作品紹介
公開年月 | 1991/11/16 |
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ジャンル | ホラー/スプラッター |
原作 | なし |
監督 | ジャック・ベンダー |
脚本 | ドン・マンシーニ |
製作 | ロバート・レザム・ブラウン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
時の流れで廃墟となったグッドガイ人形の工場で破裂して砕け散ったチャッキーの残骸を溶かし、製造機械にかけると甦ってしまう。
そして、成長して軍に入隊したアンディの居場所を探し出し、駐屯地に潜り込んだチャッキーは彼よりも少年兵タイラーに目をつけた。
チャッキーの存在を知ったアンディは、狙われるタイラーを守るべく立ち上がるのだった。
登場人物&出演者
・アンディ・バークレー(演:ジャスティン・ホーリン)
主人公。16歳となって里親を転々とする生活から決別するべく陸軍学校の入学を決断する。
ジャスティン・ホーリンは代表作に『ダーティハリー5』、『ダンジョン&ドラゴン』がある。
入学して早々にシェルトンから目をつけられるが、ひと目惚れしたクリステンに助けられる。
チャッキーがやって来てタイラーが狙われると知り、一人で解決しようとする失敗する。
戦争ゲームでシェルトンが実弾で倒れると、クリステンと遊園地にチャッキーを追っていく。
最後は遊園地までタイラーを助けに行き、チャッキーを扇風機に落として見事に倒した。
・タイラー(演:ジェレミー・シルヴァーズ)
戦闘機のパイロットだった父を持つ。陸軍学校ではアンディの同期となる黒人の少年兵。
ジェレミー・シルヴァーズは本作が長編映画デビュー作となります。
アンディへの届け物を持っていくが、中身がグッドガイ人形と知って勝手に開けてしまう。
新しい体となったチャッキーに器として狙われるが、その事をまったく知らずに遊ぶ。
ついに本性を現したチャッキーから逃げ出し、それでもしつこく追われる事になる。
最後は遊園地で逃げ回っていくが、チャッキーに捕まるもアンディのおかげで助かる。
・クリステン・デ・シルヴァ(演:ペリー・リーヴス)
陸軍学校の女子生徒。新入りだったアンディと意気投合し、射撃訓練をレクチャーする。
ペリー・リーヴスは代表作に『アダルト♂スクール』、『アメリカン・ドリームズ』がある。
ずっとアンディの事が気になっていて、夜中に校長の部屋に忍び込んで彼の資料を漁った。
そこにいたタイラーを見つけると、チャッキーに口紅を塗るも校長が来てさっさと逃げ出す。
戦争ゲームではチャッキーに人質となってアンディたちを誘い出す材料になってしまう。
最後はチャッキーに足を撃たれてしまうが、アンディに銃を手渡してタイラーを助けさせる。
・ホワイトハースト(演:ディーン・ジェイコブソン)
陸軍学校ではアンディと相部屋となったメガネをかけた少年兵。気弱でいじめられっ子。
ディーン・ジェイコブソンは代表作に『ジュニア』、『The Elevator』などがあります。
ずっとシェルトンに目をつけられ、イジメを受ける上に罵声を浴びせられるターゲットに。
自分からシェルトンの靴磨きを買って出るが、最後にツバを吐きかけて仕上げをした。
散髪を終えて忘れ物して戻ると、チャッキーがボトニックを殺しているのを見て逃げ出す。
最後はチャッキーの投げた手榴弾を見て、みんなを助ける為に体で覆って爆死した。
・シェルトン中佐(演:トラヴィス・ファイン)
陸軍学校の教官。上官という立場を利用して新入りや気弱な生徒を狙ってイジメている。
トラヴィス・ファインは代表作に『君だけを見つめて』、『17歳のカルテ』などがあります。
新入りだったアンディに目をつけて、届いたグッドガイ人形を勝手に横取りしてしまう。
アンディがチャッキーを始末しようと部屋に侵入し、それを見て生徒たちをシゴく事になる。
赤軍と青軍での戦争ゲームを取り仕切るが、アンディの裏切りだと思って厳しくしていた。
最後はチャッキーを見て驚いていたが、実弾が入った赤軍に撃たれてしまい死亡した。
・ボトニック軍曹(演:アンドリュー・ロビンソン)
陸軍学校では生徒の理髪を担当している。髪型について誰よりもこだわって厳しくしている。
アンドリュー・ロビンソンは代表作に『ダーティハリー』、『コブラ』などがあります。
生徒たちが食事している時に髪の毛を一人ひとりチェックして、散髪の日時を告げている。
ホワイトハーストの散髪している時、彼は軍人に向いていないとしてからっていた。
最後は隠れていたチャッキーを見つけると、散髪しようとして喉を切り裂かれて死亡した。
・コクレーン大佐(演:デイキン・マシューズ)
陸軍学校の校長。二度ほどベトナム戦争に行った経歴を持つベテランの軍人。
デイキン・マシューズは代表作に『ハモンド家の秘密』、『ビーン』などがあります。
入学してきたアンディの素性を知っているが、過去の出来事として彼を出迎えた。
グッドガイ人形を黙って抱えていたタイラーを見つけ、そのまま没収してゴミに捨てた。
最後は戻って来たチャッキーに脅されると、殺される前に心臓発作を起こして亡くなった。
・サリバン(演:ピーター・ハスケル)
グッドガイ人形の製造元「プレイ・パルス・トイズ社」の社長。会社が倒産寸前となる。
ピーター・ハスケルは代表作に『名犬ラッシー/宇宙は近いぞ、ラッシー!』、『ライディング・エッジ』などがあります。
グッドガイ人形の製造は停止していたが、ようやく落ち着いて生産の再開を決定させる。
最後は社長室で復活を遂げたチャッキーに襲われ、ヨーヨーの紐で首を絞められて死亡した。
・チャッキー/チャールズ・リー・レイ(声:ブラッド・ドゥーリフ)
連続殺人鬼。ブードゥー教の秘術によってグッドガイ人形に魂を移して転生している。
ブラッド・ドゥーリフは近年の出演作に『キリング・ショット』、『プリースト』がある。
アンディたちによって爆発四散させられたが、またしても復元されて復活を遂げる事に。
サリバンの社長室でアンディの行方を簡単に割り出し、郵送で陸軍学校へと送り届けられる。
タイラーが新たな器として相応しいと狙うが、何度も邪魔されてなかなか転生できず。
最後はタイラーを追い込むが、駆けつけたアンディに扇風機へ落とされてバラバラになった。
感想
個人的な評価
本作はシリーズの3作目となるが、主人公のアンディを演じたアレックス・ヴィンセントは降板しています。
その代わりとしてアンディ役にジャスティン・ホーリンが務めているけど、残念ながら前作までの勢いが完全に失っている。
本シリーズは子供のアンディとグッドガイ人形となった殺人鬼との戦いが魅力の一つだった。
しかし、本作ではすでにアンディは16歳と成長していて、どう考えてもチャッキーでは釣り合わなくなっている。
その為に苦肉の策として新たな器が登場するけど、それは違うような気がしてしまった。
前作ではチャッキーの本性である殺人鬼のキャラクターが上手く活かされたが、本作は明らかにクォリティーが低下している。
粗があまりにも目立ってしまい、ツッコミどころが満載でアンディ以外が全員マヌケに見えてしまうぐらいでした。
肝心のチャッキーも悪知恵が働いているが、本来の彼が見せるべき惨殺の仕方とは違ってガッカリさせられた。
やはり、狭い空間で小さな体を活かしながら神出鬼没で奇襲するのがチャッキーの魅力であるが、本作はそれを完全に無視している。
残念ながらマンネリ化を回避しようとして出演者を一新させたが、見事に思惑が裏目に出てしまった残念な作品となりました。