チャイルド・プレイ2　RE-388

作品紹介

あらすじ

バークレー親子とマイク刑事により葬られたチャッキーの騒動が公になり、売上が落ちていた製造元が当人の人形を復元してPRをする。
しかし、人形にはチャッキーの魂が残っていて、復活した彼は再びアンディ狙う事に。
一方、精神病院から児童保護センターに移されたアンディは、養子に出され、義姉のカイルと偶然グッドガイ人形を見つけるのだった。

登場人物＆出演者

・アンディ・バークレー（演：アレックス・ヴィンセント）
主人公。グッドガイ人形となった連続殺人鬼のチャッキーにより養子に出される事になる。
アレックス・ヴィンセントは代表作に『ウィンター・デイル』、『チャイルド・プレイ2』などがあります。
シンプソン家にやって来ると、過去との因縁を断ち切るべく新たな出発をしようとする。
チャッキーが戻って来た事を知ると、対抗しようとするも里親たちはまったく信じず。
体を狙われて追ってくるチャッキーから逃げられず、魂を移す儀式を強いられる事になる。
最後は工場に連れられ、チャッキーによる儀式を始められるがカイルにより助けられた。

・カイル（演：クリスティーン・エリス）
アンディがシンプソン家に養子として迎えられる前から引き取られている少女。
クリスティーン・エリスは代表作に『ディフェンスレス/密会』、『ピンク・ピンク・ライン』などがあります。
幼い頃から里親が何度も変わってきた経験を持ち、同じ境遇となったアンディを理解する。
シンプソン家とは絆を深めず金を貯めて独立を考えていたが、アンディと仲良くなる。
ジョアンヌが殺されてチャッキーに脅されると、施設にいたアンディの元へ向かわせる。
最後はグッドガイ人形の工場でアンディを助け出し、チャッキーを見事に葬る事に成功した。

・ジョアンヌ・シンプソン（演：ジェニー・アガター）
アンディの里親となった養母。アンディの境遇を知って同情して彼を養子として迎える。
ジェニー・アガターは代表作に『若草の祈り』、『アベンジャーズ』などがあります。
もう一人の養子であるカイルに手こずっていたが、それでも彼女の面倒を根気よくみている。
アンディの行動に問題が多いとして指摘するフィルと違い、素直な子供だとして認める。
地下室に行ったフィルが死んでいるのを発見し、アンディのせいだとして里親を辞退する。
最後は家に一人いるとチャッキーに襲われ、絞殺された状態でカイルに発見された。

・フィル・シンプソン（演：ゲリット・グレアム）
アンディの里親となった養父。アンディの里親として推薦を受けてジョアンヌの説得される。
ゲリット・グレアムは代表作に『ファントム・オブ・パラダイス』、『トイ・ソルジャー’96』などがあります。
素直なアンディに悪い気を持たないが、家のルールを厳しい態度で彼に教え込んでいた。
問題の多いアンディは手に負えないとしてジョアンヌに話すが、その意見には賛同されず。
最後は地下室へ行くが、チャッキーに襲われて階段から落ちた反動で首を折って死亡した。

・ケトルウェル（演：ベス・グラント）
アンディが転校してきた小学校の担任。悪戯されて授業を邪魔したアンディに目をつける。
ベス・グラントは代表作に『レインマン』、『ノーカントリー』などがあります。
プリントに下品な言葉が書いてあると知って居残りさせ、あとで説教しようとする。
最後はいなくなったアンディを探すが、隠れていたチャッキーによって惨殺されてしまう。

・マットソン（演：グレッグ・ジャーマン）
プレイ・パルス・トイズ社に勤める重役。チャッキーを修復させて噂を断ち切ろうとする。
グレッグ・ジャーマンは代表作に『目撃証人』、『リーマン・ジョー！』などがあります。
修復作業で作業員が感電してしまうと、サリバンの命令でグッドガイ人形の処分を任される。
最後は恋人の家に向かう道中でチャッキーが乗り合わせ、袋を被されて窒息死してしまう。

・サリバン（演：ピーター・ハスケル）
グッドガイ人形の製造元「プレイ・パルス・トイズ社」の社長。アンディの事件で悩む。
ピーター・ハスケルは代表作に『名犬ラッシー/宇宙は近いぞ、ラッシー!』、『ライディング・エッジ』などがあります。
アンディの人形事件に問題がないと証明するべく、チャッキーの人形を修復を命じた。
最後はその作業工程で作業員が感電してしまい、マットソンにグッドガイ人形を処分させる。

・チャッキー/チャールズ・リー・レイ（声：ブラッド・ドゥーリフ）
連続殺人鬼。ブードゥー教の秘術によってグッドガイ人形に魂を移して転生している。
ブラッド・ドゥーリフは近年の出演作に『キリング・ショット』、『プリースト』がある。
カレンによってバラバラにされ、マイクに心臓を撃ち抜かれるが、修復されて復活する。
マットソンを使ってアンディの居所を知ると、グッドガイ人形として乗り込んでいく。
アンディを追い詰めて魂を交換する儀式を行うとするが、カイルによって何度か邪魔される。
最後はグッドガイ人形の工場でカイルとアンディと対決し、

感想

個人的な評価

本作はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンに権利が移り、製作費が大幅に増えています。
そのおかげでグッドガイ人形であるチャッキーの表情も豊かになり、前作よりもセリフの量が増えています。
すでにグッドガイ人形に扮した連続殺人鬼のチャッキーの正体が分かっているので、冒頭からアンディを狙う分かりやすい展開となる。
そのおかげもあって、連続殺人鬼であるチャッキーの本性が終始に渡って描かれています。
あの笑いながら人を惨殺する姿こそ本物の殺人鬼であり、無慈悲で冷酷な惨殺をしていく姿こそ本来あるべき姿だと分かります。
さすがに予算が増えた事でチャッキーの表情が豊かになっただけじゃなく、そのキャラクター性もまた魅力的になっている。
あくまでチャッキーの目的は人間に戻る事で、それを叶えてくれるのはアンディだけだ。
だからこそアンディをしつこく追っていくけど、長く人形にいると人間に戻れないというリスクを抱えている。
なので、チャッキーも必死でアンディを追っているのが分かるし、その過程で邪魔する者を楽しみながら惨殺しているだけに過ぎない。
確かに『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』と比べてスケールは小さいが、本作は十二分にチャッキーというキャラクターを魅せていると思います。
前作では正統なホラー映画だったが、本作はアクション要素が加わって、個人的には比肩するほどの良作だと感じさせる作品でした。