ジュマンジ MY-125

作品紹介

公開年月  1995/12/15
ジャンル  アドベンチャー/アクション/ファンタジー
原作  クリス・ヴァン・オールズバーグ 『ジュマンジ』
監督  ジョー・ジョンストン
脚本  ジョナサン・ヘンズリー、グレッグ・テイラー
製作  スコット・クルーフ、ウィリアム・タイトラー
製作国  アメリカ、カナダ
鑑賞方法  購入DVD

あらすじ

100年前に封印された奇妙なボードゲーム“ジュマンジ”を手に入れた少年のアランは、友達であるサリーと始めるもその中に吸い込まれてしまう。
26年後、売りに出されていた屋敷から姉弟のジョディとピーターは屋根裏で“ジュマンジ”を発見して遊び始める。
実は26年前からゲームはまだ続いていて、ルールによって大人になったアランが復活し、事態を収拾するべくサリーを加えてクリアを目指すのだった。

登場人物&出演者

・アラン・パリッシュ(演:ロビン・ウィリアムズ)
主人公。ゲームで二番目のプレイヤー。気弱な性格のせいで厳格な父親に反感を抱く。
ロビン・ウィリアムズは近年の出演作に『ビッグホワイト』、『最高のともだち』がある。
サリーとゲームをしてジャングルに吸い込まれ、26年に渡り一人で生き抜いてきた。
ピーターのおかげで現実世界に戻り、サラを探し出してゲームのクリアを子供たちと目指す。
ヴァン・ペルトに狙われるが、サイコロがゲームクリアさせて見事にクリアする事ができた。
最後は父親から会社を受け継ぎ、サラと結婚してジュディとピーターたちを家に呼んだ。

・サラ・ウィットル(演:ボニー・ハント)
ヒロイン。ゲームで一番目のプレイヤー。イジメを受けるアランを何度か助けている。
ボニー・ハントは近年の出演作に『12人のパパ』シリーズ、『夏休みのレモネード』がある。
アランがゲームに吸い込まれ、コウモリに襲われたせいで続行せずに逃げ出してしまう。
ジャングルからアランが戻り、ゲームを終わらせる為に説得されて仕方なく続行させる。
なんとか助け合いながらゲームを進め、アランに逃げ出した事を謝って気持ちが傾いた。
最後はアランと結婚して妊娠し、ジュディとピーターたちを家に呼んで再会を果たした。

ジュディ・シェパード(演:キルスティン・ダンスト)
売りに出していた屋敷の下見に来た姉弟の姉。両親の死でウソをつくようになっている。
キルスティン・ダンストは近年の出演作に『エリザベスタウン』、『ウィンブルドン』などがあります。
ジュマンジのゲームを見つけると、興味本位で始めてしまい、ピーターがアランを助ける。
ゲームを終わらせるべきだとアランに訴え、ピーターの挑発が上手くいって褒めていた。
みんなで助け合いながらゲームを進めるが、植物の毒針を首に食らって倒れてしまう。
最後は大人になったアランとサラのパーティに呼ばれ、両親が死ぬ事故を止めてくれた。

ピーター・シェパード(演:ブラッドリー・ピアース)
売りに出された屋敷の下見に来た姉弟の弟。両親の死でジュディ以外は会話していない。
ブラッドリー・ピアースは代表作に『チャーリー』、『ボロワーズ/床下の小さな住人たち』などがあります。
ジュディとともにジュマンジを見つけと始めると、アランをジャングルから戻る目を出した。
ゲームをクリアしようとズルするも許されず、罰として猿のような姿に変えられてしまう。
最後は大人になったアランとサラのパーティに呼ばれ、両親が死ぬ事故を止めてくれた。

ノラ・シェパード(演:ビビ・ニューワース)
ジュディとピーターの父親の妹。両親を亡くした姉弟を引き取って空き家を探していた。
ビビ・ニューワースは代表作に『パラサイト』、『サマー・オブ・サム』などがあります。
旧パリッシュ邸を安く手に入れたが、荒れ放題になっていた家の中を一人で片付けていた。
仕事でジュディやピーターたちより早く家を出るが、ジュマンジの音が聞こえずに出た。
家に帰る道中で暴走する動物たちを見て唖然とし、猿のせいで車が道端に落ちてしまう。
旧パリッシュ邸に向かうカールと合流して帰ると、ドアから大量の水に押し流されてしまう。
最後はメチャクチャになった家とライオン、ピーターを見て呆然として物置で待機した。

・カール・ベントレー(演:デヴィッド・アラン・グリア)
アランの父親が経営する製靴工場で働く。最新鋭のスニーカーを開発してアランに見せる。
デヴィッド・アラン・グリアは代表作に『ストリーマーズ/若き兵士たちの物語』、『スチュアート・リトル』などがあります。
アランのせいでスニーカーが機械を壊し、その責任を取らせる為に解雇されてしまう。
26年後は警官になっていたが、ジュマンジによる現象で愛車のパトカーを破壊されていた。
ノラと旧パリッシュ邸に行くが、大量の水に押し流されてワニまで見て悲鳴を上げていた。
最後はアランが父親に靴の事を言ってクビにならず、スポーツシューズで大成功さを収める。

・ヴァン・ペルト(演:ジョナサン・ハイド)
「ジュマンジ」の世界に存在する老齢の冷徹なハンター。ターゲットに容赦なく発砲する。
ジョナサン・ハイドは代表作に『アナコンダ』、『ハムナプトラ/砂漠の都』があります。
アランの出目によって召喚されると、殺そうと何度も銃撃するも当たらずに弾切れとなる。
ガンショップで金貨を差し出して、高性能ライフルを手に入れてしつこくアランを追う。
ジュマンジのゲームを囮にしてアランを誘い出すが、ペンキの棚が落ちて気絶してしまう。
最後はアランを追い詰めるが、ジュマンジをクリアされてゲームに強制的に戻された。

感想

個人的な評価

本作はクリス・ヴァン・オールズバーグの同名絵本を基に作られています。
原作者であるクリス・ヴァン・オールズバーグが脚本の草案と提供しています。
もう25年前の作品だと書いてしまうと、その年に生まれた子供のほとんどが社会人一年目と考えると、かなり古い映画と再認識する。
この頃はまだCGが珍しかったので、公開した当時はリアルな動物たちの映像が大きな話題となった事は覚えています。
本作はまさにエンターテインメントの集大成であり、アドベンチャーであり、コメディであり、ドラマでもある楽しい映画である。
この頃の作品は映像が発展していく将来を見据えて、多くの挑戦的で面白い作品が作られてワクワクさせられた時代でもあります。
そんな本作もその一本であり、25年経った今でも充分に楽しめると思います。
なんと言っても、作品の顔であるロビン・ウィリアムズの演技が圧倒的に素晴らしい。
当時、まだ子役だったキルステン・ダンストたちと同じ目線で動き回るロビン・ウィリアムズも大きな子供のように見えました。
やはり、ロビン・ウィリアムズの笑顔は毒気がなく、素直に笑っているのがいいです。
脇役たちの演技も作品の雰囲気をしっかりと理解していて、ちゃんと盛り上げています。
確かに今のCG技術と比べて粗い部分があると思いますが、それに頼らないだけのストーリーやキャラクターがあると思います。
唯一、この作品でマイナスなのは、主演を張ったロビン・ウィリアムズの新たな笑顔が見られないという事を思い出させる点です。
ハリウッドはロビン・ウィリアムズという名優を失ったのは大きな損失だと感じました。