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スライサー RE-3242

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作品紹介

公開年月  2005/11/29
ジャンル  ホラー
原作  スティーヴン・キング 『人間圧搾機』
監督  マット・カニンガム、エリック・ガードナー
脚本  マット・カニンガム、エリック・ガードナー
製作  マーク・バーマン、スコット・パールマン
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

修理工であるハドリーは二週間も働かず、妻のピアトリスから働くように言われる。
ハドリーは仕事をしないい間、に二階で謎の機械に取り憑かれたように組み立てており、本業はないがしろにしていた。
ある夜、ハドリーはついに機械を完成させると、頭の中で作動させるのに血が必要だと知って暴走する事になるのだった。

登場人物&出演者

ジェイミー(演:エイミー・ブルックス)
主人公。仕事をクビになってしまい、帰宅すると夫からも離婚を突きつけられるどん底に。
エイミー・ブルックスは代表作に『殺しのナイフ』、『クリッター3』などがあります。
シャワーを浴びた後、洗濯機の調子が悪いとして修理工のハドリーを呼ぶも襲われて捕まる。
復活したプレス機の為の生け贄にされるべく監禁されるが、泥棒のマイクで脱出を試みる。
マイクたちが殺されるもドアの鍵が開き、ハドリーの娘と家から出ようとするも失敗する。
最後はハドリーと取っ組み合いになり、一緒に作動した機械に巻き込まれて殺された。

マイク(演:スコット・スパイサー)
泥棒親子の息子。主に下調べを担当し、めぼしい家を見つけて父親と金品を盗んでいる。
スコット・スパイサーは代表作に『Southbounders』、『Little Black Lie』などがあります。
喫煙者だったが、簡単に禁煙を実現したが、未だにタバコを吸うリックに文句を言っている。
実際に家へ忍び込むリックを年寄り扱いするが、父親というだけに何かと心配している。
連絡が途絶えてハドリーの家に忍び込み、監禁されていたジェイミーを助け出そうとする。
最後は眠ったハドリーから鍵を奪うが、監禁されたジェイミーを助けるも結局は殺された。

リック(演:レジー・バニスター)
泥棒親子の父親。妻と離婚しているが未練を持つ。喫煙者で息子から何度も注意される。
レジー・バニスターは代表作に『ファンタズム』シリーズ、『メタルマン』などがあります。
予め下調べした家に調査員と称して訪れ、誰にもいない間に金品を盗む日々を送っている。
常に息子のマイクとコンビを組んで仕事していて、無線で連絡し合うほどの手練れである。
ハドリーの家で監禁された女性を見つけ、本人が帰って隠れるも簡単に見つかる事に。
最後は抵抗もせずにハドリーのハンマーで倒され、機械の餌食になって殺されてしまう。

ハドリー(演:ウェストン・ブレイクスリー)
主人公。修理工。全財産を奇妙な機械につぎ込み、二週間も働かずに組み立てていた。
ウェストン・ブレイクスリーは代表作に『コレクター』、『カラー・オブ・ハート』がある。
妻から注意されるが、取り憑かれたように組み立てをして、スゴい事が起きると話していた。
ついに完成させて起動するが、ケガして血を浴びせた事で一度殺されるも復活して操られる。
機械の為に次々と人間を殺していき、生き血を飲む事でケガも治るような変身を遂げる。
最後は抵抗するジェイミーと機械に巻き込まれるが、その後は復活して人間狩りを再開する。

感想

個人的な評価

本作はスティーヴン・キングの短編小説『人間圧搾機』が基になっています。
しかしながら、これは『マングラー2』と同じように関連性が非常に薄いです。
ただ、シリーズのナンバーリングとなった『マングラー2』の出来が非常に悪く、勝手に名前を使われたスティーヴン・キングはお気の毒です。
そんな本作は三作目という位置づけになるが、前作よりも直接的な繋がりがありました。
一作目で人間を食っていたプレス機が解体され、その部品を手に入れた修理工の男が組み立てて暴走していく。
本来なら悪魔が宿った機械が人間を食っていくのですが、本作では組み立て男が次々と人をぶっ殺していくという展開になる。
それは一作目とは完全に違った方向性で別物と言ってもいいが、二作目よりちゃんとした殺人鬼の物語をしようという感じが伝わってきます。
前作では刑事が主人公を務めたが、殺人鬼映画ではやはり女性の方が主人公に向いている事もあって本作もそれになっています。
主人公と殺人鬼の戦いを展開すると思えば、簡単に捕まってしまい、その後から来た泥棒でなんとか逃げ出すきっかけを作っていく。
殺人鬼を扱った作品としてインパクトがなく、一作目にあった個性的なキャラクターのいないので全体的に地味な印象です。
確かに機械に操られるハドリーの視線は印象的であるけど、他の殺人鬼と比べてしまうと個性がちょっとばかり弱かった。
前作がヒドい内容だっただけに本作はマトモに感じられるが、一作目を知っているなら物足りないと感じました。