作品紹介
公開年月 | 2010/10/01 |
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ジャンル | ホラー/スプラッター |
原作 | なし |
監督 | アダム・グリーン |
脚本 | アダム・グリーン |
製作 | セーラ・エルバート、デレク・カール、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
メリーベスは家族とともにニューオリンズの湿地帯で狩りを楽しもうとやって来た。
しかし、何者かによって父と兄が殺され、メリーベスは近くに住む小屋に逃げ込むが、男は彼女を追い出してしまう。
そこでメリーベスはゾンビ牧師と呼ばれる男の元へ行くと、その殺人鬼を知った街の男たちは武器を手に討伐へ向かうのだった。
登場人物&出演者
・メリーベス(演:ダニエル・ハリス)
主人公。沼で脱出する寸前にヴィクターに捕まるが、反撃して逃げ出してジャックが助けた。
ダニエル・ハリスは代表作に『ハロウィン4/ブギーマン復活』、『ハロウィン/2007年版』などがあります。
聖ゾンビのオーナーに話しを聞くと、ヴィクターの素性と殺された理由を聞き出した。
父と兄の遺体を埋葬するべく沼に戻るとして、聖ゾンビから叔父を連れて行くよう言われる。
沼に到着して道に迷いながらも家にたどり着くも遺体がなく、ヴィクターの存在に勘づく。
最後は聖ゾンビを殺して油断したヴィクターの顔を斧で叩き潰し、トドメに銃で撃った。
・ボブ(演:トム・ホランド)
メリーベスの叔父。メリーベスの父とは親友のような関係で、亡くした事を悔いていた。
トム・ホランドは映画監督や脚本かとして活躍し、本作が俳優デビュー作となります。
聖ゾンビの話しを聞いたメリーベスに彼が詐欺師だと吐き捨て、ヴィクターは伝説だと主張。
メリーベスに頼まれて沼へ一緒に行くよう言われるが、彼女を心配して付いて行く事に。
実はヴィクターを死に追いやった三人の内の一人で、聖ゾンビが呪いを解く生贄にされる。
最後はトレントを殺したヴィクターに立ち向かったが、結局はバラバラにされて死亡。
・ジャスティン(演:パリー・シェン)
ブードゥー関係の商品を扱っていたショーンの双子の兄。代行でツアーを任させていた。
パリー・シェンは代表作に『CODE:GENE/コード:ジーン』、『ヴィクター・クロウリー/史上最凶の怪人』などがあります。
沼にヴィクターを狩りに行く聖ゾンビに言われ、街の狩人や漁師を集めるよう言われる。
街中の狩人や漁師を集める際、クッキーと店の宣伝をしていたが当然のようにバカにされる。
ずっと弟が遭難しただけだと思っていたが、メリーベスから事実を告げられると失禁した。
最後は聖ゾンビに説得されるが、逃げようとするもヴィクターに斧と電動ヤスリで殺された。
・バーノン(演:コルトン・ダン)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
コルトン・ダンは代表作に『レーザーチーム/俺たち史上最弱のエイリアン・バスターズ!』などがあります。
ジャスティンが配っていたクッキーが気に入り、集められた際の説明途中におかわりをする。
沼へ向かう船の上ではチキンとビスケットの歌を歌い、緊張感のカケラもない観光気分。
別行動をする事になると、みんな散らばってしまい、結局は無口なジョンと一緒に残った。
最後は真正面からチェーンソーを持ってきたヴィクターにジョンとともに股間から真っ二つ。
・ジョン(演:リック・マッカラム)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
リック・マッカラムは代表作に『セブン’09X/蘇る七つの大罪』などがあります。
参加した事を聖ゾンビから感謝されるが、特に反応もせずに寡黙な雰囲気で説明を聞いた。
沼に到着してからおしゃべりなバーノンとチャドに挟まれるが、一言「ノー」と言った。
最後は真正面からチェーンソーを持ったヴィクターにバーノンと仲良く股間から真っ二つに。
・クレタス(演:エド・アッカーマン)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
エド・アッカーマンは代表作に『消えた天使』、『フローズン』などがあります。
参加した事を聖ゾンビから感謝されるが、その挨拶代わりとして中指立ててヘラヘラ笑う。
沼へ向かう時、自分の船に乗って操縦するが、理由はエイヴェリとヤる為だという。
最後は襲われたチャドを見て逃げ、船を始動させるもヴィクターにスクリューで殺される。
・チャド(演:デヴィッド・フォイ)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
デヴィッド・フォイは代表作に『Take』、『Room 33』などがあります。
ヴィクターの伝説を知らないようで、周りの人間から危険なのかと聞くほどの無知。
沼へ向かう時、クレタスの船に乗って彼と話し、弟の名がスキップという残念な名前と語る。
最後はクレタスとワニ狩りしているところでヴィクターが来て、斧でアゴを砕かれて死亡。
・エイヴェリ(演:アレクシス・ケンドラ)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
アレクシス・ケンドラは代表作に『バレンタインデー』、『メガ・スパイダー』があります。
偶然にも来ていたレイトンを見つけて挨拶するが、結婚を決めた彼から冷たく拒絶される。
沼へ向かう時、クレタスの船に乗っていたが、下心を持っていた彼に冷たい態度を取る。
到着してからレイトンと一緒に行動し、結婚式を控えていた彼を誘惑してその場で始める。
最後は行為中にレイトンが殺され、逃げ出すもヴィクターに斧で股と心臓を刺されて死亡。
・レイトン(演:A・J・ボーウェン)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
A・J・ボーウェンは代表作に『ビューティフル・ダイ』、『サプライズ』などがあります。
500ドルの報酬で結婚式の準備金にするべく参加するが、前の女であるエイヴェリに遭遇。
沼へ向かう時、なぜかエイヴェリと別の船に乗っていて到着してから一緒に行動する。
別行動でヴィクターを探す事となり、エイヴェリと一緒に行くが彼女の誘惑に負けてしまう。
最後はエイヴェリとの行為中に背後からヴィクターが現れ、斧で首を刎ねられて死亡。
・トレント(演:R.A.ミハイロフ)
聖ゾンビが船の回収とヴィクター狩りの為に集められた狩人や漁師の一人として参加する。
R.A.ミハイロフは代表作に『悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲』、『パンプキン・ヘッド2』などがあります。
前科持ちで以前捕まった時は妻に逃げられ、その際に有り金を全部持ち去れてしまう。
ヴィクター狩りを聞いて一度は去ろうとするが、聖ゾンビの説得と報酬の上乗せで参加する。
実はヴィクターを死に追いやった三人の内の一人で、聖ゾンビは呪いを解く生贄にされる。
最後はヴィクターと対決して善戦するが、結局は足を折られてしまい、そのまま殺された。
・聖ゾンビ/クライブ・ワシントン(演:トニー・トッド)
ブードゥー関係の商品を扱う店のオーナー。ショーンは彼の部下でツアーを任せていた。
トニー・トッドは近年の出演作に『リベンジ・キラー』、『SUSHI GIRL』などがあります。
実は殺されたメリーベスの父とは幼馴染みで、ヴィクターの秘密をメリーベスに語った。
街中の狩人や漁師を集めると、伝説と化しているヴィクター狩りを切り出すも半分が帰った。
金儲けもそうだったが、ヴィクターの呪いを解く為に関わったトレントとボブを連れて来る。
最後は呪いが解けたと喜ぶが、ボブが叔父さんじゃないと知り、ヴィクターに殺された。
・ヴィクター・クロウリー(演:ケイン・ホッダー)
ハニー島で父親のトーマスと静かに暮らしていた。生まれつき醜い姿だが父親に愛される。
ケイン・ホッダーは近年の出演作に『ヴィクター・クロウリー/史上最凶の怪人』があります。
実は末期ガンだった母親を看病していた看護師と父親の間に生まれた子供で呪われていた。
トーマスが誤って殺してしまうが、復讐心によって蘇ってハニー島に来る人間を惨殺する。
狩りにやって来た聖ゾンビが率いる軍団を迎え撃ち、定石通りに一人ずつ丁寧に殺していく。
最後は聖ゾンビを殺すが、反撃に出たメリーベスに顔を潰され、トドメの銃撃をされた。
感想
個人的な評価
本作は前作から4年の時を経て続編が製作され、監督と脚本は引き続きアダム・グリーンが務めています。
物語はヒロインだったメリーベスがヴィクターに捕まったところからスタートします。
しかし、前作を観ている人ならば分かると思いますが、メリーベスの女優が代わっています。
続けて鑑賞していれば違うのは分かりますが、時間を置いてしまうと分からないほど似ている女優と交代しています。
前作ではちょい役だった聖ゾンビを演じるトニー・トッドが、本作でヴィクター狩りを仕掛ける大役を担います。
主人公的な立場だったメリーベスは、聖ゾンビの強烈なキャラクターのおかげで空気キャラと化してしまう。
それぐらいトニー・トッドの存在感が大きく、一見すると主人公のような立ち振る舞いです。
前作と同様に殺される為だけに登場する空気キャラが多いが、本作では殺し方のバリエーションが増えています。
あとは余裕があったのか殺しにもユーモアさがあり、特にチェーンソーで股間が真っ二つにされるシーンでぶら下がる金玉を魅せるという演出が良い。
どうしてもトニー・トッドの存在が大きかったが、ヴィクターに遭遇して生還した主人公のタフさが想像以上でした。
これにはさすがのヴィクターもビックリで、復讐心を糧にしたメリーベスの殺意は彼を上回っていました。
前作よりサービスシーンが減ってしまったのは残念ですが、それ以上に殺しのバリエーションを増やしたのは良かったです。
まだまだ続編があるので、今後はヴィクターがどのようになっていくか期待します。