作品紹介
公開年月 | 2016/07/17 |
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ジャンル | ホラー/コメディ |
原作 | なし |
監督 | グレン・R・ミラー |
脚本 | スコット・マレン |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
エデン野生動物園は絶滅危惧種の保護を目的とし、動物たちのありのままの姿を見られる。
開園を控える中、診療所で治療を受けていた猿が発作を起こし、心臓が止まってしまう。
しかし、突如奇声をあげて蘇った猿は獣医に襲いかかり、駆けつけた警備員をも食い殺して外へ逃げてしまう。
すぐに職員たちは動物園を封鎖するが、園内はゾンビと化した動物に溢れてしまうのだった。
登場人物&出演者
・エレン・ロジャース(演:キム・ニールセン)
エデン野生動物園の研究者。祖父が動物園を創設。シングルマザーで園内の説明をする。
キム・ニールセンは代表作に『Amityville Terror』、『Escape from the Zoombies』などがあります。
祖父から受け継いだ動物園を盛り上げようとするけど、凶暴化した動物たちによって彼女の夢は見事に崩壊してしまう。
ギリギリまで絶滅危惧種の動物たちを思っていたが、やはり、人命が第一だと諦める。
最後の方まで無傷だったが、キフォの襲撃でようやく傷ついて、苦肉の決断を下す事になる。
・シーア・ロジャース(演:ララ・ネスター)
エレンの娘。クロスリバーゴリラのキフォとは幼馴染みで手話によって会話ができる。
ララ・ネスターにとって本作が長編映画デビューとなっています。
忙しい母親を理解し、誰よりもキフォの事を心配する子供とは思えない冷静さを持つ。
何より凶暴化したコアラに襲われた時、たった一人で倒すほどの強さも持っている。
・リジー/レスリー・ホーガン(演:アイオン・バトラー)
エデン野生動物園の警備員。独りになりたいという理由で高校に行っていない。
アイオン・バトラーは代表作に『Biotechnic』、『The Adored』などがあります。
動物園では警備員が不足していて、配属されたばかりだが、縦横無尽の活躍をする。
行動派のように見えて、実は高いところが苦手であり、思っていたよりも頼りなかった。
主人公のようで主人公じゃない点は、活躍が中途半端すぎたところだろう。
・ゲージ(演:アンドリュー・アスパー)
実習生。一番動物に興味があって写真を撮っていた。エレンの助手として園内にやって来た。
アンドリュー・アスパーは主にテレビドラマシリーズで活躍し、映画にも出演しています。
なぜか一人だけスーツにネクタイという場違いな格好だが、まさかの活躍をする。
何かと噛まれたり、殴られたりされるが、なぜか最後には頼りになる人物になっていた。
・アンバー(演:ブリアナ・ジョイ・コーマー)
保護観察中。祖母が多額の寄付をする最大の支援者。本来動物園にまったく興味がない。
ブリアナ・ジョイ・コーマーは代表作に『Chatterbox』、『Nune』などがあります。
最初からバカ丸出しだが、動物たちが凶暴化してからはバカすぎる行動をするバカ女。
一人だけ出し抜いて逃げようとするバカ女が死ぬ瞬間はとても気分がスッキリする。
・AJ(演:アーロン・グローブン)
実習生。体育会系で体格が良い。霊長類について知りたいという見た目と反した設定。
アーロン・グローブンは61作ほどに出演し、スタントマンとしても活躍しています。
意外にもしぶとく生き残っていたが、ジップラインから落下して死ぬという残念な最期。
感想
個人的な評価
みんな大好きアサイラムが製作したゾンビ映画。
もちろん、配給としてタッグを組むのはアルバトロス・フィルムとなります。
まさに黄金のタッグによるゾンビ映画は、いろんな意味で期待させてくれます。
ただ、アサイラムの作品というのは序盤では期待させられるが、中盤以降はグダグダになるというパターンがあります。
しかし、本作はゾンビを題材にしているせいか、意外にも最後までちゃんとしている。
もの凄く面白いというワケではないし、CGもかなり荒いけど、アサイラムにしては気合いが入った作品でした。
当然ながら劇中の登場人物たちは基本的にバカなので、頭の悪い行動をワザとやります。
それに死亡フラグもしっかりと立てているけど、意外な人物が活躍するのは面白い。
どう見てもすぐに殺されるようなヤツが最後に頼もしくなるのは意外であった。
相手は爪や牙を持った動物なのに、自分から肌を多めに露出するのもセオリー通りです。
あとは頼りになりそうな警備隊長が早速とケガして、役に立たなくなるのもセオリー通り。
基本的に『ジュラシック・パーク』を強く意識した作りなので、アサイラムなのにちゃんとしている理由になっているだろう。
ただ、アサイラムなので予算がないのは当然だから話しは小さくまとまっています。
これが『ジュラシック・パーク』並みの予算があれば、もっと面白いモノが作れたはず。
それでも、アサイラムとして考えれば、本作はなかなか良かったと思います。