マングラー2 RE-3241

作品紹介

公開年月  2002/02/26
ジャンル  ホラー
原作  スティーヴン・キング 『THE MANGLER』
監督  マイケル・ハミルトン=ライト
脚本  マイケル・ハミルトン=ライト
製作  グレン・テッドハム
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ニュートン社はAIの警備システムが寄付を学園に寄付し、テストで成功を収めて政府に売り込もうとする。
学園内はあらゆる場所に監視カメラが設置され、外側には高圧電流が流れる金網によって厳重に囲まれていた。
問題児の5人は校長に落書きの犯人捜しを命じられ、それに怒ったニュートン社の社長の娘ジョーは学園に混乱させようとシステムにを暴走させるのだった。

登場人物&出演者

・ジョー・ニュートン(演:チェルシー・スウェイン)
主人公。ニュートン社の社長の娘。束縛が激しい父親に反抗して色々と手を焼かせている。
チェルシー・スウェインは代表作に『ヴァージン・スーサイズ』、『幸せのルールはママが教えてくれた』などがあります。
つまらない学校に拘束される事を嫌うが、結局は連れ出されて仕方なく行く事となる。
警備システムが気に食わず、得体の知れない「マングラー・ウイルス」で暴走させていく。
ウィルが殺されると、すぐにウイルスのせいだと分かり、校舎を逃げ回って仲間が死ぬ。
最後は取っておきのプログラムで「マングラー・ウイルス」を止め、合体した校長を倒した。

ダン(演:ウィル・サンダーソン)
風紀委員の一人。ジョーが気になっている。イケメンなマッチョ。脳筋で勉強はできない。
ウィル・サンダーソンは代表作に『ハウス・オブ・ザ・デッド』、『アローン・イン・ザ・ダーク』などがあります。
校長に居残りさせられるが、ジョーと親密になるチャンスとしてなんとか近寄っていた。
ウィルが熱湯で死ぬと、すぐに「マングラー・ウイルス」が原因だとなぜか分かっていた。
なんとか逃げだそうと先陣を切っていたが、ほとんど意味がなくてムダに動き回っていた。
最後は倒した電気柵を登って平気だと見せるが、再起動させられて逃げられず感電しした。

エミリー(演:ダニエラ・エヴァンジェリスタ)
風紀委員の一人。自称ベジタリアン。スタイルかなりの自信があって制服を着崩している。
ダニエラ・エヴァンジェリスタは代表作に『洗脳』、『ワイルド・デイズ』などがあります。
春休みでは両親とつまらない時間を過ごすが、コーリーたち再会してビッチ全開となる。
校長の言いつけで学校に居残りさせられてしまい、すべてはジョーのせいだと敵対する。
「マングラー・ウイルス」の暴走でたまたまシェフのルクールを助けでジョーたちと合流。
最後はコンピュータの中枢をルクールと探すが、ケーブルに首を絞められて死亡した。

コーリー(演:マイルズ・メンドーズ)
風紀委員の一人。ロールスロイスに乗っていて、ウィルとともにマリファナを楽しんでいた。
マイルズ・メンドーズは代表作に『キャリー/2002年版』、『Heart of America』がある。
常にウィルと一緒に行動していて、下ネタ合戦を繰り広げるが、エミリーを狙っている。
「マングラー・ウイルス」の暴走でルクールを助け出し、写真を撮って記録しようとする。
危機的な状況であってもエミリーを意識し、ルクールの下ネタに言葉に呆れてしまう。
最後は体育館の暗闇で落とした懐中電灯を取るが、自動式の長椅子に挟まれて死亡した。

ウィル(演:デクスター・ベル)
風紀委員の一人。お調子者の黒人。コーリーのロールスロイスの後部席でマリファナを吸う。
デクスター・ベルは代表作に『最’狂’絶叫計画』、『ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・ディフェンダー』などがあります。
常に高めのテンションでしゃべり、いつもコーリーと行動して下ネタ合戦を展開している。
ジョーとダンがいい雰囲気を出すと、お調子者らしく間に入ってワザとぶち壊している。
「マングラー・ウイルス」が校長のせいだと偽装する為に来るが、勝手に色々と見ていた。
最後はスプリンクラーから熱湯が出て、隠れる事なく浴びてそのまま雑魚死を遂げる。

ルクール(演:フィリップ・バージェロン)
学校のシェフ。妻に対する愚痴をいつも言っている。学校での調理もかなり適当な様子。
フィリップ・バージェロンは代表作に『ピアノ弾きのトニー』、『アイアンマン2』がある。
常に向けられているカメラに話しかけ、カードシステムに対して何度も文句を言っている。
肉を捌いて冷凍庫に入れるも閉じ込められ、コーリーとエミリーに助け出される。
ジョーたちと協力して学校から脱出しようとして、若者に負けない体力を見せつける。
最後は電気柵を無事に乗り越えて、決着をつけるジョーにナイフを手渡して生還を果たす。

ブライディーン校長(演:ランス・ヘンリクセン)
アメリカでも有名な学校の校長。ニュートン社の社長から多額の寄付で学校が潤っている。
ランス・ヘンリクセンは近年の出演作に『ディレイルド/脱線』、『ゲヘナ』があります。
春休みの間にニュートン社の警備システムを導入するが、なぜか工事が遅れている状態。
風紀委員の態度が気に食わず学校に居残りさせるが、システムの暴走で厄介な事になる。
ジョーたちの悪さを見つけて説教するが、油断して気絶させられてコンピュータと合体する。
最後はジョーと子種を作ろうとするも、反撃を食らって白い液体を吐きながら死亡した。

感想

個人的な評価

本作はスティーヴン・キングの短編小説『人間圧搾機』を基にした作品となります。
タイトルに続編を思わせる感じだが、残念ながらまったく関連性がありません。
だからスティーヴン・キングは映像化に厳しいのか、そう思わせるほど勝手に名前を使われたゴミみたいな作品。
なぜかランス・ヘンリクセンが悪役として出ていますが、小銭稼ぎとも思えないほど低予算すぎる内容でチープすぎる。
とりあえず、バカしか登場しないので、主人公が補正パワーを使わないと切り抜けません。
別に知能レベルがサル並みだと言わないが、どのキャラクターも行動が不自然すぎて目的の為におかしな事になっている。
主人公は父親の提供したシステムをぶっ壊そうと「マングラー・ウイルス」を注入するが、どこからやって来たのか分かりません。
当初は警備システムの暴走という感じだが、なぜかすぐにウイルスのせいだと仲間に説明する不自然さが目立ちました。
死ぬキャラクターは予め決まっているが、その行動は殺される為だけなので、バカに見えてしまうのです。
本来なら工夫してどうしようもない状況で追い詰められたから殺されたなら分かるが、明らかに死ぬ為の行動しかしていません。
まだ強引に罠とかで死ぬ方がマシだが、なんでもない適当な殺され方をされるキャラクターが不憫すぎて可哀想に思えてくる。
なぜか端役レベルのシェフが生き残る意味が分からないし、ランス・ヘンリクセンが「マングラー・ウイルス」と合体する意味が分かりません。
しかも、ランス・ヘンリクセンはパロディとして「エイリアン」のビショップみたいに白い液体を吐く始末である。
こんなにもヘタクソな構成と演出はないと思えるほど安っぽいし、女優陣は微妙だし、ランス・ヘンリクセンは何をしているんでしょうかね。