メガ・パイソン vs ギガント・ゲイター RE-2411

作品紹介

公開年月  2011/10/5
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  メアリー・ランバート
脚本  ナオミ・L・セルフマン
製作  デヴィッド・マイケル・ラット
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

テリーが保護管を務めるエバークルーズ公園では、ワニが巨大なヘビに食い殺されるという事件が頻発していた。
そこでテリーは環境保護活動家ニッキーの反対を押しのけ、ヘビ狩りをハンターに依頼する。
しかし、テリーの婚約者がヘビの犠牲となり、正気の失った彼女はワニに巨大する薬を与えて対決させようと目論むのだった。

登場人物&出演者

テリー・オハラ(演:ティファニー)
エバークルーズ公園の保護官。太めの赤髪。公園は自分のモノだと主張しているビッチ。
ティファニーは本作で共同製作を務め、代表作に『メガ・ピラニア』などがあります。
ヘビに婚約者を殺されてしまい、何を考えたのか、ワニを巨大化させる事で対処するビッチ。
明らかに暴走としか思えない行動をして、ディエゴの警告をバカみたいにあしらう。
巨大化したワニとヘビが街を襲い、なぜかニッキーの無事を心配する変貌ぶり。

ニッキー・ライリー(演:デビー・ギブソン)
過激な環境保護活動家。細身の金髪。ヘビこそが食物連鎖の頂点だと信じる危険なビッチ。
デビー・ギブソンは代表作に『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』、『ロック・オブ・エイジス』などがあります。
ヘビを自然に戻す為ならば、法律を平然と破って、当然のように抗議活動もするビッチ。
独自の調査しようとしてエバークルーズ公園に入るも、助手二人が犠牲になる。
なんとかテリーの悪事を暴こうとするが、自分のやってきた事を棚に上げて暴走する。
巨大化したワニとヘビが街を襲い、なぜか危険な仕事を自ら引き受ける変貌ぶり。

ディエゴ・オーティス(演:A・マルティネス)
アパラチアの先住民。爬虫類の専門家でヘビ退治のプロ。ビッチの間に挟まれる常識人。
A・マルティネスは代表作に『ジミーとジョルジュ/心の欠片を探して』、『11人のカウボーイ』などがあります。
頼まれてエバークルーズ公園の調査をして、巨大化する爬虫類を見て警告するも無視される。
ビッチ二人のおかげでパニックとなったエバークルーズ公園の問題を解決しようとする。

アンジー(演:キャスリン・ジューステン)
年老いた保護官。権力を振りかざすテリーに従う。良し悪しの主張をしない無責任なババア。
キャスリン・ジューステンは代表作に『コンバッション』、『ベッドタイム・ストーリー』などがあります。
ディエゴの知り合いで呼んだクセに、テリーのバカな命令で無視する無責任なババア。
どう見ても当たりそうにない射撃で百発百中だが、なぜか呆気なく食われてしまう。

感想

個人的な評価

『vs』シリーズの一つであるが、基本的に怪物同士の戦いがメインのはずです。
しかし、本作は表面上はヘビ対ワニという構図だが、実はヒロイン二人の戦いでもあります。
ダブル主演となるティファニーとデビー・ギブソンは、かつて80年代で人気を二分していたアイドル歌手でした。
残念ながら自分は知らなかったのですが、二人はライバル関係にあったようです。
本人たちは仲が悪いというワケじゃないようだが、マスコミはそのような対立構図を作り上げていたようです。
それから時が経ち、二人とも全盛期を過ぎてからはライブで共演するようになっている。
ここで登場するのが本作であり、当時の彼女たちを知る人たちにとって感慨深いであろう。
劇中では二人のキャットファイトが展開されるが、なんだか演技に見えない部分がある。
その後は不自然に仲良くなっているけど、これも二人のその後を示唆した演出となっている。
そんな二人が演じているキャラクターだが、どちらもどうしようもないビッチです。
二人のくだらない争いと暴走から、無関係の人々や街を巻き込んでしまう惨劇に展開する。
当然のようにお互いが責任をなすりつけ合うが、最後にはちゃんと天からの制裁がある。
あれだけの大騒動を起こしておいて、お咎めなしというワケにはならないのが良かったです。
どこからの悪人だけを集めた部隊に命令する極悪人と違って、本作ではきちんと天罰が下っているのでカタルシスが生まれる。
ティファニーとデビー・ギブソンは本作で思う存分暴れ回っていて、当時あったストレスも一気に解消されているような印象があった。
本作は『メガ・パイソンvsギガント・ゲイター』ではなく、『ティファニーvsデビー・ギブソン』という感じの作品でした。