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イップ・マン外伝/マスターZ VD-302

イップ・マン外伝/マスターZ VD-302

作品紹介

公開年月  2018/12/20
ジャンル  カンフー/アクション
原作  なし
監督  ユエン・ウーピン
脚本  エドモンド・ウォン、チャン・タイリー
製作  レイモンド・ウォン
製作国  香港、中国
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

1960年代の香港、詠春拳の正統争いでイップ・マンに敗れ、潔く武術界を去っていたチョン・ティンチ。
チョンは闇の仕事からも足を洗い、今は小さな食料品店を営み、息子フォンとともに穏やかな日々を過ごしていた。
ところがある日、チンピラに追われていた女性たちを助けた事により、犯罪組織の幹部キットから恨みを買ってしまうのだった。

登場人物&出演者

・チョン・ティンチ(演:マックス・チャン)
主人公。イップ・マンとの正統争いで敗れ、武術界から去って食料品店を営んでいる。
マックス・チャンは近年の出演作に『大脱出3』、『パシフィック・リム:アップライジング』などがあります。
キットたちに襲われていたジュリアを助け、そのせいで店を燃やされて息子もケガする。
ジュリアが面倒を見てくれて住むところとナイトクラブの仕事をして、生活を安定させる。
キットのヘロインを止める為にクワンと戦い、フーがデヴィッドソンに殺されたと知る。
最後はデヴィッドソンの犯罪を暴き、帰りを待っていたフォンとジュリアと朝食を食べる。

・チョン・フォン(演:ヘンリー・チャン)
ティンチの息子。ティンチが詠春拳の達人だった事を誇りで、父親に関する記事を集める。
ヘンリー・チャンは本作が長編映画デビュー作となります。
食料品店の店主だと言い張るティンチに納得ができず、そのせいでケンカをしてしまう。
キットの報復で店と家が燃やされ、一酸化炭素中毒と火傷で発熱するほどの虚弱体質を発揮。
ジュリアたちを助けたせいで誕生日ができなかったが、フーたちの元で落ち着いてやり直す。
最後は悪者を倒すティンチの帰りを待ち、ジュリアとともに父親を出迎えて朝食を食べる。

ジュリア(演:リウ・イエン)
酒場街を取り仕切っているフーの妹。アヘンの代金が払えないナナの代わりに払っていた。
リウ・イエンは代表作に『黒い殺意』、『ソード・オブ・レジェンド/古剣奇譚』がある。
相手が中国マフィアでも強気に出て、ある程度の武術を使ってザコなら数人は倒せる実力。
家がなくなり恩を抱くティンチたちを助け、自分の家に泊めてナイトクラブの仕事も与えた。
キットのせいでナナが死んで、デヴィッドソンにより兄のフーが殺されて絶望していた。
最後はティンチがデヴィッドソンの犯罪を暴き、戻った彼とフォンと笑顔で朝食を食べる。

ナナ(演:クリッシー・チャウ)
フーが経営するナイトクラブのホステス。キットからアヘンを買うも払えずに殴られる。
クリッシー・チャウは代表作に『ピーチ・スパイク!』、『西遊記/はじまりのはじまり』などがあります。
ジュリアを呼んで元金だけを払ってもらい、通りかかったティンチを巻き込んでしまう。
フーの恋人でもあって、ジュリアにとっても妹のような存在で何かと守ってもらっている。
ジュリアのおかげでアヘンを止めていたが、禁断症状に悩まされて意志の弱さを露呈する。
最後はヘロインを見つけると、キットに過剰摂取させられ、そのまま死んでしまう。

フー(演:シン・ユー)
ナイトクラブを経営している。「虎」と呼ばれ酒場街を取り仕切る。長楽グループにいた。
シン・ユーは代表作に『カンフーハッスル』、『スマート・チェイス』などがあります。
あくまで客商売を優先していて、どんなに無礼な客でも金さえ払えば笑顔で対応している。
店と家を失ったティンチとフォンを受け入れ、少々のトラブルを起こされても許している。
ナナがヘロインで死んだのがキットのせいだと分かり、ティンチと報復を仕掛けていく。
最後は街の英雄となるが、黒幕であるデヴィッドソンの前に突き出されて殺されてしまう。

サディ(演:トニー・ジャー)
ティンチが裏稼業でやっていた制裁の雇い主の殺し屋。ムエタイを使った肉弾戦が得意。
トニー・ジャーは近年の出演作に『トリプル・スレット』、『SPL/狼たちの処刑台』がある。
雇い主に手を出したティンチに素早く反応し、詠春拳を使わない彼と互角の勝負をする。
用心の為にサンたちに雇われ、反撃してきたティンチと再び戦うも決着が付かずに立ち去る。
最後はクワンの依頼でデヴィッドソンの暗殺を受け、氷の針を後頭部に投げつけて殺害した。

サン(演:パトリック・タム)
キットとは友人の関係。裏稼業でボスから任されるヘロインを売り捌いて大儲けをしている。
パトリック・タムは代表作に『THE MITH/神話』、『イップ・マン/継承』などがあります。
ジュリアへの取り立てを邪魔したティンチに恨みを持っていたキットと一緒に店を燃やした。
暴力と報復の禁止を言い渡され、孤立するキットにヘロインをフーの縄張りで売り捌く事に。
最後はボスであるデヴィッドソンに紹介するが、信頼を勝ち取るキットに呆気なく殺された。

キット(演:ケヴィン・チェン)
香港を縄張りにする長楽グループの幹部でクワンの弟。アヘンを売って金儲けをしている。
ケヴィン・チェンは代表作に『イップ・マン/最終章』、『ドラゴン・コップス/微笑捜査線』などがあります。
相手が女であっても容赦なく顔や腹を殴りつけ、金を払わないと徹底的に痛めつけている。
邪魔をしたティンチに恨みを持つと、姉から暴力が禁止されても平然と使って店を破壊した。
クワンの命令を無視してサンと組んでヘロインを売り捌き、デヴィッドソンと組む事に。
最後はナナの命の代償として右腕を姉に切り落とされ、香港から離れてやり直す事になる。

クワン(演:ミシェル・ヨー)
香港を縄張りにする長楽グループの女ボス。裏社会から脱出して堅気の仕事を推し進める。
ミシェル・ヨーは近年の出演作に『クレイジー・リッチ!』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』などがあります。
あくまで力で裏と表を支配しようとするキットとは反対で、一切の暴力を禁止する事に。
キットのせいで店が燃やされたティンチに詫びを入れ、堅気になろうとするも認められず。
報復に来たティンチとフーを相手にして、弟の命を助ける代わりに右腕を切り落とした。
最後は香港に居場所がないと悟り、立ち去る前にデヴィッドソンの暗殺を殺し屋に頼んだ。

警察署長(演:ブライアン・バレル)
香港を取り仕切る警察の署長。香港人たちはあくまで大英帝国の下にいる存在だと見下す。
ブライアン・バレルは代表作に『コールド・ウォー/香港警察二つの正義』、『イップ・マン/葉問』などがあります。
絶大な権限を使って犯罪を見逃していて、その代わりに多額の賄賂を受け取っていた。
キットたちが問題を起こして警察に連行されるが、口利きと金であっさりと彼らを釈放する。
香港人の刑事たちが逆らえない事で、明らかな間違いであっても命令に従わせていた。
最後はティンチによりデヴィッドソンの犯罪が暴かれ、その共犯者として逮捕される事に。

デヴィッドソン(演:デイヴ・バウティスタ)
豪華なレストランを経営するオーナー。その正体は警察署長と組んでヘロインを売っていた。
デイヴ・バウティスタは近年の出演作に『大脱出3』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがあります。
ティンチたちの生活が落ち着くと、ジュリアたちと来た彼らを出迎えケーキを差し入れした。
慈善事業にも力を入れていたが、堅気を目指す長楽グループのクワンの金を拒否してしまう。
キットの裏切りでフーが街の英雄になると、邪魔になって警察署長の権限を使い抹殺した。
最後は店に来たティンチに負けて逃げ出すが、待ち構えた殺し屋によって呆気なく殺された。

感想

個人的な評価

本作はブルース・リーの師匠であるイップ・マンを描いたシリーズのスピンオフとなります。
『イップ・マン/継承』で詠春拳の継承者争いで敗れた男が主人公とした作品となります。
スピンオフなのでイップ・マンを演じたドニー・イェンは出てこないが、代わりに豪華なキャストを実現しています。
主人公を演じるマックス・チャンが詠春拳を封印するが、それでも強くてザコ相手には息一つも乱れません。
その過程で殺し屋を演じるトニー・ジャーとのアクションも素晴らしく、詠春拳とムエタイの戦いが楽しめます。
あとから登場するミッシェル・ヨーの存在感は圧倒的で、悪役となるキットの姉だが、改心して善人になろうとしている設定となります。
そして、中盤まであまり存在感を出さないデイヴ・バウティスタが真の黒幕として登場するという二段構えのクライマックスを用意している。
まずは長楽グループとの問題を片付けると、今度はもっと厄介な英国人たちの犯罪を主人公が拳で暴いていくのです。
マックス・チャンとデイヴ・バウティスタとの体格差があって、技のティンチとパワーのデヴィッドソンという感じの対決となる。
もうこれはカンフー映画ならば何度も見てきた光景なので、ここら辺の目新しさはあまりなかったです。
そもそも、イップ・マンはボクサーと戦っているし、あのマイク・タイソンとも戦っているからインパクトは弱かったです。
それに大前提としてチョン・ティンチはイップ・マンに負けているので、彼よりも強いというワケじゃない事がずっと付きまといます。
本作ではチョン・ティンチの武術よりも、一人の人間としての成長や平穏を手に入れるまでのドラマに力を入れていると思います。
これは『イップ・マン』シリーズの特徴であるが、余裕のあるイップ・マンよりも悲壮感があって違った魅力を持っていると感じました。
ただ、都合のいい登場人物が多すぎたのも事実であり、フーもそうだが、その恋人であるナナの扱いがあまりにも酷かったです。
問題を起こす為だけに存在していたようなキャラクターであり、一番救われない上に物語の中で道具みたいな立ち位置でした。
いくらティンチが問題を解決しても、浮かばれないフーとナナの存在が忘れられず、どうにもスッキリしないラストになったと感じてしまいました。