キリング・サラザール/沈黙の作戦(ミッション) RE-2183

作品紹介

公開年月  2016/04/02
ジャンル  アクション/サスペンス
原作  なし
監督  キオニ・ワックスマン
脚本  キオニ・ワックスマン、リチャード・ビーティ
製作  ビン・ダン、スティーヴン・セガール
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

麻薬取締局特別捜査官のジョン・ハリソンは、国際的な麻薬組織ブラツキ・クルッグのボス・サラザールのアジトを制圧する。
しかし事態はそこで終わらず、ハリソンは殺害されたはずのサラザールは生きており、事件の証言をさせる為に米国政府に保護されていた。
サラザール護送の任務に就いた連邦保安官のトム・ジェンセンは、カルテルから送り込まれた暗殺者たちから守らねばならなかった。
SWATを擁したハリソンも駆けつけると、ジェンセンたちの立てこもる高級ホテルは激戦の地へと変貌するのであった。

登場人物&出演者

ジョン・ハリソン(演:スティーヴン・セガール)
ジェンセン(演:ルーク・ゴス)
サラザール(演:フローリン・ピエルジク・Jr)
ブルーノ(演:ジョルジュ・サン=ピエール)

感想

個人的な評価

本作において製作総指揮としても参加する主人公ジョン・ハリソンを演じるのはスティーヴン・セガールです。
スティーヴン・セガールは現在でもアクション映画を中心に活躍しているハリウッドを代表する俳優の一人。
合気道を中心にした日本武道の使い手として、独特なアクションスタイルで多くのアクション映画に主演しています。
近年の出演作には『沈黙の制裁』、『沈黙のSHIGEKI/進撃』、『リターンド・ソルジャー/正義執行人』があります。
有名な『沈黙』シリーズは映画だけじゃなく、テレビドラマシリーズとしてもシーズン2まで製作されています。
今回は主人公ではなく、あくまで要所のキャラクターとしておいしいところ取りをします。
ただ、さすがに年老いたのもそうだが、似合わないヒゲ、あとはアクション俳優なのに太りすぎなのは否めない。
だからアクションが控え目になっているけど、やはり、他の俳優と比べて圧倒的な存在感があった。
本作において主人公とも言える物語を引っ張る連邦保安官のジェンセンを演じるのはルーク・ゴスです。
ルーク・ゴスは元々ミュージシャンとして活躍し、現在は俳優業を中心に活躍しています。
近年の出演作には『米軍極秘部隊ウォー・ビッグス』、『タイムリミット-72』、『レッド・リベンジ』があります。
今では立派なアクション俳優として活躍していて、独特な哀愁を漂わせる表情は本作でも健在である。
本作においてタイトルであり、物語の中核を担う麻薬王のサラザールを演じるのはフローリン・ピエルジク・Jrです。
マフィア組織のボスというのは大抵弱いと相場が決まっているが、本作のサラザールはまったく違います。
あんなに格好良く自分を付け狙う敵をショットガンで倒していくマフィアのボスは新鮮でした。
そんなサラザールを付け狙う暗殺者集団を率いるブルーノを演じるのはジョルジュ・サン=ピエールです。
ジョルジュ・サン=ピエールはカナダ出身の現役総合格闘家で、あの『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に出演しています。
本作では当然ながら本物のアクションが見せ場となるが、俳優としての演技もやっているけど、やっぱり下手でした。
なぜか本作は複雑な構成になっているが、誰が裏切り者かに重点を置いているけど、言うほど重要性が感じられなかった。
サスペンス風味なアクション映画となっているが、最後はやっぱり強引な力技になっていく。
意外にもクライマックスの格闘シーンは悪くないが、まさか“セガール拳”が弱体化しているとは思わなかった。
そもそも意味のないサスペンス風味よりも、ストレートなアクションをした方がもっと盛り上がったはず。
でも、主人公に哀愁漂うルーク・ゴスを置いている時点で、爽快感あるアクションはムリだったのかもしれないが。