出したエイリアンを倒すが、何度もプレデタリアンよ奇襲を受ける。
最後は病院の屋上でプレデタリアンと対決し、相討ちした状態で軍の爆弾で消滅した。
・プレデタリアン(演:トム・ウッドルフ・Jr)
プレデターを宿主にして誕生した新たなエイリアン。プレデターよりも巨体で怪力を持つ。
トム・ウッドルフ・Jrは代表作に『ドラキュリアン』、『エイリアン』シリーズがある。
宇宙船で誕生して短時間で成長すると、プレデターたちを殺害して地球に墜落させて脱出。
クイーンと同じくエイリアンを増やす事ができて、妊婦に卵を産みつけると数体が誕生する。
後始末に来たザ・クリーナーを何度も奇襲攻撃して、圧倒的な怪力で倒して逃げ回っていた。
最後は病院の屋上でザ・クリーナーと対決し、互角の勝負で軍の爆弾により消滅した。
感想
個人的な評価
本作はファンサービス的な内容でクロスオーバーさせた作品の続編となります。
前作で監督を務めたポール・W・S・アンダーソンは降板し、VFXアーティストのストラウス兄弟が長編映画の監督デビュー作となります。
前作はハリウッドを代表する二大モンスターのクロスオーバー作品として話題となりました。
ただ、人間パートがあまりにも邪魔すぎたし、主人公をリプリーのような強い女性にしようとして失敗してしまっている。
上映時間の都合上、「エイリアン」と「プレデター」の設定を変えていますが、残念ながら改悪と言わざるおえなかった。
世界観が違う二つの作品を合体させているので、どうしても説明が多くなっています。
そこら辺に関しては上手く考えてくれたので、両者が戦う理由としめ納得できました。
ですが、その間に立っていた人間の扱いを贔屓してしまい、結果としてみんなが観たかった二大モンスターの純粋なアクションシーンが少なくてガッカリさせられました。
そんな本作は誰も望んでいなかった続編となったが、特に不評だったプレデターと人間の共闘をなくしたのは良かった。
プレデタリアンの未知なる生態、始末屋として登場するザ・クリーナーの新たなキャラクターはかなりワクワクしました。
しかし、そんな魅力的なキャラクターを潰したのは人間パートで、今回も本当にどうでもいいという感じで前作同様に邪魔でした。
何より本作が一番ダメだったのは、ずっと薄暗い画面で何をやっているのかハッキリと分からずにイライラしました。
多分、細かい部分をごまかす為の工夫だろうが、完全に逆効果としか思えなかったです。
前作は一応、アクションがメインだったが、本作はホラー的な雰囲気があまり合っていなかったような印象を持ちました。
すべてにおいて製作側が打ち出した演出が噛み合っておらず、前作は記念作品としてガマンができても、本作に関しては失敗作としか言えず、とても残念でした。