作品紹介
公開年月 | 2012/02/26 |
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ジャンル | ホラー/アクション/エロティック |
原作 | なし |
監督 | 友松直之 |
脚本 | 友松直之、石川二郎 |
製作 | 三上真弘 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
世界各国で童貞オタクを除く男たちが暴徒と化し、女たちをレイプする事件が勃発した。
レイプ魔となった男たちは女に襲いかかり、襲われた女たちは確実に死んでしまう。
危険なレイプ魔たちを殺すには頭を切り落とし、心臓を撃ち抜いても死なず、股間のアレを切るしかないと判明するのだった。
登場人物&出演者
・ノゾミ(演:小沢アリス)
主人公。看護師。日本刀を片手にレイプされてボロボロだったモモコと一緒に神社に逃げる。
小沢アリスは代表作に『ストリッパー』、『ヘルパースケルター』などがあります。
神社の中に入ると、銃で武装したカナエとタマエに銃口を向けられるも一切怯まなかった。
リストカットで入院したモモコの担当となり、実は自身も経験者という事で励ましていた。
見張りをしていたところにモモコが来て、まさかの女同士で肉体関係を持ってしまう。
最後は進化した新たな最初の人類を生んだモモコがゾンビたちを引き連れて歩く姿を見た。
・カナエ(演:亜紗美)
人妻。洗濯物を干していた時に夫が帰った事が分からず、暴力を振るわれてレイプされる。
亜紗美は代表作に『女体銃/ガン・ウーマン』、『KARATE KILL/カラテ・キル』がある。
テレビでレイプ魔たちが街中に現れたニュースを見ると、意を決して夫のチンポを切った。
実は直後に帰ってきた息子もゾンビ化し、夫を殺したハサミで仕方なくチンポを切った。
勝手に神社へやって来たノゾミたちに銃口を向けるが、彼女の強い態度が気に入って仲間に。
最後はモモコを守るノゾミの為に押し寄せてきたゾンビと戦い、爆弾で自爆して道連れに。
・タマエ(演:あいかわ優衣)
神社にいた女子高生。カナエとともに置いてあった銃を使い、やって来たノゾミたちに脅す。
あいかわ優衣は代表作に『ドメスティック』、『やらせる女教師』などがあります。
しかし、ノゾミの上手い体捌きに翻弄され、日本刀をのど元に突き付けられ逆に脅された。
パソコンを通じてゾンビについての討論を見ていて、面白くてずっと一人だけ見ていた。
オタク神主を最初は気持ち悪いと言っていたが、誰よりも興味を持っていて食事もあげた。
最後は神社にいる事に飽きてオタク神主を連れて行くが、結局はゾンビ化して襲われた。
・モモコ(演:小林サヤ)
ノゾミとともに神社へ逃げたOL。レイプされていたが、幸いにも先っちょだけで済んだ。
小林サヤは代表作に『デス・スロット/死の罰ゲーム』、『凶<まがまがし>』があります。
ずっと泣いていたが、実は処女で初めてがレイプという大きなショックを抱えている。
会社では不器用さが災いして白い目で見られ、その度に給湯室でリストカットをしていた。
神社では見張りをしていたノゾミと肉体関係を持ち、その後、なぜか身籠もってしまう。
最後はオタク神主の部屋でたった一日だけで出産して、ゾンビたちを引き連れて去っていく。
・オタク神主(演:中沢健)
ノゾミたちが立てこもっていた神社の神主。自分の部屋からずっと様子を窺っていた。
中沢健は代表作に『劇場版レイプゾンビ/LUST OF THE DEAD 新たなる希望』、『青春夜話/Amazing Place』などがあります。
ノゾミとモモコが裸で寝ているのを見ていると、後ろからカナエに銃口を突き付けられる。
モモコにメイド服を渡し、余っていた巫女の服を着たカナエを「まあまあ」と評価した。
あくまで二次元を理想にしていて、本物の女性と肉体関係を持つのはありえないと発言する。
最後はタマエが誘惑してしまい、ゾンビになって襲い、カナエも襲うも呆気なく倒された。
感想
個人的な評価
本作は友松直之が監督と共同脚本を務める人気シリーズの一作目となります。
以前からタイトルだけは知っていましたが、ようやく一作目を鑑賞する事になりました。
このシリーズはオリジナルビデオとして長くやっていましたが、2014年にはついに劇場版が製作されました。
まさしく、友松直之監督の代表作とも言えるシリーズであり、見逃すのは論外でしょう。
本作はさすがにAV女優が出演しているだけに、エロシーンはAVと見間違うほどでした。
しかしながら、本作には友松直之監督が言いたい事をちゃんと代弁してくれる人たちもいる。
こんな作品でなぜか進化について熱弁するコメンテーターがいて、監督はそれを言いたかったのかもしれないと思わせる。
意外にもこういうタイプの作品はふざけているけど、実際には監督の主張したい事を端役がセリフとして発言する事が多いです。
なんだか色々とネットで調べた小難しい事を並べているが、結局は本作で「女に人権はない」という極論に達している。
多分、それは皮肉を込めたメッセージであり、弱くなった男たちに監督は渇を入れたかったのではないと推測した。
低予算のエロがメインのゾンビ映画は大体予想がついていたが、個人的には意外にも楽しんでしまった。
シリーズ化している作品群だが、これをすべてを鑑賞するのはちょっとばかり骨が折れそうな作品だと感じました。