バイオハザード:ペイシェント・ゼロ VD-327

作品紹介

公開年月  2012/10/25
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  ブライアン・T・ジェインズ
脚本  ブライアン・T・ジェインズ
製作  ブライアン・T・ジェインズ、ニコ・フォスター、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

遺伝子化学研究所で働くジョナサン・ライト博士とジェナ・バーンズの二人だったが、ウイルスが漏れ出す緊急事態が発生して施設が閉鎖されてしまう。
異変に気付いた町の保安官クレインが研究所へ駆けつけるが、出動された特殊部隊は救出ではなく殲滅の為に来ていた。
研究所では国防総省の指示で生物兵器“第6ロット”を開発しており、それは人間同士を殺し合わせる殺人ウイルスと判明するのだった。

登場人物&出演者

ジョナサン・ライト博士(演:ブランドン・スレイグル)
主人公。ジェム研究所の科学者で現場の責任者。同じ研究所に勤めるジェナと最近婚約した。
ブランドン・スレイグルは代表作に『The 7th/ザ・セブンス』、『スペース・エクスペンダブルズ』などがあります。
政府から請け負った生物兵器だと知っていたが、他の研究員たちには極秘の情報だという。
緊急事態になって研究所が閉鎖されると、しつこく質問していたジェナに真実を話した。
脱出できるのは吸気口しかないと判明して、何人かの感染者を倒しながらもたどり着いた。
最後はジェナを先に行かせて後から付いていくが、ガスが注入されて窒息死してしまう。

ジェナ・バーンズ博士(演:アマンダ・フィリップス)
ヒロイン。ジェム研究所の科学者。ジョナサンと婚約して幸せの絶頂。実は妊娠もしている。
アマンダ・フィリップスは代表作に『SideFX』、『The One I Wrote for You』があります。
結婚式の招待状を作る事に夢中となっているが、上の空であるジョナサンを心配している。
緊急事態で研究所が閉鎖されると、ジョナサンから研究内容を聞かされて激しく動揺をする。
吸気口からの脱出をジョナサンから提案され、たどり着くもギリギリで駄々をこねていた。
最後はジョナサンが窒息して一人だけ脱出に成功し、感染した状態でアテもなく歩き出した。

リズ(演:ナタリー・マケンナ)
ジェム研究所の科学者でジェナの同僚。ジェナと同じ研究室で実験をして気楽に話す間柄。
ナタリー・マケンナは代表作に『Abram’s Hand』、『6才のボクが、大人になるまで。』などがあります。
ジョナサンについて不満を持っているジェナから話しを聞き、妊娠していると知って祝った。
緊急事態で研究所が閉鎖されると、外に出られずドアの前でケリーに開けるよう頼んでいた。
最後はいつの間にかウイルスに感染して、突入してきた特殊部隊にあっさりと殺された。

ケリー(演:ジャッキー・ホール)
クラインの娘。ジェム研究所の受付として働いている。研究の内容はまったく知らない。
ジャッキー・ホールは代表作に『Chainsaw Cheerleaders』、『Scary Story Slumber Party』などがあります。
いつも通り爪を手入れしていると、緊急事態となって受付所に閉じ込められてしまう。
動揺していると駆けつけたジョナサンに落ち着くように言われ、助けが来るまで待機した。
最後は突入してきた特殊部隊を見かけると、問答無用に頭を撃たれて呆気なく死亡した。

クライン保安官(演:カール・セイヴリング)
ジェム研究所がある町の保安官。何も起きない平穏な町で娘が研究所の受付で働いている。
カール・セイヴリングは代表作に『Takedown』、『Bigfoot Wars』などがあります。
いつも電話をかける20年来の知り合いから、ジェム研究所の異様な実験について聞かされる。
すぐにジェム研究所へやって来るが、特殊部隊も到着するもマトモに取り合ってもらえず。
最後は特殊部隊に続けて施設に入るが、娘が殺されて反撃するも結局は射殺されてしまう。

マーヴィン(演:ラリー・ジャック・ドットソン)
ジェム研究所の近くに家を持っている。ジェム研究所のやっている実験を知っている。
ラリー・ジャック・ドットソンは代表作に『バーニー/みんなが愛した殺人者』、『パークランド/ケネディ暗殺、真実の4日間』などがあります。
ウイルスを使った実験が裏庭で行われていると知り、クライン保安官に真実を話していた。

少佐(演:ヴァン・クワトロ)
ジェム研究所が作り出した生物兵器“第6ロット”を秘かに人体実験をして完成を確認した。
ヴァン・クワトロは代表作に『キラー・ボビー/オモチャが殺しにやって来る』、『ゴリラ2』などがあります。
ジェム研究所が緊急事態となって閉鎖された事で、政府の命令で特殊部隊を引き連れてきた。
すでに来ていたクライン保安官を邪魔者扱いにして、命令通りに研究員たちの殲滅を始める。
安全な場所から特殊部隊に指示を出すが、結局は感染者に敵わず全滅して最終手段を取る。
最後は吸気口にガスを注入させて結果的にジョナサンを殺すが、ジェナを見逃す無能だった。

感想

個人的な評価

明けましておめでとうございます。2020年度も毎日映画のレビューを投稿していきますので、よろしくお願いします。
毎年のように元日は決まってゾンビ映画のレビューを投稿していて、今年も例に漏れず低予算の作品を紹介します。
本作はタイトルに「バイオハザード」が付いていますが、当然のようにミラ・ジョヴォヴィッチの『バイオハザード』シリーズとは無関係です。
原題がサブタイトルの「ペイシェント・ゼロ」なので、間違えて借りてくれる事を願った配給会社の切実な詐欺努力となります。
確かに本作では「バイオハザード」が発生して、研究員たちは閉じ込められて、感染者したと見なされて特殊部隊に殲滅される展開になります。
これはパクっている『バイオハザード』の1作目と酷似しているが、残念ながら低予算なのですべてにおいて劣化バージョンである。
物語のほとんどは主人公とヒロインが研究所を脱出するモノであり、これもまた『バイオハザード』を数倍薄めたような感じでした。
突入して研究員を殲滅する特殊部隊がマヌケすぎて、対応できずにあっさりと逆に全滅させられてしまう。
結局、少佐が「臭いものに蓋をする」ような形で閉鎖して任務完了してテレビで発表するが、ジェナが脱出するという無能ぶりを披露して終了する。
本作では明確にゾンビと言えるか微妙な感じで、感染系ホラー映画に近い要素も持っているような感じでした。
基本的な部分は『バイオハザード』に酷似していて、時間も70分を切るぐらい短いので、そこまでのヒドイ印象はなかったです。
ただ、全体的に面白味がなく、人間ドラマも薄く、アクションも一瞬しかないから物足りないのは言うまでもないだろう。