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Xibalbaシバルバ/エイリアン・オブ・マヤ RE-2547

Xibalbaシバルバ/エイリアン・オブ・マヤ RE-2547

作品紹介

公開年月  2017/05/02
ジャンル  SF/アドベンチャー
原作  なし
監督  ホアキン・ロドリゲス
脚本  アルベルト・ハガー、ホアキン・ロドリゲス
製作  カルロス・カルデロン
製作国  アメリカ、メキシコ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

はるか遠い昔、惑星間での争いが起き、先進文明の住民が地球へ逃れ、対立していた邪悪な大使たちも後を追ってきた。
地球上で激しい戦争が起き、古代マヤは先進文明の住民を助け、大使を打ち負かし、彼らは迷宮地下水路“シバルバ”で永遠に生きるよう断罪されていた。
現代、マヤの遺跡を研究するアメリカのアラン・グリーン博士が偶然にも大使の復活を知るのだった。

登場人物&出演者

ダニエル・ノーブル(演:カーラ・オルティス)
冒険家。ジャングルでの探査に大金を積まれて雇われるが、金に対して執着はしていない。
カーラ・オルティスは代表作に『Shut Up and Shoot!』、『Olvidados』などがあります。
過去にセノーテでの洞窟探査で恋人を失っていたが、グリーン博士の誘いを受ける事に。
純粋に興味本位で今回の探査に加わったが、過去のトラウマをあっさりと克服する。
洞窟探査で潜っていくと、そこにいた怪物に仲間が襲われたせいでトラウマを思い出した。
最後はグリーン博士とラウールの犠牲で洞窟を脱出して危険を世界に知らせる事になる。

ラウール(演:フアン・パブロ・カスタネダ)
ダニエルの亡くなった恋人の親友。それ以来、なぜかダニエルに片想いするも他の女と寝る。
フアン・パブロ・カスタネダは代表作に『Ladies Buchonas』、『The Debt of Maximillian』などがあります。
今回の探査でダニエルと一気に距離を縮ませて、ようやく現場のテントで肉体関係を結ぶ。
探査現場にはオジがいて警告するも足を滑らせて死んでしまい、グリーン博士に怒りを持つ。
それでも金の為じゃなく純粋な冒険心と好奇心で参加した事を想いだして探査を続行した。
怪物に襲われていたダニエルを助けるが、背後の不意打ちで結局は乗っ取られてしまう。

マニー(演:マーク・タッカー)
冒険家。ダニエルは別れた妻。今でも冒険家としての腕を買われてダニエルの誘いを受ける。
マーク・タッカーは代表作に『Qué le dijiste a Dios?』、『El Niño y El Delfín』がある。
チームから毛嫌いされているが、地元の危険なヤツらと知り合いで窮地を救う事になる。
そこだけが見せ場で、素人同然の恋人を連れてくるなど、なんの為に来たのか分からない。
結局、洞窟探査で呆気なく怪物の餌食となってしまい、呆気なく乗っ取られる事になる。

エリー(演:オルガ・フォンダ)
ダイバー。マニーの恋人。ダニエルと話していたマニーに嫉妬し、探査に同行する事に。
オルガ・フォンダは代表作に『リアル・スティール』、『Olvidados』などがあります。
完全に旅行気分でハッパを吸って楽しむほど、今回の調査の意味合いが分かってないバカ。
勝手に洞窟内を出歩き、地面の何かの装置に触れた事で怪物を目覚めさせてしまう。
気がついたらその他大勢として怪物に精神を乗っ取られるという状態になった。

アラン・グリーン博士(演:スティーヴ・ウィルコックス)
マヤ遺跡の発掘で見つけた写本から本格的な探査が必要として急遽チームを集める。
スティーヴ・ウィルコックスは代表作に『侵入者』、『解放者ボリバル』などがあります。
ユカタン半島で研究し、英語の他にスペイン語、マヤ語なども話せる有能な科学者。
ダニエルたちを雇うも事実を言わず、なんでも金で解決しようとするという甘い考え。
ようやく洞窟には危険な怪物がいると知って、責任を取るべくダニエルを脱出させる。
最後は洞窟の中で爆弾を使って怪物たちを封じ込めるべく、責任をきちんと果たす。

感想

個人的な評価

一時、古代マヤ文明が話題となって、その中でマヤ暦から解釈された2012年が世界の終わりと頻繁にテレビで特集が組まれていた。
古代マヤ文明と言えば、当時として考えられないほどの高度な技術を持っていた事で知られていて、多くの研究者を魅了している。
本作はそんな古代マヤ文明と宇宙人を強引に結びつけたオリジナルの設定となっています。
メインとなる洞窟探査はなんだか『サンクタム』や『地獄の変異』を連想させる。
ただ、冒頭でいきなりネタバレしているので、登場人物たちが探査しているが、すでに観ている側は事実を知っているという残念な展開。
本来ならば、冒頭のネタバレは伏せて、主人公を筆頭にしたチームが徐々に真実を解き明かしていくべきである。
なぜ冒頭からネタバレをしたのか分からないが、これは明らかに失敗だと言えるでしょう。
主人公はチームのリーダーとして指揮していくが、なんだか『エイリアン vs プレデター』のレックスを思い出しました。
とても冒険家に見えないのは仕方ないとして、恋人を失ったトラウマはあっさりと克服する。
しかも、探査現場に女を連れ込んでいた恋人の親友に飽きられるのに、自分もその親友と現場で一夜を過ごすという矛盾を生じさせる。
『サンクタム』や『地獄の変異』は洞窟での描写を丁寧にやっているが、本作は登場人物がムダに多いのに棒立ちばかりで意味なく時間を使う。
さっさと洞窟で探査をすればいいのに、どうでもいいところでダラダラと時間を使う。
特に主人公たちが探査現場へたどり着く前に遭遇した山賊らしき男たちの遭遇は丸々カットしても問題はないと思う。
本作は基本的にストーリーの必要な部分以外のムダなエピソードをやっているせいでスッキリしない展開である。
それに加え、なぜかムダにエロを強調したシーンもあって、そこで分かるのは監督が真面目に洞窟の映画を撮ろうとしていないのが分かる。
本作は『サンクタム』のドラマを使い、『地獄の変異』の怪物を出すという合わせ技だが、その内容は何倍も水で薄めたモノでした。
あれほど登場人物たちの関係性を築き上げたのに、終盤ではまとめて片付けるなど、なんの意味があったのか分かりません。
例に挙げている『サンクタム』は良い作品ではないが、本作を鑑賞したら面白く感じる。
『地獄の変異』は怪物をちゃんと描いているからいいけど、本作は完全にパクっていると言ってもいいほど似たような展開でした。
本作は『サンクタム』と『地獄の変異』が未鑑賞ならば、その作品を知るにはちょうどいいあらすじとなっていると思います。

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