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HATCHET/ハチェット RE-2791

HATCHET/ハチェット RE-2791

作品紹介

公開年月  2006/04/02
ジャンル  ホラー/スプラッター
原作  なし
監督  アダム・グリーン
脚本  アダム・グリーン
製作  スコット・アルトメア、サラ・エルバート、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

恋人に振られたベンは友人のマーカスを誘って「深夜の怪奇沼ツアー」に参加した。
しかし、ボートが岩に座礁してしまい、ベンたちは歩いて助けを求めるも、そこは忌まわしい伝説が残る場所だという。
ベンとマーカスはようやく山小屋を見つけるが、そこには恐ろしい姿をした大男が斧を手に襲いかかるのだった。

登場人物&出演者

ベン(演:ジョエル・デヴィッド・ムーア)
主人公。8年間付き合っていた恋人と別れたばかり。おっぱい祭りに来るも逆効果となる。
ジョエル・デヴィッド・ムーアは代表作に『ドッジボール』、『アバター』などがあります。
そこで友人から聞いた「深夜の怪奇沼ツアー」に参加して、恋人の事を忘れようとする。
隣に座っていたメリーベスに話しかけるも、明らかに迷惑そうな態度をされて更にヘコむ。
ヴィクターに追い回されると、反撃に出るべきだとしてガソリンで火を付けるも雨で失敗。
最後はヴィクターのヨダレを飲んで調子を崩し、ボートで逃げるも腕を千切られ瀕死になる。

メリーベス(演:タマラ・フェルドマン)
「深夜の怪奇沼ツアー」に参加する女性。ベンたちと違って一人で来て他者を拒絶する態度。
タマラ・フェルドマンは代表作に『パーフェクト・ストレンジャー』、『エネミーオブUSA』などがあります。
隣に座ったベンから話しかけられるが、明らかに迷惑そうな言動で彼を拒絶していた。
船が座礁してしまいジムがワニに足を噛まれると、隠し持っていた銃で撃退して陸へ避難。
実は沼にワニを狩りに来ていた父と兄を探しに来た地元の人間で、ヴィクターの事を知る。
最後は全員が殺され、ボートで脱出するも水に引きずられて水面に出るとヴィクターがいた。

マーカス(演:デオン・リッチモンド)
ベンの友人。おっぱい祭りに来ていたベンの友人の一人。ベンと違って心底楽しんでいた。
デオン・リッチモンドは代表作に『トリップ』、『スクリーム3』などがあります。
「深夜の怪奇沼ツアー」に行くベンに仕方なく付いていくが、予想通りの退屈さに後悔する。
一緒に乗り合わせたポルノ女優のジェナと仲良くなるも、股間を掻く彼女に絶望した。
ヴィクターが現れるとすぐに逃げ出し、なぜか一人だけ高い木の上にいて街の明かりを発見。
最後は逃げられるところでヴィクターが現れ、両腕をもぎ取られ、墓石に叩きつけられ死亡。

ミスティ(演:メルセデス・マクナブ)
「深夜の怪奇沼ツアー」に参加する女性。ジェナと同じくポルノ映画に出演する女優。
メルセデス・マクナブは代表作に『アトランティスからの脱出』、『グリーニー/E.T.売ります!』などがあります。
ジェナと同じくカメラが回っている時は仲良くやっているが、それ以外は仲が悪い。
船が座礁してワニが襲って来る時、陸へ上がるのを躊躇ってシャピロに急かされていた。
みんなの希望となる携帯電話を持っていたが、当然のように圏外で肝心な時に役に立たず。
最後はヴィクターを焼き殺そうとしたベンの作戦で見張りを担当し、気づいたら行方不明に。

ジェナ(演:ジョリー・フィオラヴァンティ)
「深夜の怪奇沼ツアー」に参加する女性。シャピロの撮るポルノ映画に出演する女優。
ジョリー・フィオラヴァンティは代表作に『ワンダーランド』などがあります。
ニューヨーク大学で演劇の勉強した自称プロだが、それをミスティに笑われている。
ミスティと一緒にポルノ映画へ出演するが、撮影中は仲良くするも、それ以外は不仲である。
実はニューヨーク大卒はウソで、第一志望だったが落とされ、女優の道を目指したという。
最後は背後から現れたヴィクターのdenでアゴを破壊され、突き立てた棒に刺され死亡。

シャピロ(演:ジョエル・マーレイ)
「深夜の怪奇沼ツアー」に参加する男性。ポルノ映画の監督で撮影の為にやって来ていた。
ジョエル・マーレイは代表作に『ワン・クレイジー・サマー』、『ゴッド・ブレス・アメリカ』などがあります。
家庭用ビデオカメラを使っておっぱい丸出しにするジェナとミスティをどこで撮影する。
船が座礁してしまうと、沈んでいる事をショーンに訴え、危うくワニに食われるところに。
実は映画監督というのはウソで、いろんな偽の名刺を使って女性の撮影していた変態でした。
最後はヴィクターから逃げる時に一人はぐれてしまい、見つかると首を360度に捻られ死亡。

ジム(演:リチャード・リール)
「深夜の怪奇沼ツアー」に参加する初老の男性。妻のシャノンとともに楽しみにしていた。
リチャード・リールは代表作に『ブラック・レイン』、『バッド・アス』などがあります。
ショーンのいい加減な知識に対して、違うと指摘して正しい知識を何度も補足していた。
船が座礁してしまうと、引っかかっていた枝が陸まで続いているとして出るもワニ噛まれる。
銃を隠し持っていたメリーベスのおかげで命拾いするが、出血多量で動けずにいた。
最後はヴィクターの焼けた家に助けを求めに行くが、本人によって斧で叩ききられて死亡。

シャノン(演:パトリカ・ダーボ)
「深夜の怪奇沼ツアー」に参加する初老の女性。夫のジムとともにツアーを楽しみにする。
パトリカ・ダーボは代表作に『フォーエバー・ロード』、『ミッキーのゲーム/世界停止へのカウントダウン』などがあります。
バスに乗ってくる参加者たちに挨拶し、撮影していたシャピロが監督と知って感心する。
シャピロがジェナとミスティのおっぱいを撮っていると、ポルノだと知って唖然としていた。
船が座礁して行動を起こした夫がワニに噛まれ、それを心配して手当てを誰に頼んだ。
最後はヴィクターの焼けた家に助けを求めに行くが、本人が現れて上顎を引きちぎられ死亡。

ショーン(演:パリー・シェン)
ブードゥー関係の商品を扱う店のオーナー。「深夜の怪奇沼ツアー」の主催者でもある。
パリー・シェンは代表作に『ニュー・ガイ』、『化け物屋敷と悪魔教授』などがあります。
今回のツアーは二回目でガイドすらうろ覚え状態で、兄から儲かると言われて来ていただけ。
元々はデトロイト出身で地元民だったメリーベスにガイドが間違っていると指摘されていた。
船が座礁してしまうと、なんとかしようとするが沈没とともにワニがやって来て乗り捨てる。
最後はヴィクターに捕まったジェナを助けようとするが、足を斬られ、首を刎ねられて死亡。

メリーベスの兄(演:ジョシュア・レナード)
沼地にいるとされる巨大なワニを捕まえるべく、父親と一緒にやって来ていた。
ジョシュア・レナードは代表作に『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、『シャーク・ナイト』などがあります。
気味が悪くて早く帰りたいと父親に文句を垂れるが、その度に姉を見習うよう注意される。
小便の為に陸へ上がったが、知らぬ間に父親がヴィクターに殺され、自身もバラバラに。

メリーベスの父(演:ロバート・イングランド)
沼地にいるとされる巨大なワニを捕まえに息子とともにやって来ていた。
ロバート・イングランドは近年の出演作に『シアター・ナイトメア』、『モンスター・ナイト』などがあります。
腰抜けで文句ばかり言う息子に辟易していて、姉であるメリーベスを見習えと言っている。
小便の為に陸へ言った息子が用を足している時、ヴィクターに襲われてバラバラにされた。

聖ゾンビ店のオーナー(演:トニー・トッド)
ブードゥー関係の商品を扱う店のオーナー。過去に「深夜の怪奇沼ツアー」をやっていた。
トニー・トッドは近年の出演作に『ディストラクションZ』、『エクスペンダブルズ・ゲーム』などがあります。
現在はツアーで参加者が滑って頭をケガした事で訴えられ、今では廃業してしまっている。
その代わりとして、ショーンが「深夜の怪奇沼ツアー」をやっていると紹介していた。

ヴィクター・クロウリー(演:ケイン・ホッダー)
沼にある森で父親と一緒に暮らしていた。生まれた時、醜い顔のせいで人前に出られず。
ケイン・ホッダーは代表作に『13日の金曜日PART7/新しい恐怖』、『デアデビル』がある。
父親がひと目につかない場所で暮らすが、その見た目で近所の子供たちにイジメられる。
ハロウィンの日に子供の悪ふざけで家に火が付き、助けようとした父に誤って斧で殺された。
実は死んでおらず、地元の人間から伝説として悲劇が語り継がれ、森で一人暮らしていた。
最後は反撃を試みたベンたちに傷つけられながらも、残ったメリーベスを追いつめた。

感想

個人的な評価

本作はホラー映画の殺人鬼であるジェイソン・ボーヒーズやフレディ・クルーガー、マイケル・マイヤーズに続く殺人鬼を描く作品となります。
その証拠にフレディ・クルーガーを演じたロバート・イングランド、ジェイソン・ボーヒーズを演じたケイン・ホッダーが出演しています。
更に数多くのB級ホラー映画に出演し、『キャンディマン』でも殺人鬼を演じたトニー・トッドも出演しています。
このように本作は殺人鬼を扱った作品に出演している有名な俳優が起用されている点でも期待値が上がってしまいます。
タイトルの「ハチェット」とは英語で「小型の斧」を意味し、それこそが本作の殺人鬼であるヴィクター・クロウリーの代名詞となります。
本作の殺人鬼であるヴィクターはジェイソンの系譜として醜い姿と怪力、それに瞬間移動と不死身と思える肉体を持ちます。
服装は素肌にオーバーオールを着て、タイトルでもあるハチェットを手にして、人間の手足を千切ってから殺します。
ある意味、自分のナワバリに入った余所者を始末しているだけなので、近づかなければ危険はありません。
しかしながら、銃で撃たれても、熊手で何度も刺されても、焼かれても死なないのはジェイソンとキャラが被りすぎている。
ただ、本作のヴィクターは動物のように荒々しく追いかけて殺すので、ジェイソンの方がスマートに見えてしまう。
こういう作品では殺される為だけに登場する頭数を揃える生贄が必要だが、中途半端なコミカルなシーンは非常に微妙でした。
残念ながらジェイソンと比べると全体的に劣化版レベルであり、ハチェットを使った殺しもそんなに多くなかったです。
それでもシリーズ化されているので、徐々にヴィクターというキャラクターの独自性が増してくるので期待できるかと思います。

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