作品紹介
公開年月 | 2009/01/16 |
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ジャンル | ホラー/スプラッター |
原作 | ジョージ・ミハルカ 『血のバレンタイン』(リメイク) |
監督 | パトリック・ルシエ |
脚本 | トッド・ファーマー、ゼイン・スミス |
製作 | ジャック・マーレイ |
製作国 | アメリカ、カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
アメリカの小さな田舎町ハーモニーは10年前、新米作業員トムが原因の炭鉱事故が起こり、そこで5人が亡くなった。
唯一の生存者だったハリー・ウォーデンは一年間の昏睡状態が続いた後、バレンタインデーに突然目を覚まし、ツルハシで22人を殺害していた。
平穏を取り戻したハーモニーに罪の意識に苦しみ続けるトムが戻るが、その夜、炭鉱夫のマスクを被った殺人鬼が出現するのだった。
登場人物&出演者
・トム・ハニガー(演:ジェンセン・アクレス)
主人公。炭鉱を持つ父親の息子。10年前にハリー・ウォーデンに殺されそうになるも助かる。
ジェンセン・アクレスは代表作に『いけにえ』、『テンインチ・ヒーロー』などがあります。
そのトラウマのせいで町を出て行ってしまい、炭鉱の大株主として売るべく戻ってきた。
実は7年に渡って精神病院に入っていて、その心にハリー・ウォーデンを宿していた。
本人は自覚がなく、ハリー・ウォーデンはアクセルと信じてサラに証拠を見せようとする。
最後は炭鉱でハリー・ウォーデンに支配され、サラたちを殺そうとするも反撃に遭い逃げた。
・サラ・パーマー(演:ジェイミー・キング)
ヒロイン。10年前にハリー・ウォーデンに襲われそうになるが、逃げ出してなんとか助かる。
ジェイミー・キングは代表作に『パール・ハーバー』、『シン・シティ』などがあります。
10年後、稼業である雑貨店を継いで、アクセルと結婚して息子とともに幸せに暮らしていた。
炭鉱を売りにやって来たトムと会話をするが、突然消えた彼に対して嫌悪感を抱いている。
ハリー・ウォーデンに襲われたが、その正体がトムかアクセルなのか分からず混乱する。
最後はトムがハリー・ウォーデンを宿していると知り、ガスボンベを爆発させて助かった。
・アクセル・パーマー(演:カー・スミス)
10年前にハリー・ウォーデンに襲われるも助かる。トムとサラのカップルに嫉妬していた。
カー・スミスは代表作に『ファイナル・デスティネーション』、『ヴァンパイア・ハンター』などがあります。
10年後、なぜかサラと結婚して息子を授かるが、実は雑貨店のミーガンと不倫している。
戻ってきたトムによって忘れていた嫉妬心が爆発するが、不倫している罪悪感はなし。
次々と炭鉱の関係者が殺されていく中で後手に回り、ついにミーガンまで殺されてしまう。
最後はハリー・ウォーデンだとサラに疑われるが、トムだと知って彼女を助けて重傷を負う。
・ミーガン(演:メーガン・ブーン)
サラが経営する雑貨店の店員。アクセルと不倫をしていて、ついに妊娠してしまう。
メーガン・ブーンは代表作に『セックス・アンド・ザ・シティ2』、『ステップ・アップ4:レボリューション』などがあります。
アクセルがいつサラと別れるのか心待ちにして、彼の父親が残した家で関係を持っていた。
サラに対して店員として普通に振る舞うが、アクセルとの愛がない事につっこんでいた。
最後は店じまいの時にハリー・ウォーデンに襲われ、心臓を抉り出されて殺された。
・ベン・フォーリー(演:ケヴィン・タイ)
ハニガー炭鉱の作業員。長年に渡ってトムの父親と炭鉱を支えた。片方の足が不自由。
ケヴィン・タイは代表作に『ギルバート・グレイプ』、『沈黙の脱獄』などがあります。
炭鉱を売ろうとするトムに対して厳しい言葉を浴びせ、売らないように説得していた。
実は10年前に倒れたハリー・ウォーデンの死を確認して密かに遺体を埋めていた。
首を突っ込もうとするトムに警告するが、逆に命を狙われると言われてビビってしまう。
最後は自宅で警戒していたが、油断して後ろから襲われ、ツルハシで頭部を貫かれ死亡した。
・バーク(演:トム・アトキンス)
10年前にハーモニーの保安官を勤めていた。目覚めたハリー・ウォーデンの凶行を捜査した。
トム・アトキンスは代表作に『スリー・リバーズ』、『ドライブ・アングリー』があります。
ハニガー炭鉱で若者を殺していた時に駆けつけ、保安官代理とともに背中から銃撃した。
10年後、トムが町に戻ってバーで騒ぎになって仲裁するが、二回命を助けていると口にする。
サラとアクセルたちの家にハリー・ウォーデンがやって来た事を察知し、急いで駆けつけた。
最後は家の外を探すと背後からハリー・ウォーデンが現れ、ツルハシで敢えなく殺された。
・ハリー・ウォーデン(演:リチャード・ジョン・ウォルターズ)
ハーモニーで起きた炭鉱事故で唯一の生存者。実際はツルハシで仲間を殺していた。
リチャード・ジョン・ウォルターズは代表作に『賢く生きる恋のレシピ』などがあります。
バレンタインに昏睡状態から目を覚ますと、それを起こしたトムを殺そうとするも倒れる。
10年後、トムが戻ってきたと同時に再びハーモニーの町に現れると、その関係者を殺す。
最後はその正体が精神を病んだトムの中にいたハリー・ウォーデンだと判明する。
感想
個人的な評価
本作は1981年に公開された『血のバレンタイン』のリメイクとなっています。
更にロックバンド「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン」のグループ名の由来である。
本作は3Dとして公開されているので、惜しみもなく画面から飛び出すような演出が目立つ。
とにかく、本作はタイトルに負けないほど血みどろなシーンが非常に多く、グロテスクなシーンもなかなか強烈です。
冒頭からいきなり殺人鬼であるハリー・ウォーデンが大活躍し、ホームグラウンドである炭鉱で若者を殺しまくっていました。
これまで数多くの殺人鬼を扱った映画シリーズがあるけど、炭鉱夫とマスク、凶器がツルハシという新しいキャラクターが誕生しました。
凶器がツルハシという事で、その扱いは長けていて、まるで自分の腕のような感覚で自由自在に操って殺していました。
それに加え、その狂気は血によって伝染して、本作の主人公がまさかのラストボスという展開を生み出しています。
ストーリー展開としては際立ったモノはないけど、ラストで展開されるハリー・ウォーデンの二者択一は思っていたより面白い感じられた。
どっちがハリー・ウォーデンでもおかしくないほど伏線があるけど、主人公だったという点では納得してしまう。
しかも、しぶとく生き残っているので、明らかに続編を意識している感じが伝わってくる。
本作は新たな殺人鬼の誕生となった作品だが、今後はどのように展開していくのか少しだけ注目していきたいと思います。