作品紹介
公開年月 | 2012/10/02 |
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ジャンル | ホラー/SF |
原作 | なし |
監督 | ジェームズ・フェリックス・マッケニー |
脚本 | ジェームズ・フェリックス・マッケニー |
製作 | デレク・カール、ラリー・フェセンデン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
アイスフィッシングを楽しむ為、レイは家族とともに凍結された湖を訪れ、中央に陣取って糸を垂らしていた。
いくら待っても魚の気配を感じられず、後から来た成金のスティーヴ親子に誘われ、レイたちは仕方なく氷の上に設置された移動式の小屋で休憩する事になる。
陽の沈んだ頃に外へ出たレイと同行していたスティーヴ親子は突然氷をぶち破って謎の生物が出現し、彼らを襲うのだった。
登場人物&出演者
・レイ(演:マイケル・ルーカー)
主人公。近くの町でセールスマンをしている。何度も来ている凍った湖で魚釣りを楽しむ。
マイケル・ルーカーは近年の出演作に『ブライトバーン/恐怖の拡散者』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』などがあります。
上空に飛んでいた鳥に気を取られ、氷が薄くなった部分に落ちるも息子に助け出される。
魚釣りの成果が上がらず、後から来たスティーヴ親子たちの誘いを受けて仕方なく会話する。
スティーヴ親子が怪物に殺され、デヴィッドも殺されると、復讐しようと暴走を始める。
最後はヘレンとジーナを逃す為に怪物退治に乗り出すが、結局は単なる犬死にしてしまう。
・ヘレン(演:ブランチ・ベイカー)
レイの妻。年に数回やって来る凍った湖での魚釣りで、息子から重要な話しを聞く事になる。
ブランチ・ベイカーは代表作に『すてきな片想い』、『ゴリラ』などがあります。
デヴィッドと恋人のジーナが大学卒業後にボランティアでウガンダに行く事に難色を示す。
レイにデヴィッドたちの事を話し、彼が認めてしまうと、仕方なくその決定に従う事に。
デヴィッドが怪物に殺されても感情を出さず、レイが犠牲になっても動揺せず小屋を目指す。
最後は小屋の手前で怪物に襲われるが、動揺せずに言葉で説得して無事に生還を果たす。
・デヴィッド(演:ベンジャミン・フォスター)
レイとヘレンの一人息子。大学生。大学を卒業後にはボランティアでウガンダ行きを決める。
ベンジャミン・フォスターは代表作に『Automatons』、『A Thousand Miles Behind』などがあります。
海外で何かを学んで人助けをしたい事から、恋人のジーナとともにボランティアをしたい。
後から来たスティーヴ親子に対し、ボランティアをしたい人間とは思えないほど態度が悪い。
スティーヴが殺され、顔にケガを負うと、なぜか安全な小屋から出た方がいいと言い出す。
最後はレイたちの説得で地面に寝るが、釣り穴から怪物が爪を出して喉を切り裂かれ死んだ。
・ジーナ(演:エイミー・チャン)
デヴィッドの恋人でアジア系。医療の心得がある。デヴィッドに大きな影響を与えている。
エイミー・チャンは代表作に『Children of Invention』、『Inside the Rain』があります。
どう考えてもデヴィッドをボランティアの道に行かせた人物だが、彼の両親とは仲が良い。
ケガしたスティーヴィーに応急処置し、息子を追ってケガしたスティーヴも治療していた。
恋人が目の前で殺されたのに一切動揺せず、レイたちと小屋に戻る為に外へ出て行った。
最後は夫が死んでも感情を乱さないヘレンと小屋を目指し、怪物に遭遇するも見逃された。
・スティーヴィー(演:グレッグ・フィンリー)
成金親子の息子。金儲けでウハウハな父親に連れられ、凍った湖で魚釣りを楽しもうとする。
グレッグ・フィンリーは代表作に『The Witch Files』、『Wasted』などがあります。
あくまで父親の金魚の糞として連れて来られているが、一応は一般的な常識を備えている。
薄い氷の上でトラックを走らせ、爆音のロックを鳴らす父親の迷惑行為に注意していた。
湖の怪物を釣り上げようとするが、逆に水の中に引き込まれて腕を切り裂かれ感染症に罹る。
最後はフラフラと外に出て倒れてしまい、そのまま水から出現した怪物に連れ去られた。
・スティーヴ(演:ドン・ウッド)
不動産によって成金となった男。大金を出して購入した移動式の小屋などを見せつける。
ドン・ウッドは代表作に『CanniBallistic!』、『Satan Hates You』などがあります。
自己中心的で他人の助言をまったく聞かず、息子が大ケガを負っても病院に連れて行かない。
レイたちの冷静な言葉を一切受け付けず、身勝手な行動をして息子のケガが重症化する。
息子が怪物に連れ去られ、ケガを負うと更に暴走して、一人で復讐しようと行動する。
最後はレイたちの制止を振り切って暗闇の中で暴走するが、あっさりと殺されてしまう。
感想
個人的な評価
本作はタイトルから『トレマーズ』シリーズみたいですが、残念ながら無関係となります。
しかも、ジャケットに示しているようなワニみたいな怪物じゃなく、寒い場所に棲んでいる半漁人でした。
恐ろしい見た目ならいいのですが、誰がどう見ても安っぽい半漁人のスーツを着た人でした。
ハッキリと映してしまうとギャグになってしまうので、暗闇と光を使ってごまかそうとしてもダメだとすぐに分かるぐらいヤバイです。
世界的に有名なマイケル・ルーカーが主演している事が本作最大のポイントとなっています。
低予算で限られた場所での内容になりますが、さすがにマイケル・ルーカーの存在感で間を持たせてくれています。
最初から役立たずな息子は途中で棒立ち要員になり、最後は暴走しようとしてその前に殺される無能なのは残念すぎた。
その代わりとして、なぜか息子の恋人がアジア系で医療の心得があって、そっちの方がずっと役に立っていたという。
結局、本作に登場する男たちは全滅するが、どいつもこいつも役立たずばっかりで、頼みのマイケル・ルーカーも無意味すぎる犠牲で終わってしまう。
生き残った妻と息子の恋人だが、二人とも大事な人を亡くしているのに、まったく悲しみの感情を出さない時点で半漁人より恐ろしいと感じました。
言葉が通じなくても、大事な人を亡くした女性たちの恐ろしさを感知した半漁人が殺さなかった理由だったのかもしれません。
最近はAmazonプライムがこのような作品を発掘して提供していますが、これは明らかに好事家以外は観ないような作品です。
いくら天下のAmazonと言っても、このようなゴミ映画に近い作品に我々のような好事家は喜ぶ反面、一般の人たちを巻き込むのは良くないと思います。