ジュラシック・エクスペディション RE-2979

作品紹介

公開年月  2018/09/27
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ウォーレス・ブラザーズ
脚本  ジャコビー・バンクロフト、ジェフリー・ガイルズ
製作  ジャコビー・バンクロフト、アリエル・ブラヒフェルト
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

宇宙探査船が人類が生存できる可能性を示す惑星を発見した。
資源調査の為にジョン・メイソン中佐率いる調査隊が派遣される。
地表に降り立ったジョン・メイソン中佐たちに凶暴なモンスター恐竜が襲いかかるのだった。

登場人物&出演者

メイソン中佐(演:エドワード・ガッツ)
主人公。セックスはたった2分の早撃ち。偉大な父親を持ち、惑星調査の隊長に任命される。
エドワード・ガッツは代表作に『Spike』、『Snake Outta Compton』などがあります。
父親が暴力沙汰を起こして危惧されるが、隊長に任命されて早速と機械相手に暴力を振るう。
惑星に到着して現場の指揮を執るけど、他の隊員から信用されず反抗的な態度を取られる。
隊長としてルールを破って一人が感染で自殺し、もう一人は誤射して殺す無能ぶりを発揮。
最後はオーロラと調査をするも隕石で中断し、恐竜が探査船にいて自ら囮となって死亡。

オーロラ(演:ウィットニー・ニールセン)
新任の科学将校。女性型のアンドロイド。惑星調査の隊長に任命されたメイソンを危惧。
ウィットニー・ニールセンは代表作に『Heaven Burns』、『Mercy Christmas』がある。
惑星調査に同行する事となるが、早速と隊員たちから小バカにされる態度を取られる。
女が大好きな早撃ちのメイソンに色気のない無機質な体を見られても素っ気ない反応をする。
探査船で惑星の組成を検査し、明らかに感染しているセイトーに問題がないと結論を出す。
最後はメイソンと調査を続けるが、隕石で中断して恐竜の群れに襲われて対処した。

セイトー(演:イーサン・マクダウェル)
惑星調査隊のメンバー。レンジャー隊員。変なチューブがいっぱい出ているスーツを着る。
イーサン・マクダウェルは代表作に『ミリタリー・ステート』、『史上最高のパンツ一丁男』などがあります。
惑星に到着するまでオーロラの無茶な操縦のおかげで、着陸して気持ち悪くなって吐いた。
軽い冗談を口にするお調子者で、ナイフで遊んでいて思わず指を切ってしまうマヌケ。
メイソンと周辺を調査すると、黙って傷ついた指を水で洗ってしまい暴走する感染症を負う。
最後は検査をパスするも明らかに顔色が悪く、結局は暴走して自殺を遂げてしまう。

ボカ(演:アントーネ・トーバート)
惑星調査隊のメンバー。レンジャー隊員。サングラスのような義眼を移植している。
アントーネ・トーバートは代表作に『KARATE KILL/カラテ・キル』、『Soul Hunters』などがあります。
惑星に到着して早速と恐竜の遺跡を見ると、銃をぶっ放そうとしてメイソンに止められた。
反抗的な態度を取ったとしてロンドウに注意され、なぜか素直に聞いてメイソンに謝罪した。
セイトーが暴走して自殺すると、埋葬を提案するもメイソンが危険性を感じて火葬にする。
最後は大型恐竜を仕留めようとして失敗し、メイソンの前に現れて誤射されて死亡した。

ロンドウ(演:リンダ・ウォン)
惑星調査隊のメンバー。レンジャー隊員。目から頭にかけて黒く塗っている化粧をする。
リンダ・ウォンは代表作に『Truly Blessed』、『Snake Outta Compton』などがあります。
惑星に到着して早速と恐竜に似た岩を見ると、すぐに遺跡だとして素直に驚いていた。
メイソン中佐に反抗的な態度を取ったボカを注意して、謝罪するよう常識的な注意をした。
暴走で自殺したセイトーを埋葬するべきだと主張するが、メイソンの火葬に仕方なく従う。
最後はフェン大佐を見つけるが、自殺をした彼にトドメを刺すと恐竜に襲われて死亡した。

フェン大佐(演:C・J・ベイカー)
メイソンの叔父。メイソンを幼少から知っていて、彼を惑星調査隊の隊長に推薦した。
C・J・ベイカーは代表作に『Lights』、『ハンティング・ナンバー1』などがあります。
過去の惑星の調査に訪れたが、隊員の一人が突然発狂で目を抉られて今は眼帯している。
隊長に任命された直後に女を口説いてケンカしたメイソンに命を取り留めたナイフを渡す。
惑星調査の監督官として同行するが、異様な雰囲気を感じるも謎の光に吸い込まれた。
最後は恐竜に襲われて瀕死状態でメイソンに見つかり、暴走する前に彼の前で自殺をした。

感想

個人的な評価

本作は最近流行っている「ジュラシック」のタイトルが付いた低予算映画となります。
ほとんどが邦題で勝手に付けられているが、残念ながら本作は原題から「ジュラシック」が付いている作品となります。
基本的に本作は低予算映画なので、SFに必要な小道具はなんだか日本の特撮に出てくる幼稚なモノばかりです。
いきなり主人公が2分の早撃ちだと分かり、タバコを吸うなど惑星調査隊の隊長にはとても相応しくないように思える。
しかも、司令官が危惧していた父親の暴力沙汰とは無縁だと主張するが、バーで女を口説いて機械人間と揉めてケンカをする。
更に惑星の調査を始めると無能さを発揮して、あっという間に同行したレンジャー隊員たちを死なせてしまう。
最初から怪しい雰囲気しかない主人公だったが、明らかに調査隊の隊長として資格がない無能すぎてギャグに思えた。
同行したレンジャー隊員たちもコントみたいな衣装をしていて、未知の惑星という自覚がなさすぎて自業自得の死を迎えていきます。
唯一期待できそうな女性型のアンドロイドも、肌荒れが凄くてずっと気になっていて、基本的に探査船から出ずにルールをキッチリ守っていく。
当然のように無能な隊長のおかげですべてが台無しになるが、オーロラは調査を続けるべきだとしてスムーズに進めていく。
最初から無能な隊長や隊員じゃなく、オーロラを中心に調査していれば無事に終わったとしか思えない展開が始まります。
しかも、時間と予算がないので残った隊長とオーロラの調査がダイジェストという思い切った演出に別の期待を寄せる。
ラストは明らかに時間が足りず、主人公の隊長は囮になって恐竜に食われ、残ったオーロラがどうなるのか明確に見せず終わるというオチになる。
ちゃんと脚本を考えてから作っているのかと疑うようなクォリティで、なぜ終盤が駆け足になっているのか意味不明である。
何よりオーロラが最後にどうなったのか描かない意味が分からず、単純に思いつかなかったのか、予算が足りなかったのかと思うしかない。
「ジュラシック」が付く作品は基本的にクソばっかりだが、本作はその中でも群を抜くほどの酷さでした。